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銀の裏地

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絵本の紹介と読み聞かせのヒント満載(?)育児録
幼児から高校生の4児の母、内職編集者でブックトーカー。子どもと本をつなぐ活動を市内各所で展開中。
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2010.06.01
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テーマ:読み聞かせ(296)
 今日は算数の絵本。まずは数を数えるものから。英語ならカウンティング・ブック(まんまやん)。

 『NO DODOS』Amanda Wallwork 作。のっけから洋書ですみません。アマゾンの洋書で扱いあり。見開き毎に one whale, two tigers …って、ちぎり絵の挿絵は感じいいけど、普通…と思いきや、10の次の頁がが0、0 … but no dodos この見開きだけ挿絵はない。無地の背景に、0 … but no dodos 。初見ではここで落涙した。でもドードーはいない。
 実は1~10の動物たちもレッド・データな希少生物ばかり。ドードーの次のページに解説が載っている。簡単にこれ(特に0の頁)がどういう意味なのか説明してやると、低学年でも真摯に聴いてくれる。パンダが貴重なのはみんな知っているし、ニュースをよく見る子ならクジラもわかる。でもトラもぞうさんもそうなの?と。アリスを読んでいる子ならドードー鳥にも覚えがあるかもしれない。テニエルのちょっとグロい挿絵でも描かれているから(涙の池の直後、体を乾かすかけっこの場面)ルイス・キャロルの創作物と勘違いする人も多いけれど、ほんとにあんな姿の鳥だった。
 高学年ならこれも並べて次の段階を示してやるのもいい。『南仏プロヴァンスの12か月』のピーター・メイルによる絶滅動物16種への愛惜に満ちた本『ドードーを知っていますか』。ショーン・ライスの挿絵も丁寧。図書館は初版で入れたところが多い、地味に人気のある本。

 ドードーを知っていますか第2版

 エスプリの効いているものとしては『魔女ひとり』。金原瑞人訳というところでわかるかな、怪奇テイスト。魔女とかミイラとかゾンビとか、ちょっと怖い話は中から高学年が大喜び。

 

 魔女ひとり

 ↑が怖すぎる1年生には『じゅうにんのちいさなミイラっこ』、地下を抜けだした十人のミイラの子、そして誰もいなくなった形式かと思われて、ちゃんと安心のラスト。挿絵は『シンダー・エリー』のブライアン・カラス。楽天では取り扱いがない。ちりばめられた「こだいエジプトのまめちしき」はクラスの読み聞かせでは煩雑になってしまうのでカットの方向で。でもこういうのが付いてるよと紹介(一つ二つ例として読んでもいい)、その後のひとり読みにつなげてあげると良い。
 もっと物語風味でということなら「スプーンおばさん」シリーズのアルフ・プリョイセンによる『10までかぞえられるこやぎ』挿絵はなんと林明子。北欧の冷たい空気感を出したかったのか、日本物のときのあたたかさが抑えられ描線も硬くて、私としてはあまりいい出来とは思えないのだが、幼稚園児以上に大人気の本だ。ストーリーはすっとぼけていてオチも良い。

 10までかぞえられるこやぎ

 後は数の本といえば忘れちゃいけない『ウラパン・オコサ』。このブログでも何度か取り上げている二進法がいっぺんで納得できちゃう本。1年生からばっちり。

 

 ウラパン・オコサ

 あとは算数総合。レイン・スミスのこれ! この世はすべて算数で考えることができます、という先生の言葉にとりつかれてしまった小学生の1日、『算数の呪い』。見るもの聞くものすべてを数えなきゃ的強迫観念に襲われたり、これは分数的考え方ねとかこれは統計とか思考回路をのっとられ、引きずり回されてへとへとな彼女がどうやって呪いに打ち克つか。そして次の日、学校に潜む危険は算数だけではなくて…!?

 算数の呪い

 併せて、読みきれるものではないので反応しそうなところをチョイスしてこれを↓読んでやると、高学年は引っかかってくることだろう。算数=数学が科学の中に位置していることが目で見てはっきりわかる、ビジュアル図鑑である。引用されるガリレオの言葉「宇宙のすべては、数学のことばで書かれている」は、そのまんま「算数の呪い」。呪いととって怯むか、算数こそ世界を理解するカギだととってわくわくするかは君次第、という感じに持っていくといいかな。

 

 目で見る数学

 

 続・目で見る数学






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最終更新日  2010.06.01 13:43:01
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