骨粗しょう症の予防
骨そしょう症の予防(「米国骨粗鬆症基金 骨そしょう症の予防-予防のための四つの処方」からの抜粋)============================================================================骨そしょう症を防ぐには?特に30才迄に強靭な骨を作っておくことが、骨そしょう症の進展の最大の防止であり、また健康なライフ・スタイルが骨を強く保つ上で非常に大切です。骨そしょう症を予防するには、幾つかの手段があります:骨そしょう症は、多くの人にとって予防可能です。骨そしょう症の対処法はありますが、現在まだ治療薬がないので、この病気を予防することが大変重要です。骨そしょう症を防ぐのに四つの手段があります。一つの手段だけでは、骨そしょう症を予防するには十分ではありませが、四つの手段全部なら予防できます。以下にその手段をあげておきます:*カルシウムとビタミンDに富んだ、均衡のとれた食事*重量(体重)負荷運動*禁煙と過剰飲酒しない健康な生活態度*骨密度検査と適切な医療行為カルシウムカルシウムは、心臓・筋肉・神経が適切に機能するのに必要で、また血液にとっては凝固するのに必要です。(食品からカルシウムを摂取できないと、身体は骨からカルシウムを取ります。)不十分なカルシウムは骨そしょう症の進展に関わりがあります。国立栄養調査は報告によると、婦人と若い娘さんは、発育と健康な骨の維持に必要なカルシウムの量の半分以下しか摂取していません。適切なカルシウム摂取量は、年齢に応じて一日当たり 1,000から 1,300mgです。(日本では、若干異なります)摂取する食品から十分なカルシウムを取っていない場合、その差を補うためにカルシウム製品で補充することもできます。ビタミンDビタミンDはカルシウムを体に吸収するのに必要です。十分なビタミンDがないと、摂取した食品からカルシウムを吸収できませんので、身体は骨からカルシウムを取ります。ビタミンDは二つの供給源があります。太陽光線に直接あたって、皮膚でつくるものからと食品からのものです。一日 400~800 IU(国際単位)を取るように専門家は推奨していて、この量は日々の強化食品・卵黄・海水魚そして肝から得ることもできます。運動運動もまた骨の健康にとって重要です。子供や青春時代に定期的に運動をしているなら、不活発である人より骨密度のピークにより容易に到達します。骨にとって一番いい運動は、速歩・ダンス・ジョギング・階段昇り・ラケットスポーツ(テニス)と言った体重負荷運動です。成人期の多半が座っての仕事なら、運動計画を始めるにあたって、健康ケア提供者からのチェックを受けるべきです。予防のための医療行為と対処法骨そしょう症の治療薬はありませんが、骨そしょう症の予防と対処法として食品薬品局(FDA)によって認可された五つの医療行為があります。これらの医療行為の各々は、骨の損失を遅く、または止め、骨密度を増大し、そして骨折の危険性を減らします。エストロゲン補充療法やホルモン補充療法(ERT/HRT)、アレンドロネート・ラロキシフェンそしてリセドロネートが骨そしょう症の対処のために処方されます。アンドロネートとリセドロネートは、糖質コーチコイドで惹き起こされる男女の骨そしょう症に使用が認められています。骨密度検査骨密度検査(BMD)は骨そしょう症を診断し、将来の骨折の危険性を決める唯一つの方法です。骨そしょう症は十年も見えないままに進行し骨折が生じるまでわからないので、早期診断が大切です。BMDは骨の密度(骨の量)を測定し、骨の量を維持し、更なる骨の損失を防ぎ、骨折の危険性を減らすために、医療行為が必要かどうかを決めます。予防計画を始めるのに早すぎるまた遅すぎることもありません。骨そしょう症に関する最新の科学的情報を得るには、会員として NOFに参加することを考えて下さい。