柿右衛門 渋くて華やかで
水戸京成百貨店にて「追悼 人間国宝 十四代 酒井田 柿右衛門展」が行われており、見る機会を得ました。タイトルの通り、本年6月15日に亡くなった十四代柿右衛門の追悼展です。70点ほどの作品が展示されており、土曜日ということもあり賑わっていました。たまたま誘われただけで正直、今まで全く興味が無かったのですが、良かったです。乳白色の磁器にさりげなく、それでいて艶やかに描かれた草木は、そこに器を通して自然の中を覗いているような感じに思えました。この作品が似合う空間はどんな所だろうかと想像するのも楽しいです。作品と言っても商品でもあります。高額なものは600万円、小さいものでも40万円といった商品でしたが、7割がた売約済みの印が着いていました。景気回復云々はどうか知りませんが、良いものはそれなりにお金を出しても欲しい方がいるものです。歴史と伝統、ブランド、技術、それぞれが素晴らしいから価値があるのでしょう。作家物,高級茶器,趣味の器,名工の器,肥前陶磁器,伝統工芸,ギフト,伊万里焼有田焼 14代酒井田柿右衛門 作色絵 牡丹文湯呑(M-1379)