さて、山猫軒でのランチを終えたペンギンは、記念館の前に停まっていたTAXIに乗る。
もう往きの坂を、いくら下りとはいえ歩く気はさらさらなかった。
これで一気に新花巻へ、13:42分の新幹線に飛び乗って盛岡へ戻り(13:53着)、コインロッカーからかばんを引き出し、14時発のホテルのシャトルバスに乗る予定だった。
盛岡駅からバスで40分だから、これに乗れば15時のチェックイン時間からまるまるチェックアウトまで温泉を楽しめそう!
ところが盛岡駅に着くと、お茶の飲みすぎか、トイレに行っている間にシャトルバスを逃し、泣く泣く15時のバスまで盛岡駅ビルフェザンで時間を潰すことになった。
お土産やさんがたくさん入っている。
このおせんべいやさんの店頭においてあったベンチの座布団、おせんべいみたいだ。
さて、きょうチェックインのホテルはやはり楽天トラベルでギリギリに予約しておいた鶯宿(おうしゅく)温泉の「森の風」。
こちらもやはりビジネスプランで10000円しない。部屋は洋室のツインルームだ。
夜ご飯は2Fのお祭り広場の「まつり鮨」さんでいただく。それまではお風呂だ。両方とも2Fだ。
お湯の温度は40.2度で、私にはちょうど良かった。
台湾の団体さんが来ているらしく、売店で家族で買い物をしているところや、お風呂の脱衣場で、とか思わぬところで写真を撮っていて少々焦る...!
祭り鮨に行ってみると、普通のいつもの旅館らしい和膳ではないご馳走が一杯並べられていた。
メニューは、前沢牛の陶板焼きや握りずし五貫(中トロもありました。いや、大トロか?)蒸し物、和え物、様々なものがたくさん。鰤(ぶり)になる前のナントカ(失念!)という魚のお味噌仕立てのアラ汁がとてもおいしかった。
カウンターでいただいたので、板さんとはたくさんおしゃべりをした。
「写真を撮っても良いですか?ブログに載ってもいいですか?」と聞くと「おぅ、大丈夫よ」と快くOKしてくれた。
武蔵さんとおっしゃるベテラン板さんだ。養護施設を訪問してお鮨を握ったりして、カメラには慣れっこみたいなのだ。
とっても面白い方で、前沢牛がとても柔らかくておいしいと言うと、「やっぱりせっかく生きているのだから、おいしいものを食べなきゃ。肉だってチューインガムみたいなのばかり食べてたって仕方ないでしょ」なんて言う。
吉祥寺のお鮨屋さんでずっと働いていらしたそうで、こんな場所で、吉祥寺のミートショップサトウの松坂牛のメンチの話題で盛り上がろうなんて想像もしていなかった。
それから、ここのHTLは犬もOKなのだということも教えてくれた。(ただし犬は専用棟)
「今度来る時は犬と旦那さんとおいで!前沢牛の握りをご馳走するよ!」と言ってくださった。
武蔵さんとの楽しいおしゃべりやご馳走、カシスソーダでほろ酔い加減となりご馳走さまを言うと、射的のコーナーで300円で3回挑戦した。5等を倒し、ディズニーのトランプをゲットした。
一旦部屋に戻り、再びお祭り広場へと出る。
射的のコーナーほか、ラムネや焼き鳥、おそばやさんなどもある賑やかな広場だった。
ここで、8時半からここのホテルの社員の方々による和太鼓の披露、踊り、餅つきがあった。
お時間の許す方、動画をご覧になってね!
寝る前にもう二回、朝食前にもう一回、大浴場へ足を運んだ。
特に朝の露天風呂は気持ちが良くて、露天の看板に書いてある、この方向に見えるのは~山、あの方向は小岩井牧場...というのを露天から乗り出していちいち確認した。
でもフト見ると、こんなに乗り出すと廊下のお客さんから見える角度かも...!と思い、ほどほどにしておいた。
今度はチェックアウトも10時にスムーズにすませ、10時発の盛岡行きシャトルバスに乗り込んだ。
今度は盛岡の市内を一日フリーパス『でんでんむし号』(バス)に乗って見物してみます。
イーハトーブのお水
盛岡製品詰め合わせお楽しみ!