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"More Sounds of Christmas / The Ramsey Lewis Trio"
ファンキーなジャズ・ピアニスト、Ramsey Lewisが自身の人気Trioで1964年に吹き込んだクリスマスアルバム。タイトルに"more"とある通り、彼らの2枚目のクリスマスアルバムです。なんといってもジャケットが素晴らしくイイ味だしてて、これだけでも買い!な雰囲気。もちろん内容も良いです。ストリングスを起用して流麗なアレンジを施している曲もいくつか。でも、ストリングスさえもソウルフル。ドス黒いとまではいかないけど、品の良い黒さというか、earthyさがRamsey Trioの持ち味で、このアルバムでも如何なく発揮されてます。 収録曲は、メンバーのオリジナル2曲のほかはクリスマス・スタンダードだけど、Claude Thornhillの"Snowfall"という曲を演っているのが印象的。冬をテーマにしている曲の中で僕が大好きな曲です。原曲は静謐で深く神秘的なムードを持った曲。ここでは優しさや温かみが感じられる演奏となっていて、それもまた良し、、、。Ramseyのピアノは、ちょっと転がるようなブルージーなフレーズが小気味よい。聴いていてわかりやすい演奏は、時に商業的な音楽とも言われたようだけど、こういった企画のアルバムにはピッタシはまってると思います。ほかのメンバーのプレイも光ってて、特にベースのEldee Youngのグルーヴィーさがカッコいい。スキャットしつつチェロでソロをとっている"Jingle Bells"なんかシビレちゃいます。彼は、後にやはりRamsey TrioのドラマーだったRed Holt(このアルバムにも数曲参加してる)と"Young=Holt Unlimited"というエラくファンキーなグループを組んで活躍しました。そのヒット曲"Soulful Strut"も今の季節聴くとキモチいいなぁ。