小林よしのり氏の「戦争論2」の中に
「戦争になったら誰を殺しますか?」
という問いかけがありました。
そう問われた自衛隊出身者は
「敵の兵隊」
と答えたのですが・・・
どう思われますか?
1980年頃大学の講義で、国際法の専門家の先生が
戦争放棄をうたう憲法9条のために、日本では
「
戦時国際法」
が専門的に研究されていないと嘆いておられました。
戦時国際法とは戦争当事国間に適用されるのみならず、
交戦国と中立国の間にも適用されるので、
戦争をしない国家でも必要なのですが・・・
ちなみに、戦時の攻撃目標は敵の戦闘員か軍事目標に
限られています。
戦闘員とは紛争当事国の軍隊であり、
軍事目標とは野戦陣地、軍事基地、兵器、軍需物資です。
戦争とは言っても敵国を無差別に攻撃することは
禁止されており、戦闘員であっても
降伏者、捕獲者、負傷者、病者を攻撃することは
禁止されており、もちろん民間人や民間施設を
攻撃することは戦争犯罪です。
当然のことながら、太平洋戦争時の日本空襲や
原爆投下などは明らかな国際法違反行為です。
戦争といえども、何でもありではありません。
ルールはあるのです。
長々と書きましたが、イスラエル軍のガザ地区への
空爆と地上侵攻は、明らかな戦時国際法違反のように
見えます。
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