また、また、死亡する主人公って一体・・・。

と言う事で三度、召還されて同じ日を３回繰返して事件を解決する分けだが、今回はなぜか真鶴千尋まで召還されて二人で事件に乗り出す事になるわけだけど・・・。
このシリーズの難点は、１周目があんまり面白くないという事。
まあ、事件のあらましを説明するためにはとっても重要なのは分かってるのですけどねぇ。
と言う事で、やってくれました！！べたですが、朝起きたら千尋だった青山正吾というやつ・・・。
まあそれでも、青山正吾だけに、こうサービス的な物ってのはいっさい無しですが、まあ、１周目だからと暴虐無人な振る舞いをするなんていっさい無かったからなぁ・・・。

と言う事で、今回はみんなでスキー旅行、大雪で孤立した冬山のロッジ＝殺人事件ってまたベタな内容を・・・。
で、次々に起こる凄惨な連続殺人事件って、３人死んだから３回だったんじゃ無いのかよ！！的な展開で、この事件を正吾と千鶴は無事解決できるのか・・・！！

と、今までで一番の分厚さなのに、事件そのものの正体はあっさり分かってしまうのがちょっと・・・。
とりあえず、１周目の１人目でもう分かったんだけどねぇ。
まあ、今回重要なのはそこじゃなくて、恋人である乃木坂秋葉と、幼なじみである真鶴千尋との関係に焦点を当てた内容と言っていいでしょう。
確かに、恋人がいながら幼なじみの女の子と普通にしゃべられてるだけで、あまり気分的に良くないでしょうからねぇ。

DEAR3 二人で見つめる土曜日 著者：新井輝 出版社：富士見書房 発行年月：　2002年 03月 サイズ：文庫 ／ ３７３ｐ 本体価格：620円 (税込：651円)