台風19号をはじめとした大雨で各地で浸水被害が起きています。
災害に遭われた方にはお見舞い申し上げます。
さて、災害に遭われた方には、申し訳ないですが、もし徳島だったら
そこまで被害が出ていないような気がする。
被害に遭われて地域の方にとっては、未曽有の大雨だったかも
しれませんが、徳島ならばあれぐらいの雨は何度も経験しています。
こういう災害にないする対策情報の共有ははできないものなのだろうか?
徳島においても、何年か前になりますが残念な事がありました。
ある山のお寺の住職が、留守番の人を送るために山頂へ向かった。
ところが、運悪く大雪で途中で車がスタックして、車を置いて
山頂のお寺へ向かったのですが遭難してしまった。
ここまではどうしようもないと思います。
ところが、遭難を確認するために、関係者が徒歩で山頂へ向かい
確認までに半日近く、さらに病院に収容されるまでに
また半日もかかった。
降雪量が多い飛騨で育った私には理解できない話でした。
この時、猛吹雪で近寄れないような状態ならともかく
雪はもう止んでいましたし、距離も数キロ。
積雪は山頂では1メートル近くあったようですが、
麓では20センチ程度だったはず。
もし、私の郷里なら、遭難を確認するために雪用の車で向かい
1時間ぐらいで遭難を確認できただろうし、
病院にも1時間ぐらいで収容できたはずです。
それでも助かったかどうかはわからない。
しかし、遭難が判ってから1日も放置されることはない。
たまたま雪が降らない地方で起きた悲劇ですが、
実は同じようなことが、浸水被害の被災地でも起きているのでは
ないかと思います。
経験がないというのは仕方ないですが、その経験は補えるのでは
ないか、情報の共有と対策は自治体が連携していれば可能なのでは
ないかと思います。
上記の雪用の対策について徳島県に問い合わせたところ、山陰の県と
連携しているというのですが、それでは間に合わないだろう。
浸水が起きてから「命を守る行動をとってください」と言われても
どうしようもない。
各県とも各地に雨量計は設置されているだろうし、河川の水量も
計測されているはずだから、あらかじめ予想される降雨量から
どの程度の浸水が予測されるかは何時間か前に判っていたはずだ。
この地域は何時間後に何センチの浸水が予測されるから
避難してくださいと具体的な指示を出せたら、浸水は防げなくても、
人的な被害は防げたケースはあったのではないかと思います。
避難するかどうかは、その個人が判断することになると思いますが
単なる避難指示ではなく、浸水予測を含めた避難指示を出した方が
有効な気がします。
いかがでしょう?
台風時に車で走っていますが、
低くて雨が溜まりやすい場所は避けています。
普段は、低いようには見えないところでも大雨になると
50センチぐらいの水たまりになりますから、
知っていないと危険です。