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カテゴリ:ストーブ
はじめは期待してはいなかった。 このチタンストーブとスタンドのセットはエバニューの製品。 第一印象は非常に軽い。(Tiストーブとセット実測89g) 使ってみてその「火力の強さ」はトランギアを始めて使った時の感動にも似ている。 以前エバニューはトランギアの亜流のストーブを作った事がある。比較すると今回のストーブは格段の進歩と思う。使うたびに「ああこの部分はこうして使うためか」と納得する。 セット エバニュー(Evernew) アルコールストーブスタンドDXセット チタンアルコールストーブ71mm×42mm タンク容量70ml 34g パワープレート 径78mm 6g 上部スタンド 50mm×83mm 24g 下部スタンド 60mm×径80mm 25g からなる。 収納時 「ストーブスタンドは、アルコールストーブ以外も、固形燃料や小枝など様々な燃料に対応」と注釈がある。 ・アルコールでの燃焼時間は60ccで10分(加熱プレート使用時)。通常のアルコールストーブの約半分だが高火力版となっている。 ・固形燃料は説明書の写真は下部に固形燃料を置いて使用するように写してあるが上の段でも構わない。(説明写真は、固形燃料の置き方や収納時のパワープレートの設置場所など制作者の意図とは違うようだ) ・小枝を燃料にすることは可能ではあるが、燃焼部分が狭いため小枝を何度も入れなければならない。 ストーブはトランギア製のストーブ(110g)と形は酷似しているようだが軽量化と新たな着想が付加されている。 パワープレートに特徴あり パワープレートは、アルコールストーブ使用時はストーブの上に配すると反射熱でより高火力となる。また固形燃料の使用時の台ともなる。小枝などを燃やす時はパワープレートを下部に設置する。 トランギアのストーブは真鍮製で重いが熱伝導が良くアルコールを気化させることが効率的。熱伝導率の低いチタン製のこのストーブは噴出孔を二重にして加熱率を高めているということか。 また付属のパワープレートはストーブの上部に置くことにより炎で加熱。ストーブへ熱を反射しアルコール気化を促進させる。屋外で実験したところ、高熱となったパワープレートは熾火状態(オキビ:遠赤外線のような炎)のようになり、比較的風に強い熱源となる。この仕組みにより不完全燃焼が最小限となっているようだ。アルコールストーブによくある高く炎が昇ることもない。 また燃焼時はもちろんのこと、収納時でも各所にある突起でストーブ本体などが遊ばないように押さえつける工夫がなされている。 相性の良い 520mm×143mm 18gステン風防 相性の良い750cc 88gテフロン深鍋 軽量にもかかわらず「簡単に」仲間同士で煮込み系の食べ物までできる頼もしさはすごい。自前の風防(ステンレス箔 520mm×143mm 18g)とテフロン深鍋(750cc:110mm×径100mm 蓋・ハンドル含 88g)とも相性が良い。 難点は、トランギアのストーブと違いアルコールを中に入れて持ち運びができない。また蓋を使っての火力調整装置が付いていないことか。(自作・流用は簡単) 本燃焼までの時間は40秒~50秒かかるが、その後の高温で水の沸騰までの時間は短い。 900cc鍋も大口径五徳で安定(パワープレート未使用) 500CC沸騰時間目安 3分50秒~(着火後すぐ鍋を置いた場合4分40秒~) 別売の十字五徳は高さが足りず沸騰までの時間がかかり過ぎる。このストーブスタンドとのセットで考えたい。 ストーブ(本燃焼時)に鍋を直接乗せると火は消えず、4割程度の火力のストーブとなる。上部スタンドのみを使い、ひっくり返しストーブに被せると火力7割程度の風防兼五徳となる。小さなカンズメは火消し蓋となるが、穴を開ければ自分好みの火力調整蓋と化す。 何といっても実売価格7000円程でこのストーブスタンドとチタンストーブのセットは好感が持てる。 まあ、チョット山にお出かけなどには遊べそうな品。 お気に入りの記事を「いいね!」で応援しよう
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