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カテゴリ:ドラマ系の感想
『遙かなる我が家』
「謎のビル火災!焼死体が語る最後のメッセージ」 内容 ある日、神倉(松重豊)に呼び出される久部六郎(窪田正孝) そこはゴミ屋敷。。。。ヤシキ(ミッキー・カーチスだという。 身元不明の遺骨が保管庫に残されているが、そのひとつがヤシキの妻・美代子。 しかし、受け取りを拒否しているという そんななか、雑居ビルで火災が発生。 10人の遺体が、UDIに運び込まれる。 損傷が激しく身元どころか性別の判別も出来ない状態だった。 ミコト(石原さとみ)中堂(井浦新)たちは、 坂本(飯尾和樹)の協力を得て、解剖を進めていく。 そして9人目の解剖を始めたミコトは、後頭部を殴られた痕跡を発見する。 そのうえ腰に皮下出血の痕跡も発見され、縛られた可能性が浮上。 それは殺人を隠すための放火の可能性を示唆していた。 すると毛利(大倉孝二)が妙なコトを言い始める。11人目がいると。 それも生存者だと言うことだった。 そこに生存者の治療をする病院から医師がやって来る。 久部俊哉(伊武雅刀)。。。六郎の父だった。 現状では、生存者とは会話出来ない状態だという。 そして俊哉は続ける。。。息子を解雇して欲しいと。 六郎の事情を聞いたミコトは、今まで以上に気合いを入れて、 被害者の身元特定のための分析を開始する。 やがて。。。9人目以外判明する。 そんなとき、ミコトが腹部の痕跡が治療痕では無いのではと、中堂に相談。 それが銃創であることが判明。それにより、身元が町田三郎と特定される。 身元確認にやって来た父・雅次、母・修子。 敬称略 脚本は、野木亜紀子さん 演出は、塚原あゆ子さん “彼氏作ろうが、何作ろうが、何も言ってこなかったじゃ無い” 二番目の“何”って。。。ミコト。。。何作ってたんだろ? 言葉のアヤだとしても、気になるじゃ無いか! 先日の中堂の家の一件もあるし、 ミコトのキャラが、あんなのだから余計に(笑) そこはともかく。 今までは、いろいろ捻ったところで、 “法医学”を利用した事件解決モノの範疇のエピソードであったが。 今回は、そこを踏襲しつつも。 久部六郎という存在を利用して、“法医学”というモノの“現実”を、 いろいろなシチュエーションを盛りこんで、描いた感じですね。 そういう意味じゃ、いままでの“事件モノ”とは違って“社会派ドラマ” ドラマとして、ひとつ上を描いて来た感じかな。 ドラマでも見ていなければ、 普通は、扱っている“法医学”に馴染みはありませんからね。 ストレートに言えば、タダの探偵じゃ無い。。。 いや、その手のドラマというわけでは無いと、自ら表明したいえるかもね。 秀逸なのは、それだけじゃ堅苦しいので。 神倉、ヤシキそして久部六郎を上手く使っていることだ。 かなり良いアイデア。 普通のドラマなら、主人公が。。。。ってことになるのにね。 サラッと神倉の過去を描いているのも、凄いし。 素晴らしいね。 今回のエピソードは、今作だけで無く、今期一番かも。 まあ、このレベルで1クール描くのは、不可能に近いでしょうから。 今作の評判を同局が好意的に受け取ってくれれば、 “次”は、色々なコトを描いた後なので。もっと面白くなるかもね。 今期の《99.9》のように。 そんな風に感じさせてくれた、今回のエピソードである。 最後に、ひとつだけ。。。。粗探しの粗を。 これ、良いエピソードだし、完成度も高いし。 事故か、事件か。それとも。。。ってのも、含めて、オモシロ味があるのだが。 究極の疑問をひとつ。 結局、遺族とUDIの満足だけが描かれていて、 警察への報告が無いよね。。。これ。 依頼主のハズなのに。 ま、どっちでも良いコトなんだけど。引っかかってしまった。 それを言い出すと。 ミコトの母を裁判という要素で絡めていたんだから、 そっちの結末も知りたいけどね。 そう。盛りこんでいることの全てを回収しているわけでは無い。。。 。。。。ま、いいや(笑) TBは以下のミラーへお願いします http://maxexp999.blog100.fc2.com/blog-entry-4248.html お気に入りの記事を「いいね!」で応援しよう
最終更新日
2018年03月02日 22時56分11秒
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