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カテゴリ:国家試験
(続きです)
具体的な解き方は? 問題を読んで解く。じっくり考えて解いてもいいですし、わからなければ、すぐに答えを見ても良いかと思います。その後、解説を読む。そのとき、線を引くのも良いと思います。解説を読んでわからない部分は、この勉強開始時点では、深く追求しなくても良いと思います。この100題(~200題)をまず解く段階では、"ある程度"(←これが難しいですが)の理解までで留めておいて、同じ問題を2回目以降に解く時に、じっくり解説を理解していけばよいと思います。この"ある程度"というのは、結局、時間との兼ね合いです。じっくり解説を読んで理解して、わからない部分を調べたり、暗記したりしても、4月中に100題(~200題)終わる人であればいいですが、そうでなければ、4月中に100題(~200題)終われるくらいの時間のかけ方が良いと思います。 解いた問題に日付をつけておくと、「これだけやったんだ!」と、後で自信やモチベーションにつながることもあります。 この国試過去問100問(~200問)を解く順番は? 第9~11回の国試過去問の本では、1年間200問×3年=600問あります。そのうちの100問(~200問)ですから、第11回を解いてもいいですし、まだ、授業でならっていない科目はまずは飛ばしてもいいかと思います。 基本的に解く順番はどうでもいいと思いますが、専門科目の失語症・高次脳・聴覚系は、取っつきやすいです。逆に、基礎科目の生理学・病理学・内科学などから始めると、少し取っつきにくく、挫折しそうになることがあります。 どのようなペースで解いていきましたか? 一例としては、1日5~10問を目標にする。時間がない日は、少しでもなじみのある教科(失語症、高次脳、聴覚など)を解いたり、その時期の授業に関連する範囲を解いて、時間を節約する。少し時間がある時は、苦手な教科などを実施する。とにかく、目標にした1日の問題数を達成できるように解いていく。 最近の問題より、第1回の国試問題が優しく、始めるのには第1回の問題が良いと聞いたのですが? 確かに、第1回は基本的な問題が多いようです。ですので、国試に慣れる意味でも、第1回の問題をまず解くのも良いかと思いますし、第1回の過去問をまず解くようにすすめる人もいると思います。 ただ、「過去3年間(できれば5年間)の問題を繰返し解くのがいい」と学校の先生がおっしゃっていたこと、出題傾向は年々少しずつ変わってくるので、やはり近年の過去問の方が重要ということ。第1回を解いてから、第9~11回の問題を解ける人は、その順番で解くのが理想的だとも思いますが、多くの問題を解く自信の無い人は、第9~11回の問題から解いていくのが良いかと思います。 陥りやすい悪いパターンは? どのような勉強方法がいいか考えることに時間がかかり、なかなか国試勉強が始められない。 国試の過去問を"丁寧に"扱いたいために、自分なりの勉強方法を確立させてから、国試過去問に取り組もうとして、なかなか、過去問を解き始められない。 国試の過去問を「実力テスト」として実施したいと思い、教科書や1年次の復習をまず行ない、それに時間がかかってしまう。そのため、過去問を解き始めるのが遅くなる。また、国試にはあまりでないところも勉強してしまい、効率が悪い勉強となる。 お気に入りの記事を「いいね!」で応援しよう
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