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カテゴリ:ドラマ系の感想
ヤングシナリオ大賞2010
さよならロビンソンクルーソー 「お金を貢ぐ恋人たち…禁断愛」 内容 寒空の下、笑顔で妙な勝負をする梶谷慶介(田中圭)と宮内ハナ(菊地凛子) 特に友だちというわけでもなく、、、恋人でもない二人。 ふたりは、“同志” ゴミの清掃員をする慶介は、多額の借金で苦しむ橘美也(蓮佛美沙子)へ 看護師をするハナは、貧乏ミュージシャン成雪(綾野剛)へ すべての給料を、、、貢いでいた。。。それがふたりの愛のカタチ。。。 愛を守るため、似た境遇で共感する“同志”の慶介とハナは 互いに助け合っていたのだった。 だがその2人にそれぞれ事件が起き。。。。。追い詰められ。。。 敬称略 http://wwwz.fujitv.co.jp/b_hp/101229young/ 第22回フジテレビヤングシナリオ大賞」を受賞した野木亜紀子さんの作品 関東では、昨年末12/29放送。 関西では、1/4深夜放送 内容としては 貧困に苦しみながら、、それでも助け合って生きている若者たち。 が。。。そこにある孤独感。。。。 そんななか、慶介は、、、 って感じだ。 なかなか、面白かったですね。 いや、本当に素晴らしいと断言しても良い作品である。 正直なところ、 今作の配役のままで、月9で連ドラで放送して欲しかったくらいである。 俳優さんたちが良いだけでなく、 映像、音楽、、演出。。。。 どの部分をとっても、“ヤングシナリオ大賞”の作品とは思えないくらい かなり良い感じでしたね。 もしかしたら、、 フジ系が放送した2010年のドラマの中で、 3本の指に入る出来だったんじゃないかと思うくらいである。 いや、、、 昨年放送したすべてのドラマの中でも10本の指に入る可能性があるかもね。 シナリオ自体も、 奇を衒うような部分もあることはあるのだが、 そこに重心を置かない演出、 俳優さんたちが演じる感情表現に重視を置いているため 俳優さんたちが引き立つだけでなく、 描こうとしている“作品の本質”が、シッカリと表現された感じだ。 意外と良かったのは、 ふた組の恋人を描いているにもかかわらず、 お互いに意識しながらも、 ドラマとして重きを置いているのは一方だけという、 “同じ”だからこそ、出来る演出 いや、、 今どきの“大人の事情”優先ドラマとは違う 作品の本質と言うだけでなく、 ドラマというモノの本質が、どこにあるのかが 本当に良く分かる演出だったと思います。 内容もまた、登場人物の感情表現がかなり丁寧で 切なくも優しい愛が、、、見事に描かれていたと思います。 “助けてくれるのは当たり前でしょ。 “僕は、愛されたかったんだ 最終的に、この2つの言葉にたどり着くのだが、 流れの良さと、そこにある意味。。。そしてインパクト 素晴らしい結末でしたね。 あまり褒めることがない私ではあるが、 こういう内容が優先された作品を、 もっともっと、制作サイドは創り出してほしいものである。 お気に入りの記事を「いいね!」で応援しよう
最終更新日
2011年01月05日 18時10分52秒
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