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カテゴリ:タイの日常
そんな時、私は「チャオプラヤ河には行きましたか?」と答えます。 カオサン通りから歩いて15分ほどのところに、巨大なチャオプラヤ河がゆったりと流れています。 そして、プラアーティッド通りの桟橋から、地元の人が通勤通学に使っている「チャオプラヤ・エキスプレス・ボート」に乗るのです。 舷側の席に腰かけ河の上から街を眺めると、バンコクの別の顔が見えます。 川面を行き交うタイ式屋形船、遊覧船、乗合船、小型ボート、水際に建つホテルや家や暁の寺ワットアルン、それに造船所、海軍基地などを眺めていると、今さらのように自分が南国タイで暮らしているのだと実感します。 肌を撫でる生温かい川風、河水の匂い、時に頬を濡らすしぶき、そしてディーゼルエンジンの轟音に包まれて躍るようにチャオプラヤ河を次の桟橋へと進む中型ボート。 ここでは、いつもと違う時間が流れています。 陽も傾き、さっきまで全てを焼き尽くすようだった日差しが柔らかくなったら、席を立って後部の露天デッキに立ってみました。 上を見上げると、何も遮るもののない青い空がそこに在ります。 見上げた首をぐるぅと360度回転させて、僕らの上にお椀のふたのように拡がる空を見ます。 とてつもなく広いです。。。 カオサンや都市で生活していると、空はビルや建物にいつも遮られていて、大空がこんなに広くて青いものだということを忘れそうになってしまいます。 そしてこの空は、懐かしい日本やインドに続いています。 ずっと昇っていくと、宇宙にも続がっています。 バンコク観光に飽きてしまったら、ふと何もすることがなくなった日の午後にでもチャオプラヤ河でボートに乗ってみてください。 きっと素敵な時間が過ごせることでしょう。 ただし、観光客相手の貸し切りボートには御用心。 河の上で脅されて、法外な料金を支払わされる事件がちょくちょく起きています。 乗るのなら、一般のタイ人も利用している乗合ボートが安心です。 いつも読んでいただき、本当にありがとうございます。 皆様の励ましが、この日記の原動力です。 もし、この日記を気に入っていただけたら、ぜひクリックをお願いいたします。 人気ブログ満載のランキング集にジャンプします。 あなたのブログワールドが広がりますよ。 お気に入りの記事を「いいね!」で応援しよう
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