狭山丘陵はネジバナが見頃になりました。
ついこの間まで緑一色だった原っぱにピンク色の螺旋があちこちに咲いています。
この草は面白い構造で、小さいながらいかにもランらしい花を捻れながら咲かせます。
写真でもお分かりになるように、右巻き・左巻きのいずれもあります。
中には捻れずにまっすぐ咲いているものや、途中で向きを変えて捻れているものも・・
ラン科の花にしては珍しく、人里近くの原っぱで咲いてますね。
言われなければこれがランとは思わないかも知れません。
別名のモジズリは百人一首で詠まれた「信夫綟摺」という染め物のこと。
みちのくの しのぶもぢずり 誰故に
乱れ染めにし 我ならなくに
・・と言いつつ、陸奥の信夫綟摺って見たことありません。
【写真】
ネジバナ(捩花) ラン科
陽当たりのいい原っぱを好むようです。
これは田んぼの畦で撮りました。
カメラ機種名 Canon EOS 40D
撮影日時 2008/06/28 14:30:49
Tv 1/500
Av 4.0
ISO感度 100
レンズ EF-S60mm f/2.8 Macro USM