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鶏が口だけでも飛び立ちます

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2007.05.15
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カテゴリ:

脳と仮想
Amazonで購入
livedoor BOOKS
書評/サイエンス


NHKの「プロフェッショナル 仕事の流儀」のパーソナリティとして出演して
いる、茂木健一郎氏の評論文である。この本は小林秀雄賞を取っている。
すごく頭のいい人であり品のある人だ、何か自分とは全く別の宇宙人の才能
を持っている人だなとテレビを通しても本を読んでもわかった。
在野のだらしなく塵に埋もれた私はドンキホーテのように立ち向かうことに
しよう。

時間をかけてゆっくり読んでいるので、まず前半を読んだところで評論と感
想を書こうと思う。


この本は読みやすくしかも深い内容だ。
小林秀雄の評論は高校時代や大学受験のときに悩まされた文章である。簡潔
でありながら深く切り刻んだ内容で、文章を楽しむ「文楽」ではなく「文
学」という楽しみのない闘いの世界であることを私の心に打ちつけた。この
本は脳と仮想(バーチャル)について科学的に取り上げたのではなく、文系
的に哲学として取り上げた本である。

私は「脳」についてサイエンスとして掘り下げていくということを「かつ
て」目指した一人として、引っかかるところがある。

たぶんそんなことを大先生に歯向かっていく人はまずいないと思うから、
まったく何も後ろ盾がなく失うものがないものが言えるのかもしれない。

「クオリア」ということについては本を読みながら、なんだろうと考えてい
た。脳の中で感覚を受容するモノ(単位)という意味で捉えているように思
う。私たちが外界と接するときは五感を通して情報を得る。また「クオリ
ア」というモノがあれば、他のクオリアから情報を得る。外部と内部の双方
から情報を得て、そこで何らかのことをして、筋肉を動かす。身体を動か
す、もっと感覚を得るように眼球を動かしたり、手足を動かしたりする。


私たちが脳で感じるものは、実は仮想である。
私たちが見ている世界は、仮想である。
現実とは同じ情報を共有しているが、異なるところもある。
それは私たちが五感を通して得ている情報は限りがある。外界の全ての情報
を得ているわけではなく、一部の情報を得てそれを脳の中で仮想の世界観を
作ってみている。私たちが真実だと思っているものは実は仮想の世界である。

それは、外界の世界にある情報を五感を通して全て得ることが脳の処理能力
から無理である。そのため端折る。重要な情報だと思われるものを逐次細か
く処理して、それ以外の情報は過去の経験などで得たもので省略して捉え
る。そのため私たちはしばしばモノを間違ってみてしまう錯視や間違いを冒す。

著者は丁寧にいろいろな事例を入れながら説明してくれる。
科学だと図や実験結果を入れながら説明をしようとするが、著者は小林秀雄
の文章やたけくらべからわかりやすく実感を伴うように説明してくれる。著
者の文章力には恐れ入った。

ただ「クオリア」という言葉は、宗教論争と関わらないようにしているよう
に思える。人間の意識や根本というものは霊的なものであるという宗教は多
く、それに楯突かないための考え方だと思える。科学者は、まず第一に対象
を単純なものと考える。人間を対象にして考えたとき、単純なものとして考
え始めて最終的に単純なものとして説明することを目指す。するとあるとこ
ろで、人間というものは崇高なものであるという考え方とぶつかり、そこで
思考停止をしてしまう。

「クオリア」という言葉は宗教でも科学でも、それ以上の分析は後人に任せ
ておき、そこに至るまでは全力で科学を進めていこうという言葉に他ならない。


最後に「数学」は仮想の産物であると書かれているが、著者と見解が異な
る。数学は確かに私たちの頭の中で生まれた世界である。さまざまな定理や
方程式は現実にあるものと違い、頭の中で生きているものかもしれない。

しかし、物理と数学は似ていて異なるところがある。
物理は私たちが目の前に見ているモノを分析する。私たちが現実にあると思
うものだ。この世の中にあるモノについて、それはどういった原理原則から
成り立っているのかを発見していく。

数学は私が目の前に見ているモノだけではない。
見ている私たちが人間でなくても、この世界に生きていないとしても存在す
るものを発見していくことだ。他の星に住む宇宙人も数学上の同じ定理を共
有するだろう。例え、4次元の世界や8次元の世界にいても、数学上の同じ定
理を発見するだろう。どの世界でも普遍なもの、それが数学の世界である。

著者は数学が仮想の世界といったが、もし私たち自身の存在が仮想であって
も数学の世界は現実である。







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Last updated  2007.05.16 12:13:33
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