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2004/07/08
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カテゴリ:カテゴリ未分類
桑島由一作品と言えば、勢いだけで突抜るギャグの連発で盛上げ、最後に泣かせるタイプのオチを持ってくるというのが基本なので、笑いを求めるには、丁度良い作品なのです。

で、いつもの神様家族とは違う新シリーズのスタートなのですが、主人公の名前は、春山マリオ・・・、やっぱりあのマリオ?
運悪く、受験に失敗したマリオの為に、学校を経営している親戚からの助けで、南青山にある学校に通うことになったが、実は女子校だったとか、そのクラスは全員が男性恐怖症で、マリオは男性恐怖症克服プロジェクト用の人間教材として招かれたとか・・・・。
で、「南青山少女ブックセンター」ってのは、接客業で克服させようというカリキュラムの一環だということです。
登場ヒロイン30人?って、赤○先生ですか?みたいな、どこからパクって来たのか分かりそうな内容なのですが、そこはなんて言うか、独特の桑島節っていうか、勢いでやっちゃう所がこの作者の凄い所でしょう。

でも、正直パロディ小説なのかどうかは私には良く分かりませんが、勢いで書かれたような、ギャグは電車の中で読むのは禁止したくなる内容なのですが、肝心のシナリオはわりかし普通って感じですね。
「男性恐怖症」を克服させるのがテーマでこのシリーズどこまで続けられるのか気になるところです。

こうなって来ると、「神様家族」のシリーズの刊行ペースも遅くなるだろうし、本職はゲームシナリオライターなのですし、大丈夫なのかちょっと、気になります。
平行して続ける分けだから、ネタとか、内容とか、体とか・・・。




南青山少女ブックセンター(1)
著者:桑島由一
出版社:メディアファクトリー
サイズ:文庫 / 261p
発行年月:2004年 06月
本体価格:580円 (税込:609円)







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最終更新日  2004/07/21 12:38:53 AM


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