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カテゴリ:読書
平安期の日本の外交が大陸や半島の動向に興味を失い、ひたすら引きこもることで対応していた、という話。常備軍が貧弱で武装貴族が撃退した刀伊の入寇のエピソードからもよくわかるけど、この時代は交通手段の貧弱さと日本より先にはなにもない海だったということ、大陸では遊牧民族の国家との戦闘が激しすぎた混乱期など、日本が放置されたままでいるには十分な環境だったのでそれも許されていたというかんじなのか。
平安貴族から平氏政権に変わっても貿易面にのみ熱心で国際政治には無関心、そして鎌倉幕府へと。 この流れを見るとハンチントンの言った日本文明論はあながち間違いではないくらい、日本の無関心が凄い。 元とも戦争になるわけだなあ。 王朝貴族と外交(567) 国際社会のなかの平安日本 (歴史文化ライブラリー) [ 渡邊 誠 ] お気に入りの記事を「いいね!」で応援しよう
最終更新日
2023.03.19 19:49:07
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