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カテゴリ:花のある街
東京って緑が少ないためか、広いお庭がなくっても玄関先に大きな鉢が置いてあり、見事な花が咲いているってお宅やマンションが多い。 大きなお屋敷のお庭は門や垣根でお庭は見えないが、開放的なお宅もあって、ひと様のお庭で季節を感じている。 今日も職場のすぐ裏のマンションに訪問。何とマンションの玄関の前にゴージャスな椿。訪問の前にカメラを出すのはためらわれて、とりあえずお仕事をして、でも1時間の約束のところケアに時間がかかり1時間半かかってしまったのだけど、仕事帰りにパシャッ。 こんなゴージャスな椿。お名前は分からないけど、スゴイ。 横顔はこんな感じ。 椿の花弁は傷つきやすいようで、色の薄い椿は花弁の傷みが所々にある。 作出者のご苦労を綴ったエッセイのようなものはあるのだろうか。
午後の訪問の途中で、門の上に満開の椿。望遠機能はないカメラなので、上手にはとれなかったけれど、この椿も複雑な構造。 霧雨の中、午後5時過ぎだったこともあり、今一つピントが合っていないけれど、息を飲むような美しさ。ご近所にこんな椿があったなんて去年まで気がつかなかった。 事務所に戻り、所長に帰りを待っていると、急性期の大病院の退院調整ナースからの新規の訪問看護の依頼の電話。 緩和ケア病棟か在宅緩和ケアかどちらを選ぶかと、医師が説明したところ患者さんもご家族も在宅ケアを選んだそう。大腸がんの肺多発転移。私たちのステーションで訪問看護を引き受けたら、今週の土曜日でも退院をしたいとのこと。まだ60代前半の女性。 病気に対しての説明はご本人にもされているそう。今はトイレにも歩いているような体力があるそうだがそれも時間の問題だという。 在宅ターミナルの患者さんはこれからもどんどん地域に帰っていらっしゃるんだろう。 昨年、何例かのケースをまとめてみたが、疼痛と症状のコントロールがとっても重要なポイントだと思う。医師の訪問診察は時間をかけても30分くらいが限度だろうが、訪問看護はケアをするので平均して1時間くらい。その分、患者さんの症状の変化やお気持ちの変化に対しても受け止めやすいと思う。 じっくりお話を聞きながら、丁寧なケアができるようになりたいものだ。
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