911ターボ
911ターボです。この車は、当時関係していた、某車両電装メーカーの点火装置等の開発試験にという目的で使用していました。概観はノーマルですが、点火コントロール系は当然ですが、エンジン関係も大幅に手が加えられており、給排気系、ピストンクランクのフルバランスにより、レスポンスは素晴らしいものがありました。燃費も飛躍的に改善され、実走行時ではノーマルの30%以上も省燃費となっており、その後のエコカー開発の参考になったものと思われます。まあ、元々この手の車の味付けといいますか、パワーだ、加速だ、スピードだという事で、「暴力的加速」?とか、レーシングサウンド等と格好つけてはいますが、普通の人には「爆音」にしか聞こえない吸気と排気音が、「男」の本能を刺激してやまないのでしょうけどね。確かに、こういう速く走るしか能の無い車が、制限無しで走れる様な環境があるなら良いでしょうが、現実問題として、特に日本国内では、正に宝の持ち腐れとしか言い様がありません。それならサーキットで走らせればと思われるかも知れませんが、サーキットで走らせるには役不足なのです。サーキットで走らせるには、またそれ様に大規模な加工をしなければならないのですが、それが分かっていないオーナーが多いのも事実です。最近、世界的にスーパーカーが再燃していますが、はっきり言って危ないだけです。