校正をしているところです。
写植の位置・大きさやトーンの濃度、トーン・ベタの抜け
などなどチェックします。
抜けに関しては気を付けてるつもりでも
ごっっそり抜けていることがあります。
見付けた瞬間、自分に失望するのは言うまでもないよ！

このページの場合、
1コマ目（回想シーン）には内枠の外にベタを入れる
という縛りがあったはずなのに丸々入れ忘れています。
あと、伝令で来たおいちゃんの服が真っ白。
見直しの時間、そして修正する時間はしっかり取るべき
と思い知らされる。



表紙の制作を始めました。
まずは下描き。
今回は前回の話の「補遺」という位置付けなので
前回と似たテイストの絵にしようと考えていました。

で、思い付いたのが「お姫様抱っこ」です。
前回は「お米様抱っこ」だったからね。
後で知ったんだけど、
抱っこされているのが男子だった場合、
「王子様抱っこ」とも言うんだって。
ヲタクの世界は深遠ですのう。

前回同様、だいたいの形を青いシャープペンシルの芯を使って描き、
細かい所は黒の芯で描いて行きました。
直垂姿同志のお姫様抱っこの資料はないので（ないよね？）
水着姿の男女モデルさんのポーズ集を見ながら描いています。
体の線が透けてると殊更にスケベな絵に見える気がする。



ペン入れを始めました。
いつも何となく指とか耳とかから描き始めるんですが、
烏帽子の中央付近から、なんてこともあります。



だいたいのベタをアナログで済ませておこうと
せっせと筆ペンで塗りました。
ちびてない新しい筆サイコー！
しかし、後で気に入らなくなってデジタルで直した。
思ってたのとなんか違ってたのだよ。



トーンとタイトルを入れてこんな感じです。
背景の絵巻風の雲は
「グラデーショントーン＋削り」で処理することにしました。

数バージョン考えたんですよ。
「真っ白のままでもいいんじゃないか」とか
「砂目トーン＋削り」とか
「砂目トーンでカケアミブラシ」とか。
結局、一番最初に考えたのにした。
……急いでいる時ほど遠回りしてしまうことってあるよね。



次回、ファイナル！！！
製本！そして青海へ！！
（※「チンハイ」ではなく「あおみ」）