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司法書士による過払い請求、債務整理の実況中継

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萩2696

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2010.05.07
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「非常識な裁判官」のその後です


 以前(3月23日)の記事で紹介した「非常識な裁判官」について、その後の展開を書か

せていただきます。なお、今回のブログは、所長に代わりまして、司法書士・伊藤が担当

いたします。



 前回期日で、こちらと業者側との提示額に差(約20万円!)があったために和解がまと

まらないと見るや、「依頼人本人を連れてきなさい!」と言い出した裁判官。

こちらも代理人として立っている以上、いくら裁判官に無理強いされても、さしたる争点も

ない事件で、大幅に減額しての和解に応じることはできません。



 前回期日の「本人連れてきなさい」騒動の経緯を依頼者本人に伝えたところ、

「ひどい裁判官ですね。私はそんな額で和解できません。なんなら一筆書きましょう

か?」と呆れた様子。



 そこで、依頼者の言い分(1、減額しての和解には応じられない 2、こちらの提示額で

和解できなければ判決を求める)を書面にして「陳述書」として裁判所に提出し、念のた

め、相手側の業者にも同じ内容の書面を送りました。



 そして迎えた期日当日。すでに「陳述書」を読んでいたものの、前回同様、相手業者は

依頼者の希望額では和解できないとの返事。もう判決しかないか。

裁判官の言葉を待ちます。



裁判官「被告としては、陳述書を出されても、提示できる額が変わる訳じゃないんだよね。

原告代理人も依頼者本人を連れてくる意思がないようですので、期日を続行します」

と和解不成立のため続行を宣言。



 さらに裁判官の嫌味は続きます。

「原告の和解提示額はほとんど判決と同じじゃない! もっと歩み寄れないの?」 

「原告の依頼者本人も今日で終わることを期待してたと思うけどね。これでまた解決が

延びちゃった!」



 減額での和解はしないというのが依頼者の意向であると伝えたにもかかわらず、またチ

クリとやる。続くやりとりでまた一悶着ありました。


  裁判官 「原告は被告の答弁に対して何も反論してないよね?」

        「反論の書面を出してください」

   私   「反論は被告の主張を予想して、あらかじめ訴状に書いてあります」

        「今回は特に争点もない事件ですので、反論は訴状のとおりで十分です」

        私のこの言葉を聞くや、裁判官の顔色が変わりました。

  裁判官 「相手の答弁書や準備書面を見る前に、あらかじめ主張しておくなんておかし

        いでしょう。訴状を出しただけで終わりにするつもりですか!」

    私  「相手方の主張をいつも決まっています。後の書面を見ても、訴状に書いた

        内容で十分です。こちらとしてはこれ以上の反論はありません」

 

 これは実際そのとおりで、通常の裁判官であれば、今回のようにさしたる争点もない

事案について、(当事務所作成の場合ですが)訴状以外に追加の主張を要求することは

一切無く、(早ければ1回目の期日で)そのまま結審となります。



 しかし、この裁判官は、「他は知らないけど、私は認めません。とにかくまた書面を出し

てください」の一点張り。今回は3回目の期日でもあり、こちらの書面(反論)提出を促すの

であれば、前回期日でもできたはずなのだが...と思いつつも、とりつくシマがないので、や

むなく続行を受け入れました。



裁判官、最後に念を押すように

 「とにかく次回、ちゃんと書面を出してくださいね」と繰り返して言った後に、続けて一言、

 「もしくは依頼者本人を説得するかだね」.........、。

 やはり言いたかったのはそれですか。よっぽど依頼者本人の希望を曲げてもらいたい

ようです。



 いくら裁判官が強いたとしても、代理人として、さしたる争いもない事件で20万円も減額

しての和解を依頼者に無理に納得させることなどできません。この裁判官とも、もう少しお

付き合いをすることになりそうです。



                         マイサイト過払い請求・債務整理の手引き

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Last updated  2010.05.08 13:52:05
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