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カテゴリ:音楽
8月27日に発売されました(もう1ヶ月も前か~)ALI PROJECTのアルバム「禁書」の
感想を書こうと思います。 後4日でLIVEだしね^^ ★神風 大和系の歌。ここ3作のオリジナルアルバムは構成が割と似てますね。 でも構成が似てるだけで、全く違うアルバムになってるから凄い。 この曲は、禁書」の中でもシンプルなメロディ。 サビのところのアリカさんの声が綺麗☆生で聞いたらきっともっと綺麗。 あ、大阪LIVEに参加されたお友達様に教えてもらったんだけど、コトダマ歌わなかったらしい。 東京ではやってくれるかなぁ?コトダマは絶対生で聞きたい。 この曲が今までのアリプロの曲の中でも一番と言っていいほどにアリカさんの声が美しいから。 しかし毎度のことながら、シングル曲はオリジナルアルバムに一切入れないこの潔さは素晴らしい。 「人知れず零した涙 やがて清らなる川となり」「花と散った遠き友が 万世の櫻花を咲かす」 のところのメロディが秀逸だと思う。 ♪いざ羽撃たけ 若き鷹の翼はまだ空の藍染まる ★黙示録前戯 こういう曲、ありそうで今まであんまりなかったね! イメージとしては「極楽荊姫」とか「君がため惜しからざりし命さへ」みたいな感じ。 個人的な趣味からの意見としては、こういう歌だったらもっとアリカさんの声が汚かったらいいのに。 でもそしたら他の歌が歌えないねw アリカさんの声で歌うからバランスが取れてるのかもしれないけれど。 オリュンポスって感じがする。曲調的にそういう要素は全然無いんだけど。 神話のどろどろした部分の映像が浮かんでくる。 ♪この瞬間に世界が再生されていくように ★ヘテロ失楽園 この曲が一番最後まで覚えられなかった アリカさんが「アーティスト側が、カラオケ(CDについてるのじゃなくて)製作を拒否できない のって理不尽。拒否できるならシングル曲以外は拒否したい」というようなことをHPで書かれて いたけれど。 こんな歌、大抵の人には歌えないよね・・・・・w でもわたしはこういう曲がメジャーな場で発表されることが凄いと思った。日本て凄いと思った。 何でもアリだね。やったもん勝ちだと思った。ためらってるのは馬鹿みたい。 犯罪や人に迷惑かけるようなことじゃなければ、やらない理由は無いんだと思った。 なんかやる気がでた。 この曲聴いてやる気出してるのはわたしくらいかもしれないけどw 中東っぽいね。 アダムとイヴってどこの国あたりにいたんだっけ? ちょっとわたし分かりませんけれど、こういう曲調は大好き♪ メロディーも、譜面で伝わってきた音楽じゃなくて、口伝でばあちゃんなどから教わって、昔から 歌い継がれている神に捧げる音楽、みたいなそんな感じ。 歌いこなしてるアリカさんはやっぱり凄いけど、こういう曲を作っちゃう片倉さんも相当凄い。 生で聞くのが楽しみな曲の一つ。 ♪いまは白いシャツの喉元 薊の花の痣もなく滑り落ちる太陽の粒子 ★眠れる豹 このイントロ、前にも同じの無かった?何かアリプロの曲で聞いたことあるような気がするんだけど・・・ もし以前にそんな曲など無くて、わたしが勝手にこの曲聞いてデジャヴを感じているだけだと したら、この曲大成功じゃない? だってテーマ的にはそんな感じでしょ?(めちゃ大雑把な捉え方w) 過去からも未来へも永劫につづく時間の流れって感じ。 豹について再考したくなる曲。 多分、アリカさんがこの曲でイメージしてる「豹」というモチーフ、わたし掴めてる!多分w ♪しなやかな肩 絹の肌 ★血の断章 この曲好き~ 3拍子がこんなに自然に歌える人、他にいないよね。 一番最期の「無垢なる無為なる真紅の真白き花嫁」のところまでは、何と言うかローゼンメイデンの (最近ようやく漫画買いました~)主題歌系・禁じられた遊びとか聖少女領域的な雰囲気で 聞いてるんだけど、この部分になって急にハッとしてしまって、また頭から聞き返しました。 