多摩散策-その4_story(2926)2012.12.20
日野の散歩その2
浅川を下流方向に走っている。京王線「平山城址公園」から近い「平山橋」。
その下流に「一番橋」、「高幡橋」と続く。「高幡橋」は川崎街道で、JR日野駅を通る旧甲州街道を起点として川崎まで伸びる道である。
この橋から360°の絶景が楽しめる。
一つは秩父・多摩連山。
もう一つは丹沢山系と富士山。
日野市・高幡橋からの大岳山(1266m)
Picture1:仏の涅槃像のような山
紅葉の丘は、豊田緑地。
JR豊田駅前にはビルが林立。
国道20号線が丘に登っていく風景。
中央の山が大岳山(1266m)。
多くの東京人が「大菩薩」((嶺(2057m)、峠(1897m))と言ってしまう山でもある。
御岳山(929m)の南西に聳える山で稜線をなぞると
仏さんの顔に見える。左が御前山(1405m)。
川崎市麻生区アートセンター ドキュメンター映画「傍(かたわら)~3月11日から~」
伊勢真一郎監督の「傍 ~3月11日から~」の映画を観た。
アートセンターの公演では今日がlastである。10時開演で一回きり。113人しか座れない会場!
ということで、小田急線・新百合ヶ丘まではせ参じた。
週の予定では今日はrunningデーである。水曜日の朝刊に「忘れるために撮りたかった」という見出しで映画のことが出ていたので予定を変更した。
といっても、映画が終わってからrunningで家まで25kmの道を帰るという無謀な計画をたてた。(夕方にかかってしまったため多摩境という京王線の駅まで18kmにとどまったが)
さて、映画は涙の連続であった。主人公は、宮城県亘理(わたり)町に住むミュージシャン苫米地サトルさんとその家族。人口3万5千人ほどであるが、津波で亡くなったひとは271人。
月命日には、その全員の名前と年齢を「FMあおぞら」は読み上げる。
吉田浜を抱えている町であるため漁業関係者があおく、津波で帰らぬ人となった。読み上げられる人の年齢は6歳、19歳・・など若い人も多い。そのたびに涙があふれるのだ。
震災直後に立ち上げたFM放送は、地域の情報網として十分機能している。
撮影は、キャラバンを組んだ「ドキュメンタリーも創れる支援物資輸送部隊」という名前の部隊で行った。亘理町に足しげく通い、心の記憶を、黙とうの姿を追い続けている。
また70km離れた福島県・飯館村にも取材し、豊かな自然と帰れない人たちの思いを存分に伝えた。
先日の12月7日の宮城県沖地震。NHKアナウンサーが、「東日本大震災を思い出してください」などと強い口調で避難の呼びかけを連呼した。賛否はわかれるが、東日本大震災の被災地では、「津波を思い出してつらい」と言う。
月命日の習慣がある東北では津波を決して忘れることはない。
やはりこの辺りが、がれきがゴミと映る”東京”と、がれきを思い出がいっぱい詰まった宝物とみる”被災地”の温度差であろうか。
自主公演で皆様の町をおじゃますることがあるもしれないと伊勢監督は言っている。その時は観てください。
Picture1(sketch-direction 330° pm12:50 Sketch point:Takahata-bridge,Hino City,Tokyo,Japan GPS 35.659997,139.392969(35°39'35.99" N,139°23'34.69" E)標高68m
Google Earthを楽しむ方法
Blogに掲載されている画像はすべて場所名、方位、時刻、GPS情報と標高を付けています。このうちGPS情報(ex.
35.674794,139.758183(°)など)を、Google Earthのジャンプboxに貼り付けて検索ボタンをクリックすると、スケッチした場所に飛ぶことが出来ます。