監督・選手が変わってもなぜ強い?/・藤井純一
【送料無料】監督・選手が変わってもなぜ強い? [ 藤井純一 ]価格:777円(税込、送料別)私は20年以上日本ハムファイターズのファンです。そのころと比べると北海道に移転してからのファイターズは人気、実力とも目覚しい改善があります。著者は2006年から北海道日本ハムファイターズの球団社長をされている藤井純一氏Jリーグのセレッソ大阪でも事業本部長として経営改革を実現した実績をお持ちです。この本はタイトルだけ見ると精神論か、経営的観点だったとしても組織論かな?という印象でした。しかし、その実はプロ野球球団運営の改革とも言えるような経営戦略の実例になっています。特にマーケティングにおいて画期的な成果が示されています。スポーツは大抵自分のために頑張るものですが、プロになると見てくれるお客様がいかに満足するかが最重要課題になります。選手は自分の名声だったり、報酬だったりというインセンティブを得ること、球団にとって見ればお客様に喜んでもらって収入につながること。この両方のベクトルが一致しなければなりません。そのためには球団としては「儲けること」が絶対的に必要になります。かつてはプロ野球球団自体は赤字があたりまえで、親会社の広告宣伝費としての意味合いしかなかったようです。しかし、マーケティングの視点にたって戦略を展開することで、球団本体で収入をあげていく戦略がたくさんあることがわかります。例えば、長期的に経営を安定させることを考えると高額な年俸で大物選手を連れてきても、チームへの帰属意識が薄いですし、ケガをすれば終わりです。それよりはドラフトで獲得した選手をじっくりと育て、そこそこ活躍する選手の層を厚くし、チームとして安定した成績を残せるようにした方が、長期的にファンが増えていく事につながります。中田翔選手や斎藤佑樹選手などドラフトで注目された選手も入団していますが、そんな時に大口のスポンサーを獲得するのではなく、小口でも長期的に応援してくれるスポンサーを多く集めることに主眼を置いているようです。長年見てきて、チームとして日本ハムファイターズの進化は目覚しいものを感じていました。この本で、球団経営としての改革を学んだことで、一層ファイターズが好きになりました。そして、ファイターズファンならずともマーケティング戦略の実例書として大変わかり易く、有意義な本だと思います。----------------------------------------------------------------さまざまなグッズを開発してファンの心をつかむマーケティングもされています。プロ野球・12球団【メール便なら送料無料】最安値!!かっとばし 北海道日本ハムファイターズ 【...価格:1,260円(税込、送料込)北海道日本ハムファイターズ スマートフォンケース 【pt_hkd_1004】【2012_野球_sale】【bsn-h...価格:2,400円(税込、送料別)