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テーマ:タイ(3327)
カテゴリ:竹亭の日常。
臨月間近の妻が、お腹が痛いとうめき声をあげている。
お腹の赤ちゃんが動く度に圧迫されて、ひどく痛むようだ。 触ってみると、すでに骨が出来ているから足だか手だかの固い塊がお腹を突き上げてくる。 早速、妻のお腹と赤ちゃんにレイキをしてみる。 両手を当てながら赤ちゃんに「お母さんが痛がってるから、そっと動いてください。」と話しかける。 父の声に反応したのか、前より活発に動くようになった。(汗) お腹の中でぐりんぐりんしている。 うめき声を上げ、身をよじる妻。 慌ててまた赤ちゃんに「赤ちゃん、赤ちゃん、そっと動いてください」と話しかける。 しばらくすると、私の声がわかったのか、それともただ眠っただけなのか、ようやく静かになった。 先日、タイ人の妻を持つ知人が店にやってきた。 彼は最近、まだ幼い愛娘を急病で亡くしたばかり。 目を潤ませて話す彼に、私も思わず目頭が熱くなる。 彼と彼の妻がどんなに悲しみ苦しんだのか、その痛みは決して他の人にはわからない。 人生には、時にどうにもやりきれないことがあるものだ。 悲しむ彼と彼の妻を、タイ人の友人知人たちは「娘さんは、いつか必ず(生まれ変わって)帰ってくるから」と慰めてくれたそうだ。 彼も今はその言葉を信じるようになり、少しでも早く帰ってきてくれるよう祈っている。 私自身もタイで、私の周りで起こった輪廻転生の実例を2回ほど見ているから、彼の娘さんがいつかはわからないが、その時が来たら、必ず帰ってくると信じている。 ようやく静かになった妻のお腹を撫でながら、妻と二人で話す。 「この子は、誰の生まれ変わりなのだろう。妻の縁者だろうか。それとも私の縁者だろうか。どちらにしても妻と私を選んで降りてきてくれたんだね。」 その答えは、いつかわかるかもしれないし、わからないかもしれない。 人気プログランキングに参加中です。 いつも読んでくださってどうもありがとうございます。 よろしかったらクリックをお願いいたします。 人気ブログ満載のランキング集にジャンプします。 あなとのプログワールドが広がります。 お気に入りの記事を「いいね!」で応援しよう
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