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カテゴリ:ネット・パソコン・家電
著作権など糞食らえという友達がいる。音楽CD、DVDはもちろん、プロテクトのかかったパソコンソフト、プレイステーションのソフトもコピー(本人はバックアップと言っている)したメディアで楽しんでいる。
そんな彼でも結婚をし、人並みの幸せを手にいれることが出来た。子供を2人授かったまでは良かったが、上の子が小学生になるころに困ったことになったという。聞いてみると、子供が著作権を理解してくれないのだそうだ。 爆笑!私はそれを聞いて笑わずにはいられなかった。おまえが言うか!? 彼は今まで子供の前でもコピーしたメディアでゲームを楽しんでいた。そればかりか、子供がやりたいゲームも何らかの手段で手に入れ、それをコピーしてやらせ、時には一緒にプレイし、彼のゲームセンスを駆使して、子供に「お父さんすごい!」と言われ喜んでいた。 コピーしたメディアを使ってプレイステーションで遊ぶときは、なにか外付けのスイッチを操作する必要があるそうだが、そのスイッチ操作のタイミングは難しいそうだ。だが、その操作を彼の子も覚え、いまでは子供の方が上手らしい。 彼は、ゲームボーイも子供に買い与えず、パソコンにゲームボーイのエミュレータをインストールし、それで遊ばせていた。しかし、彼の子は友達がゲームボーイで遊んでいるのを見て、「へー、それってゲームボーイでも出来るんだ」と言ったと言う。 「おい!逆だ、逆っ!」(彼の心の叫び!)。さすがにこの時、彼も今まで自分がしてきたことのまずさに気がついたらしい。しかも、最近は著作権法違反への取締りが厳しくなっている。このまま大きくなって、将来、我が子がお縄になる様なことになってはいけない!、と思ったらしい。 子供にしてみれば、ゲームはお小遣いやお年玉で買うものではなく、お父さんにお願いするともらえるものだったのだろう。それがあたりまえ。そんな環境で育った子に、いまさら著作権を説いても分かってはもらえまい。 彼はとりあえずエミュレータの違法性を子供に教えるため、「フリーソフトは使っても捕まらない。エミュレータは使うと捕まる」というところから教えたそうだ。かなり苦労したそうだが彼の努力も空しく、子供が理解したのは「フリーウェア=つまらん。エミュ=おもしろい」ということだけだったそうだ。 先が思いやられると彼は嘆いていた。 因果応報とは良く言ったものだ...。 お気に入りの記事を「いいね!」で応援しよう
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