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テーマ:読書(8504)
カテゴリ:読書
多様な文化・経済システムが共存協力した13世紀世界システムの繁栄と衰退についての考察がメインの下巻。
東南アジアの文明がインドや中国の文明より古いという情報ははじめて聞いたけど、あの辺りの採取社会的な豊かさを見れば確かにあり得るよなあ。縄文もそれに近い感じがあるけども。南インドの小勢力共存は欧州や日本の封建社会に近いものを感じるし、統一したら周りに侵略することが常になってる厄介な国、中国よりは共存しやすいかも。 中国、インド、アラブの各勢力が共存してたインド洋も アラブや中国の離脱とポルトガルやスペインの進出によって ヨーロッパ覇権の世界システムに塗り替えられて行ったけど 中国も宋代には進んだ科学技術を取り入れる社会システムが あったのにという辺り、実際に文化の面でも元以降はたいしたものを生み出せてない中国を見ると、ガチガチの中央集権と文化は相性が悪いのかなぁと考えてしまった。 ヨーロッパ覇権以前(下) もうひとつの世界システム (岩波現代文庫 学術449) [ J.L.アブー=ルゴド ] お気に入りの記事を「いいね!」で応援しよう
最終更新日
2023.03.05 10:43:25
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