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カテゴリ:勝手に観光案内
3日目は、日光市内にちょっと立ち寄りの後、一般道路のトンネルとしては国内有数の長さを誇る「日足(にっそく)トンネル」を抜けて日光市足尾町へ入りました。
トンネルを抜けて緩く長い下り坂をしばらく走ると、線路に突き当たります。 「わたらせ渓谷鉄道」の足尾~間藤間です。 ここを桐生方面へ行くには左折するのですが、ここでは右折して、「足尾本山」の方へ入ってみました。 なお、案内パンフレットは間藤駅、足尾駅、通洞の銅山観光などで頂けます。 ![]() 足尾 posted by (C)Traveler Kazu 「鉱毒事件」「田中正造」で有名な足尾銅山跡。 ここは「精錬所跡」で、大煙突だけが往時を偲ばせます。対岸から見学します。 ![]() 足尾_01 posted by (C)Traveler Kazu 「精錬所跡」の近くにあるお寺の境内に、すごい物がありました。 これは、「旧松木村」にあった無縁墓石を移設し、墓石塔にしたものだそうです。 松木村は鉱毒処理のために村域全体が古河に買収され、1900年頃までに廃村となったそうです。 ![]() 松木村無縁塔解説 posted by (C)Traveler Kazu ![]() 足尾_03 posted by (C)Traveler Kazu さらに奥に進み、一般車両が進入できる最も奥地まで到達しました。ここには遮断機があり、許可車以外は車両が進入できません。 そこに巨大な砂防ダムがありました。「足尾ダム」と言うダムで、鉱毒により禿山となった山々からの土砂(土石流)を食い止めるために、昭和31年に完成した砂防ダムです。 古い石積みが歴史を感じます。 ![]() 足尾_05 posted by (C)Traveler Kazu 正式には(役所的には…)「足尾砂防堰堤」と呼称されるそうです。 砂防ダムですのでゲートなどはなく、自由越流に任せるのみの方式です。 この巨大な堰堤は、水が流れる「越流部」の他に、水を流さない「非越流部」が長いのも特徴。この部分は後から補強されており、銅版ぶきの巨大なイラストが目を引きます。 図面を見ますと、この非越流部の下流にも副ダム(水の勢いを緩和するダム)が設けられていますので、未曾有の豪雨となった際には、この部分を越えて水が流れ下るということも想定しているようです。 この非越流部側の堰堤の天端部まで階段で登ることができ、男体山が見えるそうです。 実際に上がってみましたが…どれが男体山なのか分かりませんでした ![]() ![]() 足尾ダム上流 posted by (C)Traveler Kazu ダムの上流には大量の土砂が堆積、下流側との差が一目瞭然。 先に紹介した「旧松木村」の他にも、このダムより上流には数か村あったそうです。 ここには、資料館があります。足尾の歴史を知るためにぜひ見学してください。 次に、少し下流へ戻りましょう。以下、次回。 お気に入りの記事を「いいね!」で応援しよう
最終更新日
2011年11月05日 14時09分40秒
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