テーマ:食べ物あれこれ(49900)
カテゴリ:料理・パン焼き・菓子・食材
いただいた、落ちリンゴ posted by (C)solar08 娘夫のお義父母さんから、庭に落ちたリンゴをたくさんいただいた。 「中から虫が出てくるかもしれないよ」と言われたけれど、そんなのはへっちゃら。 虫がいるのは、リンゴがおいしい証拠、農薬がない証拠。 上の写真の大きな茶色のリンゴはボスコップといって、酸味が強く、ケーキに好んで使われる品種。 リンゴのタルトを焼くとき、いまだに解決できない難点は、生のリンゴ、つまり下煮をしていないを下焼きしていないタルト生地にそのままのせて焼くと、リンゴから出る汁でタルト生地が柔らかくなってしまうこと。 パリッとした生地にならない。 タルト生地が厚ければ、この問題もいくらか解決するのだけれど、厚いタルトは食べずに残す人がいるので、これはもったいない。 それに、私も生地がごく薄くて、パリパリのタルトが好き。 ドイツのネットで探していたら、「フランス風アップルタルト」のレシピで、いかにもフランスのお店で売っているような、パリパリに焼けた薄い生地のアップルタルトが見つかった。 (ここをクリックすると、レシピと写真が見られます。ドイツ語ですが、ページの下の方にはヴィデオもあって、作り方がよーくわかります。) 小麦粉と小麦粉の3分の2の重さのバター、砂糖少量、塩ちょっぴりをフードプロセッサーに入れて、一秒動かしては止めという作業を繰り返すと、バターが粒々に細切れになって粉にまぶされるんだ(当然なのに、今までやってなかった)。 そのあと、水少々を入れて、また同じ作業。 まとめてから冷蔵庫で30分ねかせた。 オーヴンシートの上にこの生地をうすーく、厚さ3ミリ以下にのばして、その上に、たくさんのリンゴを皮をむき、ごく薄切りにして、一塊ごとに立てて並べる。レシピにはリンゴ2キロと書いてあったけれど、そんなにのせられなかった。1キロ半弱。 溶かしバター少々を表面に塗り、スプーン3杯ぐらいの砂糖をふりかけて、200度に予熱したオーヴンで45分焼いた。 タルト生地の下側(コンベクションのオーブンなので、下火が弱いような気がするので)が良く焼けてくれるように、タルト型などには入れず、バゲットを焼くときと同じように、予熱で熱した銅板の上に、オーヴンシートごと生地をそのまま置いて、焼いた。これが良かったみたい。 ずっと200度のままにしたので、リンゴの表面がこげはじめた。いつもはここでビビって温度を下げてしまうから、生地がやわらかくなるのかも、と思って、「心を鬼にして」上側をアルミフォイルでおおっただけで、焼くのを続けた。 リンゴのフランス風タルト posted by (C)solar08 焼いている間に、むいた皮と芯に砂糖たっぷり入れ、水をひたひたにそそいで、30分煮込み、ザルでこしてからさらに煮詰めて、ドロドロのリンゴシロップを作っておく。 焼けたタルトのあら熱がとれたら、表面にシロップを塗る(アンズジャムを塗る代わりのような感じ)。 これまでで、一番フランスのに近いアップルタルトが焼けた。 生地は薄くて、底もパリパリで、ちょっとパイみたいになった。 うれいしのは、このレシピなら卵やミルクが必要ないこと。 材料は粉、砂糖、バター、水、リンゴだけ。 ただね。リンゴの酸味が強いので、100gの砂糖で作ったシロップでは足りないぐらい酸っぱい。 ヴァニラアイスとか生クリームを添えて食べれば、おいしいはず。 次回はこんなに酸っぱくない品種のリンゴで作ってみよっと。 リンゴのフランス風タルト posted by (C)solar08 本当は今、難民のことばかり考えてるのに、なんでケーキの話になってしまったんだろう。 お気に入りの記事を「いいね!」で応援しよう
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リンゴを立てるというところにミソがあるのですね。
美味しそうに焼けました! 紅玉より酸っぱいリンゴなのでしょうね。 それは、それで美味しそう~ 最近は、甘いリンゴばかりなので。 今年はアップルパイに挑戦だわ♬ (2015/09/07 04:07:02 PM)
リンゴを立てて並べると、たくさんリンゴが詰め込めます。
今回、皮がパリッと焼けた原因の一つかもしれません。 この品種は味が濃いのですが、酸味がとても強いので、生で食べるには向いてなくて、ケーキとかジャム・ムース専用です。 甘いばかりのリンゴは食べてもおいしくないですね。 アップルパイのアップ、楽しみにしています。 このレシピも試してみてください。 (2015/09/07 04:13:39 PM)
