固定ファンであるが故に厳しい意見を言う必要はあるはずだ。
９割戦闘シーン、重火器有り、情報戦有りと、燃える展開ばかりが好きな人にはうってつけだろうが・・・。
いや、本当にほとんど全部戦闘シーンだよなぁ・・・。
前回に比べると、慣れという部分もあるのだけど、独特のルビとか、用語とかは、多すぎない程度にまとまったのではないかと感じられる様になったかと・・・。
だから、前回に比べると読み易いわけですけど、９割方が戦闘シーンですからねぇ・・・。
まあ、それでも戦闘要員のＡ／Ｂ以外のキャラクターもそれなりに活躍の場があるわけですからキャラの生かし方はうまいと思いますね。
しかし、雑魚戦闘員なんて、戦隊物の戦闘員以下の扱いだからなぁ・・・。
しかしあれだ、本業は＜ゾーン＞に出没するグレムリン退治のはずだが、もう全く無視なんですね・・・。

戦闘シーンの表現は相変わらずうまいと思うのですけど、シナリオ的にはまだまだ荒削りな部分があるように見られる作品ですね。
個人的にはちょっといまいちな感じがした。
(お前それって、お互いに事情がある者同士の戦いで、全く犠牲を出さずにハッピーエンドと言うぬるさが気に入らなかっただけだろ？)
この満足できなかった分はついに再スタートを切る３巻でと言う事で・・・。

Ａ／Ｂエクストリーム　ニコラウスの仮面 著者：高橋弥七郎 出版社：メディアワークス サイズ：文庫 ／ ３０２ｐ 発行年月：2002年 07月 本体価格：590円 (税込：620円)