カテゴリ:ライトな本
人々にドキドキと、ワクワクを! まあ、準入選というレベルを考えるとなかなか面白かったなと思う作品。 (ただ、編集部の煽りのような解説は雰囲気を台無しにしてくれるが。) 新精紀と呼ばれる、今の時代が滅びた後の世界で、科学ではなく、精霊とともに生きる事を選んだ時代という舞台設定で、ライドで空を旅するロスト・リサーチャー天華の冒険活劇なのだが、ヒロイン天華がやけに強かったり、実は家出姫だったり、ライトノベルにありがちなご都合主義的な内容なのだけど、まあなんにも気にせずに読んだら、なかなか面白かった。 科学文明が滅びた後の世界と言えば、ナウシカとか、FF10とかみたいなちょっと暗い設定になるのが普通なので、やっぱライトノベル的な設定だよなぁとか思ってしまうわけで、かつて世界を滅ぼした24体の精機龍がいまだにうろちょろしてたら、普通枕を高くして眠れないでしょう・・・。 まあ、ライドで空を旅する点は、メーヴェとか、ガンシップとか・・・。 突っ込むといろいろとそこら辺の名作が思い浮かんでしまうので、まああえて目をつぶるとして・・・。 オリジナルなアイデアと言ったら、「メール」位か・・・。 まあ、メールが重要な役割を果たしてるのかというと、そうでもないように見えるのだけど、神殿から一歩も外に出られない妹の白華と「離れていても心はいつでも繋がってる」感が出てるので個人的には良かったかなぁと思うわけです。 なんだかご都合主義アイテムの代名詞のような精書Gとか、強い割には酷い目に遭わされるためだけに存在するアルバルド君とか、個性的なキャラも好きなわけで。 なんて言うかライトノベル的なご都合主義は個人的にいただけないのだが、冒険してるドキドキ感やワクワクするような展開は個人的には良かったです。っていうかなんか、初心に返れた気がする。 まあ、一番気に入らないのは、精と言う単語にやたらとこだわる所・・・。 精書とか、精紀とか、練精術とか・・・。 精力とか、精子とかろくな単語をイメージしないので嫌なんですよ。
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最終更新日
2004/09/12 12:06:52 AM
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