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カテゴリ:読書
室町後期、跋扈する後期倭寇を鎮圧するために日本に渡った中国人。今までは日本人自らか来日していた欧州人の報告のように限られた視点でしか見てこられなかった戦国時代の日本を中国人視点から観察したという興味深い一冊。 風水の流れ的に日本列島は中国大陸と繋がっている?や中国皇帝の威に服させるためにどうしたら良いのかなど、夏夷の区分けによる見下しは見て取れるが、女性が多い日本社会(南方系の影響?)やちょっとした盗みに対して死刑が行われる厳しい日本の刑罰事情、火のような激しい国民性を持っているところなど、観察眼の細かさには驚かされますね。刑罰については現代はもっと厳しくすべきですが。 戦国日本を見た中国人 海の物語『日本一鑑』を読む[本/雑誌] (講談社選書メチエ) / 上田信/著 お気に入りの記事を「いいね!」で応援しよう
最終更新日
2023.08.16 11:41:35
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