カテゴリ:ライトな本
ツンデレはいい、なんと言われようがイイ!? 寮で伝統の「水無月際」を前に、学園一のモテ娘、良久須美を打ち倒した後白河法行の前に新たな刺客、遼監督生・金田伊緒が立ちはだかる!? とにかくまあ、男嫌いでツンツンした小娘を相手に、拳と拳を交し合ったら友情が芽生えると確実にどこかのマンガの悪影響を受けた後白河法行の友達作りが始まったり、何で祭りの準備なのに、後白河法行が拉致監禁されて、その噂を聞きつけた生徒会と、寮生たちによる、寮を舞台にした篭城戦にもつれ込むのか不思議でならない訳ですが、相変わらずのぶっ飛びようは実におもしろいです。って言うか、おかしいです。 まあそんな篭城戦に対して、たった6人の生徒会がガンガン攻める訳ですから、まあどう考えても化け物としか思えないですねぇ・・・。 しかしそこにみっちりと戦略が練られていて、なかなか奥が深いところが魅力なんですが、その奥が深い割に冷静に考えればバカ話だと言うことも、この作品の魅力なんでしょう。 一人と除いて全員が女性キャラなのにラブコメが無いとか、寄宿舎物なのに百合が無いとか、なんかラブコメにありがちな設定を使っていながら、使い方が常々間違っている感じがしてならないのですが、 これはこれで斬新でおもしろい と思ってるのでOKです。 ただ、人物の日常会話が生々しいと言うか、リアルな女子高でありそうな会話が炸裂しまくりで、 おいおい、女学院物だよ?寄宿舎物だよ?そうくれば、お姉さまとか妹とか、百合とか、薔薇とかあるじゃないですか?そういう夢を見させておくれよセニョリータ!? あぢぃとか言って、スカートで扇いだりするような現実を見たくないんだよ!? 女学院とか、寄宿舎の美しき姉妹愛とか、友愛とか、美しいよね女の友情ってとか思わせておくれよ! とか思わされてしまうところが、ちょっと嫌かな・・・? まあそれでも、今回登場の金田伊緒のツンデレっぷりがなんとも言えないというか、序盤こそ尖りまくりで、ヒステリックで、なんか今回のメインはちょっといややなと思わされた訳だけど、後半のぐら付きながらもつんけんどんな態度をとる所が、なんとも言えない。 良質のツンデレっぷりを披露してくれるので、まあなかなか良かったですよ。 しかし、徐々に派手になっていくバトルがそのうち、落ちたら酸の海とか、マグマの上とかで戦いそうな気がしてならないのは、何故でしょうか?もちろん、落ちても、2,3巻すればひょっこり帰ってこられるが。 いや、塾長はいないですよ・・・。
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最終更新日
2006/03/13 10:43:34 PM
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