アマチュア無線機 ②
アマチュア無線機 ②前回は TS-830の御紹介を致しましたが、今回はその続編として 八重洲 FT-102の御紹介になります。KENWOODの前社名であるTRIO TS-830と数年後に発売された八重洲FT102は、アマチュア無線業界の爆発的ブーム前初期に於ける著名な大ヒット機器であり、HFと呼ばれる短波周波数帯のマルチパンター・トランシーバーの普及に多大の功績を遺した製品とも称されるという事もああって、今現存する正常可動機器やその中でも程度の良い物には、オークシション等でもそれなりのブライスが付く事が証明するかの様に、両機は共に、何十年も前の太古機ではあるものの、完調な機能を有している個体であれば、現場点で所有するアマチュア無線局業務に関する操作免許と局免許状の条件下での操作機器の認定と許可後の運用が可能となっていたのですが、スプリアスと呼ばれる無線機の輻射電波の規制に関する法例の変更によって、旧スプリアス規格機器による2022年の新法制施行以降の運用は、JARDによる現用器に対する新スプリアス基準の認定を受ける等の例外を除き実質的に不可能となってしまっのです。現在も、旧スプリアス規格の機器をお持ちのOMの方達であっても、通常使用するメイン機は新法規に適合した機器である事が殆どであり、貴重なクラッシックカーの部類とも呼べる高年式車両に対する税金面での罰則の様な規制と同様に思えてならないのです。