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カテゴリ:量子論と精神世界
【量子論と精神世界 -フラクタル-】
物理学をはじめ科学は、事象を細かく分解し、その細分化された現象から理論化や定式化を行い、全体 像を捉えていくといったアプローチを多く行います。 例えば、量子論等のミクロな素粒子の振舞いやその作用から、ビッグバンとかマクロな宇宙を記述します。 現代医療も身体全体から一つひとつの臓器、細胞やDNA・遺伝子といったミクロの分野に進んでいます。 この様に、ミクロ的なものの解明からマクロ的なものを類推していくアプローチです。 ※フラクタル図形 このミクロなものとマクロなもの、一見違ったように対極的に見えますが、この両者の間には「相似形」が 成り立つ場合が多いのです。 例えば、原子は原子核の周りを複数の電子が取り巻いており、太陽と惑星、太陽系と銀河の関係と同じ です。 こういった相似形を自己相似形、「フラクタル」と呼びます。 部分と全体が同じ形をしていて、部分を拡大すれば全体と同じ形を得られるといったものです。 ミクロな尺度で見ても、マクロな尺度で見ても、同じある一定の形状や規則性を保っている。 従って、部分から全体を、全体から部分を、両方向から事象を類推、検証することが出来ます。 樹木における幹や枝、葉や葉脈、海岸線、雲等々はフラクタルの一種ですが、70年代にこの自然の姿を 数学で描写するフラクタル理論が、数学者のマンデルブロによって提唱されました。 数学的には、フラクタルは秩序と無秩序(カオス)の境目に位置します。 自然界の一見秩序のない変動もグラフにプロットするとフラクタルな性質を示すそうです。 これらから、宇宙をはじめこの自然はフラクタルな構造、あるいは性質で成り立っているのではないかと、 推察することが出来ます。 ミクロな現象の中にマクロと同じ現象や性質があり、逆もまた然りということです。 また、物質以外にも、こころとからだの関係がフラクタルであったり、フラクタル図形のような平面的なもの や立体的・空間的なもの以外にも、時間的なフラクタルもあるように思われます。 人の一生と地球の一生、天体や宇宙の一生が同じフラクタルな式で記述されるのかもしれませんし、から だのリズムは月の満ち欠けといった月のリズムのフラクタルであり、天体の運行と人の生とか占星術で見 られる関係も一種のフラクタルではないでしょうか。 見方によっては量子論での観測問題や非局在性も、意識の在り方や考え方におけるフラクタルを意味し ていると言えます。 また、遺伝子といったより微細な方向へ進む現代医療、こころや生命エネルギーといったより大きな方向 へと進む代替医療、相反するように見えて出会うところは、「二重螺旋を描く生命エネルギー」なのかもし れません。 自然は多様で連続的ですが、フラクタルを基本とするならば、秩序と無秩序の境目にあり、「あらゆるもの の中にあらゆるものが内在する」ということになります。 もしかしたら、創造主と呼ばれる存在のフラクタルが自然であり、私たち人間なのかもしれません。 ※フラクタル図形は、 Machida‘s Fractal Galleries より <ブログランキング> お気に入りの記事を「いいね!」で応援しよう
Last updated
2009年06月10日 22時36分07秒
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