お正月から餅を食べております。
私が子供の頃は、餅といえば正月しか食べられず、
他の時期はタイルのような餅しかありませんでした。
お正月に農家の伯母のところで朝昼晩と砂糖醤油を
お餅につけて食べていましたのが懐かしいです(*^_^*)
今から考えると、三食とも砂糖醤油の餅だけというのは
栄養のバランスが悪すぎる(ーー;)
ところが、いつの頃からかスーパーでも、普段からお餅が
置いてあり、いつでもお餅を食べられるようになりました(*^_^*)
特に徳島では四十九日に四十九の餅をお供えする習慣があるので
そのお供えのお餅をいただくこともあります。
豊かになった結果ですが、餅の有難味も
無くなってきました(*^_^*)
しかし、お正月には本堂にも餅をお供えしますし、
食べないわけにはいかない(*^_^*)
今年のお正月は以前頼んでいたお菓子屋さんが、
廃業されたので、別のお菓子屋さんに依頼しました。
「お正月の餅をお願いしたいのですが・・・」
「お鏡ですか?」
「いえ、小餅です」
以前は鏡餅を注文していたんですが、四国の気候の特性で
かなり前から鏡餅を止めて小餅にしました。
実はお餅を1月11日まで祀りますが、そこまで祀ると
結構な確率でカビが生えてしまう(ーー;)
鏡餅だと確実にカビが生えてもう食べれないんですよ(ーー;)
切るのも大変だし。
ところが、小餅にしておけば全滅は避けられる(場合もある)
四国の気候は暖かくて湿気が多すぎるんでしょう。
さて、餅といえば高野山を思い出します。
高野山では毎年お正月前に餅つきを行なうのですが、
私のいたお寺ではかまどを使ってもち米を蒸していました。
本堂などにお供えするお鏡を作るのですが、それ以外に
大きな木のタライに5つ(◎_◎;)ぐらい小餅を作ります。
かつては総勢60人ぐらいいたことがあり、その頃は鏡開きの前に
本堂のお餅も下ろしてきて食べていたそうですか・・・
住職の家族、僧侶、宿坊担当、学生などで15人ぐらいですから
とても食べきれる量ではない(ーー;)
減らしたらよさそうなものですが、先代住職の奥さん曰く
「人数が減ったからといって餅の数を減らすわけにはいかん」
縁起物だから減らさないということでしょうか?(*^_^*)
私は餅が好きなので毎日焼いて食べますが、しばらくすると、
表面が固くなってきて焼いただけでは食べられません。
そこで餅を味噌汁の中に入れて食べます。
1月末に膨大な木のタライの餅をようやく完食!(*^_^*)
と思いきや・・・プラスチック製の大きな桶をひっくり返すと
氷に包まれた鏡餅が!(◎_◎;)
乾燥を防ぐために水につけてあったようです。
再び餅を食べる日々。
表面が固いので、食べるのに難儀しますが、食べないと
もったいないと思い、もはや執念で食べる(ーー;)
2月いっぱいまで餅が用意されていました(ーー;)
このところ、気にいっているのが安倍川餅。
餅をレンジでチンした後、熱湯で煮ます。
最初は沈んでいるんですが、しばらくすると浮き上がって
きますので、引き上げてきな粉をまぶします。
すると、ちょうど、写真のような安倍川餅ができます(*^_^*)
そこに、年末にいただいた最中を冷凍してあるのをチンして
最中の餡をつけて食べます(*^_^*)
(画像はネットから取りました)
こんなにきれいではないですが・・・
このところ毎朝食べています。
皆さんもいかがですか?