曲調的には最初から上記の曲系とは違うんだけどね。 そうやって振り返って歌詞を辿ると、なんだか深いというか。 一般的に、曲を聴いてとか小説等を読んで思う「深い」というのとはちょっと違って。 精神性の深さというよりも、よく練られたストーリーというか。 上手いこと説明できない~ 短いけど完璧な絵本とか画集みたいなそんな感じ。 人類の悲劇とかそういうものをテーマにした重い作品の深さとは違って、完璧な世界観という感じ。 伝わった?w 言えば言うほど離れてくきがするけれどw ♪誰も願う永遠の愛は初めからここにしかない だから貴いと知るほど ただあなただけ崇める ★禁書 この曲聴いて、図書館やりたくなった!!漫画喫茶もいいけど、図書館もいいよね^^ 漫画喫茶の書庫を図書館風につくればいい。 下パートのコーラス、アリカさんだよね?この声好き。 歌詞も冷静に凄いこと言ってるけど、変拍子炸裂の曲も凄いねw すぐ拍子を数えてしまうのは職業病だろうか・・・ 最後のとこは5? サビの3のとこもその後の4の所も、4じゃなくて3で一まとまりなのが凄い。 片倉さんのセンスが凄い。ラストの 「奇なる事実より奇な ここは禁断図書館 わたしが死んだ後は青褪めた皮膚を剥ぎ取り 鞣して縫い合わせて装丁に飾ってほしい 時の黴纏いつつ 世界に唯一の私家版 誰かが手に取るまで息を潜める」 のとこ!こんな歌詞がこのCDと共に日本の各地に届けられるなんて!!素敵過ぎる~ これいいアイディアだよね! わたしも死んだら本になりたい。 スペインの装丁作家さんに本にしてもらいたいな。 妖怪的でもあるから、死んだら妖怪になるという夢もちょっと叶うよね^^w その時の為に素敵な刺青でもあしらっとくべきだろうか? そういえば大学生の時の同級生で、将来は彫師になりたいと言っていたMさん、 先生に大反対されてたけど、その後どうしたのかな?なれたのかな? 因みに「図書館」はビブリオテックと読む。フランス語だよね? わたし大学の時に英語は放棄して(自己紹介が嫌だという理由w)ドイツ語とってたんだけど、 ドイツ語で図書館はビブリオテークだった! と過去の記憶が蘇りました^^ もはや単語しか覚えてないよ。 ♪神々しく気の触れたその右手のペン先が わたしの脳に物語を認めてく官能 ああどうか躰を裂き 直に美しい妄想 注いでください ★雪華懺悔心中 この曲も好きだー!血の断章~雪華懺悔心中の流れは素晴らしい。 イメージ映像作りたい!花魁映画的な。 主演はあびる優で。 わたし花魁好きなので。何でそんなに惹かれるのか分かんないんだけど。 もしやわたし、前世花魁だったの?若しくは花魁になれなかった女郎かw こういう曲もありそうで無かったね。 素敵ワードがいっぱい出てくる。 段平とか(だんぺいじゃないよ、だんびらね。剣ね。)蜘蛛の糸とか、賽の河原とか、占う吉凶とか 六花(りっか)とか。 段平でこの歌詞ということは、小指切るのだろうか? でも「覚悟の腹はいざ」だし心中だし、切腹なのかな? でも女の人は腹じゃなくて喉だよね?決まってるわけじゃないのかな。 アリカさんの言葉選びも上手い。 そもそもこいう歌詞詰め込み系の歌はアリプロ上手いけど。 これ、間違えないで歌うチャレンジ、遣り甲斐あるよw ♪通るは百鬼 罅ぜる鬼灯 転ぶ間もなく針の山 秘すれば仏 焼かれて般若 崩れゆくほど麗しや ★薨 これ配置が上手いよね! この曲も好きだ。ここから~Sonata of Ember Glanceの流れもいいね。 結局全部好きなんだけど^^ この曲聴きながら寝たら、真っ黒な夢を見て、泣きながら起きそうな感じ。 ↑どんな感じだw アリプロのこれ系の曲はどれもこれも名曲だね。 片倉さんとアリカさんの関係がベストな関係だからなんだろうけれど、曲と詞と別の人が書いてるのに これ以上無いってくらいに曲と詞が寄り添ってると思う。そこにいつも感心する。 死ぬ前には是非、辞世の句を残したい。という思いを寄り一層強くしました。 ♪生マレ変ワルタビ 君ニ命ヲ捧グ ★小さき者への贖罪の為のソナタ こういう曲やってもわざとらしくならない、浮かないアリプロ、やっぱりすごーい! こういうのって、クラシックの人じゃない人がやったら、あざとい感じになりがちだけど、自然すぎる。 「鎮魂頌」ともども、合唱曲に編曲してソワレで歌って欲しい。 サビ部分の求心力が凄い。 後ろの弦楽器も美しい。さすがアリプロな作品。 ストリングスアレンジやるミュージシャン多いけど、アリプロがダントツで上手いよね。 ♪どうして君を独りにできるだろう ★Sonata of Ember Glance 小さき者への贖罪の為のソナタ、のピアノ独奏アレンジバージョン的作品。 片倉さんがどういうつもりで作ったかわかんないけれど、この2曲はセットで聞いて一つなんだろうと 思います。 つづけて聞かないとだめだね。 これ聞いてると、どうにもピアノ曲で踊りたくなるね。 わたしまだ、ピアノソロ曲で作品作ったこと無いんだけど。 ピアノじゃなくても、ソロ曲で作るのって難しいんだよね~ でも、やりたくなった。ハードル高いけれども。思い切ってスクリャービンとかやっちゃうかw 月夜のピエレットは省略。 ★全体の感想 今回のアルバムは、どの曲もイントロがかっこいい。(雪華~はかわいらしいイントロに騙されては いけないw) それから、アリプロの最近の曲は割とそうなんだけど、一回聴いただけだと掴めないような複雑な曲 が 多いです。 だけど、聞き込んで耳になじんでくるにつれて、あの難解さはどこにいったの?という感じで 開けてくる。トリックアートのように、一度捕らえてしまったら、もうそうとしか見えないみたいな。 何で今まで気づかなかったんだろう?という感じになる。 同じ難解でも、バランスを崩してる作品だったら、何度聞いても捕らえられないと思うのだけれど、 アリプロの曲は、ギリギリでもバランス保ってるから、端でも尻尾でも捕らえられれば、ついていける。 開けたら、もうその譜割しかないよね!ってくらいに隙の無い作品になる。 凄いことです。 破綻しそうで破綻しな音楽。 それから、一環して、揺らがない人の歌ですね。 一昨日テレビ静岡で夜中に「下妻物語」放送してたのをついついまた全部見ちゃったんだけど。 ラストの方で土屋アンナが、深キョンのことを「あいつは独りで立ってるんだ!お前らとは格が違う」 というようなこと言うシーンが好きで。(この映画自体大好きですが) なんかこのあたりの台詞を連想しました。 独りで立ってる人の歌。自分の軸があって、そこから揺らがない人の歌だと。 アリカさん自身がそういう方ですものね^^ *下妻物語も、ああみえて隙の無い素晴らしいエンターテイメント作品ですよね。 いろんな要素がバランスよく盛り込まれていて素晴らしい。 そしてなにより主演の二人が素晴らしいね。勿論サブの方たちも素晴らしすぎるほどに素晴らしいけど。 アンナちゃんが失恋して泣くシーン。一瞬だけどさ、あんなふうに泣かれたら・・・ズルイよね! 女でも心奪われちゃうよね! それからジャケット写真が素晴らしいこと。 こうくるとは誰も思ってなかったよねw だけどアリカさん、何やっても似合うね。 というか、自分に合うものをよく分かってるというのと、何でも自分に引き寄せられる才能のある方 なのでしょう。さすがです。 わたしもあの本棚欲しいよ~脚立で本取ったりしたいよ~ そういう訳で、文字数も危なくなってきたので、この辺で感想をおわりたいと思います。 もう4時だ! 明日は夕方のお稽古まで仕事休みだから4時まで、とは思ってたけど、もう4時も過ぎようとしている。 そういえば、新しくした携帯、「ありぷろ」と入力するとちゃんと変換候補に「ALI PROJECT」が出た! 感動した!アリプロが携帯電話に認められたよ! Hey!Say!JUMPは出なかったw 残念。 この携帯、万歩計ついてる~散歩の時に使おう♪ お気に入りの記事を「いいね!」で応援しよう
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