まっすぐ伸びた枝先に、地味な花を下向きに咲かせます。
花がみんな地面を向いているので、開花していても分からないかもしれません。
写真を撮るにも下から見上げるようなアングルになってしまい、毎度似たような絵ばかり撮っています。
キク科ガンクビソウ属で、狭山丘陵では同属の
ヤブタバコ、
ガンクビソウも咲きます。
名前には「小」とつくものの、花の大きさはこの3種類ではダントツに大きいです。
名前の由来は根生葉が小さいとか柔らかいとか、どうやらその辺にあるようですがはっきりしたことは調べ切れませんでした。
【写真】
コヤブタバコ(小藪煙草) キク科
狭山丘陵ではありふれた雑草です。
ヤブタバコやガンクビソウの花は5mmくらいですが、この花は15mmくらいになるものもあります。
四方に伸びた苞葉が特徴的です。
カメラ機種名 Canon EOS 40D
撮影日時 2010/08/15 13:45:22
Tv 1/80
Av 3.5
ISO感度 200
レンズ EF-S60mm f/2.8 Macro USM
昨日、炎天下の狭山丘陵を歩いていて、こんなものを見つけました。
何の変哲もない、コンクリの杭です。
杭には「村山町」とあります。
かつての北多摩郡村山町で、現在は市制施行により東京都武蔵村山市となっています。
ググってみたら、市制施行は大阪万博のあった1970年でした。
当時私は東京都杉並区の小学校に通っていました。
小学校では「東京三多摩」、すなわち北多摩郡、南多摩郡、西多摩郡と習ったのを思い出しました。
いまやもう「三多摩」なんて死語ですね。
さすがにもう東京の学校でも教えていないでしょう。
何しろ残っているのは西多摩郡だけですから。
たかが古い杭ですが、子どもの頃の記憶が甦ってなんだか懐かしい気分になりました。
東京23区の西北に接した北多摩郡は1970年の武蔵村山市誕生により消滅しました。