最近は乳脂制限もあってケーキの類は殆ど食べることが無くなりました。
でも、根本的にリンゴコンポートやアップルパイで育ったような体なので、美味しそうなタルトに舌も胃も魅了されて疼きます。 ドイツ国民の難民を迎える入れる大きな優しさ…寛容、人間愛、胸が熱くなります。 それを見るほどに、日本政府の戦争に突き進もうとする姿勢・感覚の腐敗が怖ろしいです。 (2015/09/08 08:26:52 AM)
乳脂肪制限があって、お好きなケーキも食べられないとあっては。
わたしもケーキを焼くのは減らすように努力していますが、リンゴの国ですから、あちこちにリンゴの木がありますし(家の庭にも)、品種もたっぷりなので、リンゴのケーキばかり食べています。 ドイツはヨーロッパの中では「金持ち」なのと、二次大戦の罪の意識が強いおかげで、これまでのところはひとまずは難民を受け入れていますが、ここ数日、毎日数千人が入ってくるので、「ようこそ」の意識がどこまで続くか。自治体は貧しいのに、難民センターを設置しなければならず、四苦八苦しています。 一方では毎日、今日もですが、難民を受け入れようとしている建物に放火されています。「なんでドイツ人の生活保護受給者以上の扱いをガイジンが受けるんだ」というひがみや、難民が入ってきたら犯罪が増えるのではないか、という根拠のない不安も広がるからです。長期的には、ヨーロッパやアメリカその他が金を出して、難民が発生する地域の近くに、ちゃんとした受け入れセンターをつくるほかないのですが、どこの国も及び腰です。 今回の難民問題は、戦争や侵略や植民地的な扱いをすると、そのあとにこういう大事態が起こるということを見せる良い例だと思います。 (2015/09/08 07:31:53 PM)
後ほど、メールで連絡します。
(2015/09/08 07:35:11 PM)
solarさん
こんばんは。 記事は前に拝見していました。 杏の梅漬け(っていうの?)作ってみたのですね。 ジューシーだとは思いますが、いかんせんワタシは梅干しが あまり得意でないので、相変らずそのまま瓶に入れっぱなし。 ペーストにして料理に使ってしまったほうが良いかしら? とは言え、子供たちも梅干しが苦手だし。困ったなー。 フランス風・・ビデオ観ました!美人だな~とか、IHコンロ? 凄くお洒落なんだーとか、そんなとこにも感心しつつ。笑 これは美味しそう!!!! そちらのリンゴ、とにかく酸っぱいんですね。きっと食べたこと無い酸っぱさなんだろうなぁ。 紅玉なんて比じゃないでしょうね。 うちの庭のリンゴ。これも酸っぱい。でも生でも酸っぱさが美味しいのですが、これでまず小さ目の作ってみたくてウズウズしてます。 作りたいもの沢山で時間がもっと欲しい!! 今日のニュースで、欧州以外の国も難民を受け入れると言われていました。 チリやブラジル、オーストラリアなんかも。 そしてアメリカや日本も考えるべきだと何処かの大統領が言われてましたっけ。 いずれ北の独裁国から沢山の人がやってくる気がしてならないんですけどね。 (2015/09/09 08:52:18 PM)
杏の梅干し、塩を15%にしたのに塩辛くなりました。
アメリアさんのように12%にすればよかった。 3週間漬けたあと、一日天日で干してから火にかけてペーストにしました。おにぎりに入れたらどうかしら(まさ食べてません)。 このタルト、おいしいですよん。ぜひ作ってみてください。 皮を砂糖で煮るプロセスは省略して、杏ジャムのナバージュでも良いみたいです。 ドイツのリンゴといっても色々あって、甘いのも(フジとかデリシャス)、甘酸っぱいのもあり、このボスコップだけがとても酸っぱいのです。でも味がとてもいいです。 ドイツは難民でいっぱいのはずですが(今年末までに80万人が入ってくるとか)、ぜんぜん接触することがないです。 センターとかに閉じ込められているのかな。 欧州だって受け入れているのはドイツとスエーデン、オーストリアぐらいで、あとの国は拒否しています。デンマークはなんと昨日、高速道路や鉄道、フェリーをドイツとの国境地点で閉鎖してしまいました。難民はデンマークでなく、スエーデンを目ざしているのですが。難民をのせたボートがアフリカから到着するイタリアやギリシャも苦労しています。 地球という船に人間がみんなで乗っている以上、どこかで誰かが助けるほかないのですけどね。 自分がいかに運が良く生まれついたか、しみじみ感謝しています。 (2015/09/10 09:31:23 PM) |
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