名前に「花」と付くものの、これを花として載せるのもどうかとは思いつつ・・
ご覧の通り、シダ植物ですので花は咲きません。
上に伸びた胞子葉が花のように見えるので、この名前があるそうです。
11月3日に参加したシダの観察会でフユノハナワラビを見ました。
そこで、あの場所にあるのはよく似ているけどオオハナワラビですよ、という説明があったので実物を見に行ってきたということです。
真っ直ぐ上に突き出しているのが胞子葉と呼ばれるもので、胞子(の入った胞子のう)を付ける葉です。
それに対して下に広がるいかにもシダらしい葉が光合成を行う栄養葉。
オオハナワラビでは栄養葉が尖り、フユノハナワラビでは丸みを帯びるそうです。
なるほど、これを撮った辺りのものは、どれも葉の先が尖っていました。
本当はフユノハナワラビと並べて載せられたらよかったんですが、観察会で撮ったのは壊滅的にダメでした・・
【写真】
オオハナワラビ(大花蕨) ハナヤスリ科
シダ観察会で話題にならなかったら、あやうくフユノハナワラビとか言って載せてしまうところでした。
カメラ機種名 Canon EOS 40D
撮影日時 2008/11/23 14:22:45
Tv 1/50
Av 5.6
ISO感度 1000
レンズ SIGMA 17-70mmF2.8-4.5 DC MACRO
焦点距離 36.0 mm
こちらはオオハナワラビの生育地に行く途中の道です。
右側の黒いフェンスは新しく作られたもので、道の左側にもフェンスがあります。
どちらもフェンスの外側は東京都の水道用地のはず・・
立入禁止の区域に入り込む釣り人も多くて週末は何度か摘発があり、何人か警察に連れて行かれるようなところも目撃しました。
右側のフェンスの方は、ちょっと前まで入ることができた貴重な森だったんですけどね。
人のモラルに訴えても効果なしということであれば、水源地や貴重な植物を守るためには止むなしなのか。
それにしても狭山丘陵の林道は金網だらけで、まるで溝の中でも歩いているように感じる場所が多いです。