最近、瞑想という言葉を見たり聞いたりすることが多くなりました。
現代人の心が病んでいるのでしょうか?
私の子供のころは、通信手段といえば訪問か電話が主流。
それも固定電話です。
子供が電話をかけることも少なく、用事があれば
出かけていました。
情報収集も紙媒体とテレビ・ラジオ
録画することもありません。
車も少なく、夜には商店は店を閉め、
ひっそりとしていました。
ところが今はどうでしょう?
携帯電話どころかスマホが主流。
「24時間働けますか」ではないが、24時間
連絡が取れる状態。
情報収集もPCとスマホが主流。
リアルタイムで世界中の情報を見ることができます。
24時間空いている不夜城のコンビニやレストラン
車に気を付けないとオチオチ歩いていられません。
こんな状況では、落ち着いて静かな時間を
持つというのは難しく、心と精神を休めるために
瞑想に注目が集まっているのかもしれません。
瞑想といえば、実は仏教の専門分野なんですが、
瞑想に詳しい僧侶は多くありません。
禅宗の方は、多少心得があるし、密教僧も経験者の
はずなんですが、「瞑想」について僧侶が語ることは
少ないように思います。
よく聞くのはマインドフルネス瞑想。
マインドフルネス瞑想は禅やヨーガから
怪しげな精神性や
宗教的な要素を取り除いたものというのですが・・・
怪しい部分ってなんだ?
宗教要素が入ったら問題なのか???
「今起こっていることに意識を向ける」
というのですが、具体的には「呼吸」に意識を向けるようです。
もう、30年も前になりますが、自己啓発セミナーを
受けたことがあります。
その講師が二つの瞑想法を教えてくれました。
一つは心を落ち着けて、すべてを感じる。
具体的には座っているならば、
座っているおしりや背中がが床や椅子に当たっていることを
感じる。
足が床についているならば、その足と床の感触を感じる。
服を着ているならば、服と自分の体の感触を感じる。
周りの空気の動きを感じる。
そして自分の呼吸をゆっくりと感じる。
この瞑想を一分間行うと、
異性から見て魅力的に見える
というのでやってみたけど効果はなかった(ーー;)
マインドフルネス瞑想ってこんなものですかね?(*^_^*)
実はマインドフルネス瞑想について見たり聞いたりして
私が足りないと思うことがあります。
呼吸に意識を向ける前に、まず、自分の呼吸を安定させる
というのが足りない。
私のやり方はこうだ。
1、まず正しく座る。
椅子でも構わないですが、体がユラユラしないように
やわらかいものは避ける。
正座がおすすめ、正座のお尻部分に座布団を丸めて置き
少しあげてやると良いようです。
座禅のスタイルがもっといいのですが、体が硬かったり
慣れないうちは痛いだけでやりにくい。
2、目を半眼にする
薄目ですね。開けてもつぶっても良いのですが、
最初は半眼の方がやりやすい。
3、息を大きく吐く
息をゆっくりと大きく少しずつ口から吐きます。
そして鼻からゆっくりと吸います。
思い切り吸いこんだら、もう一度ゆっくりと吐く。
慣れてきたら、息を吐くときに、自分の体の悪いものを
出すように思い、逆に吸うときはきれいな空気が
自分の体の中に充満していくように思います。
これを三回ぐらい行います。
4、呼吸に意識を向けると同時に周りのすべてを感じていく。
5、瞑想からの出かた
実はこれが私は肝心だと思っています。
しかし、うまく指導できない(ーー;)
リアルでも難しいのでネットで書くのは引けるのですが
一応書いときます。
ゆっくりと意識を戻していく、そして体が動くことを
確認して手をゆっくりと上へあげ、手を開いて自分の頭から、
全身を撫でるように(触らない)下ろしていく。
その後にゆっくりと目を開けて体を動かしてから
ゆっくりと立つ。
一言、言わせていただきますと、感情がゆれているときは
瞑想はなかなか難しいですよ。
テレビとか雑誌とネットで見ると、一日3分とか5分とかで
効果があると言われるんですが、どうなんだろう?
私は毎日20分~30分ぐらいはやってますけど、
効果出ているんだろうか???
ちなみに私のやっているのはマインドフルネス瞑想ではなく
密教瞑想ですから
「呼吸に意識を向けると同時に周りのすべてを感じる」
ってのはやってないですけど(*^_^*)
私のやっている月輪観