淫靡な夜の捕食者/水上ルイ
淫靡な夜の捕食者(マフィア)「嫌だって?嘘をつくな。こんなに蕩けて、誘うように震えているくせに…」世界の裏側に王者のように君臨するマフィアの首領・レオパルド。兄の命を狙っているというヤツの元に抗議にきた俺は、獰猛な腕に無防備な獲物のように捕らえられてしまう。獣みたいに純粋な欲望をたたえた瞳。俺は信じられないくらい淫らに全て奪われ…!豹―美しい肉食獣の名を持つこの男は、俺の身も心も貪る捕食者なんだ!水上ルイ渾身のエロスラヴ。いやぁ~濃かった(*_*)昨日読んだのが一生懸命仕事に取り込む主人公の頑張ってる話だったので、一気に読めそうなのをと選んだ本です。一冊何回とは数えてませんが、印象的に何かにつけてはイタしているような。。。「捕食者」と書いてマフィアと読ませるタイトル通り、イタリアマフィアとジャパニーズマフィアが登場しているわりには死人も出ず、皆さんいい人。(悪役は出てくるものの、制裁というほどのものを受けず決着がつく)マフィアもの、極道ものっていうと、身内に引き入れると相手に危険が及ぶのを危惧し、悩む主人公が多い中で、「運命の人をついに見つけた」といって有頂天になってるのはかなり珍しいかと。ラブラブで全然イタくないマフィアものをサクッと読みたいときには、いい作品でした。でも強烈なインパクトは他にはないので、すぐ忘れてしまいそうです。