さて、先日の日記の続きです
外国語学の必要性を認識?
お地蔵さんの梵名の
クシティガルバを調べることになりました。
誰かに聞けば良さそうなものだと思わないこともありませんが、
さて、どなたに尋ねたらいいのか判らない(ーー;)
近くにはサンスクリット語ができる人がいないのだ。
やむを得ず、自分で調べる。
とりあえずインターネット。
これはサンスクリット語ですが、デーバァナーガリーという表記
これを梵字に転換する必要があるのだが・・・
ク・シ・ティ・ガ・ル・バ
と六文字あるはずなのに、この表記は四文字しかない。
怪しいんでないの?
仏教大辞典・密教大辞典・梵字悉曇の本四種
その他、手持ちの本をいろいろ調べるが、
ksitigarbha(クシティガルバ)
とは出てくるものの、サンスクリットも梵字も不明(ーー;)
そう言えば、サンスクリット辞典を持っていることを
思い出したよ。
どこに置いたか昔の記憶を辿り、ついに梵英日辞典発掘。
これで地蔵菩薩の謎が解明されるヽ(^o^)丿
しかし、出てこない(ーー;)
調べ方も良く分からない(ーー;)
12000円もする梵英和辞典が肝心な時に役に立たん(ーー;)
参った、各なる上は、今月の法要で会う予定になっている
某国立大学卒業後、仏教系大学に編入して首席で卒業した
俊英のI君に調べてもらうしか手が無い(ーー;)
と放置して二三日が過ぎたころ、もう一度インターネット上の
ksitigarbha(クシティガルバ)を見直した。
これって切り継ぎでないの?
切り継ぎとは
日本語では、ka sa ta のように基本は子音と母音がひとつづつ
なのですがサンスクリットは ksa sta みたいに、子音が二つとか
三つとかつながるんですよ。
恐ろしい事に、繋がると字形が変わる。
それを子音結合と言うそうなんですが、梵字では切り継ぎと
言います。
ksi・ti・ga・rbha(クシ・ティ・ガ・ルバ)
なんだ、四文字じゃん(*^_^*)
デーバァナーガリーは判ったけど、今度は梵字に転換しないと
なんとなく、こんな感じで繋げるのではってのは判るんですが・・・
怪しいので、これで調べてみた。
『中古』梵字悉曇—慈雲流の意義と実習
これが71ページあります。
今はアルファベット表記があるので、判りやすいですが
アルファベットが無い昔の人はこれを丸暗記したと
言います(◎_◎;)
大変ですね(*^_^*)
そしてついに発見!
しかし、これでおしまいでは無い。
先ほど見ていただいたのは、慈雲流という書き方の梵字で
これで調べたんですが、私が普段書いているのは
最初の四国遍路日記を書いた澄禅という方に近い文字
結構違うんですよ。
結果的に完成したのがこれ。
あまり書かない字なんでイマイチですが・・・(ーー;)
まあ、一応読めますわね(*^_^*)