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Jun 29, 2019
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カテゴリ:ジョグ&スケッチ
​​​オルフ室内合奏団、劇工舎(げきこうしゃ)プリズムの公演_ story (4400)2019.6.29

While the rainy season was fine, I  run along the upper Sagami River .
The river surface had a dark green color reflecting gray based sky and flesh  mountain
The river is moist green and beautiful like a mirror. As the ripples come in , several concentric circles come and go repeatedly, and the surface of the water constantly shakes.
From time to time, the sun's reflections cause it to shine like a highlight.June is about to leave to July.
In the garden, Suka Lily, Lincoln(薔薇), Hydrangea, Dokudami, Biyouyanagi and Agapanthus were in full bloom.
I've always sketched these, but I missed this year. All flowers are fading.
 I will prepare to make Dokudami tea if the day when it continues to be sunny.

緑したたる季節である。梅雨の晴れ間、久々に相模川上流を走ってみた。曇り空を映し灰色がベースになった川面に、緑色の山肌が映って、川はしっとりとした緑色に染まっていて鏡のように美しい。波紋が迫っては寄せていく幾筋もの同心円、反復を繰り返し乍ら絶えず水面は揺曳(ようえい)する。時々太陽の反射をうけてハイライトのように光る点々を鏤(ちりば)めて。見て飽きない。朧(おぼろ)げに6月が去ろうとしている。
庭ではスカシユリ、リーンカーン(薔薇)、紫陽花、ドクダミ、ビヨウ柳(未央柳 or 美女柳(びじょやなぎ)、美容柳(びようやなぎ)、金線海棠(きんせんかいどう))、アガパンサスが満開であった。いつもはこれらをスケッチしているのに、今年は怠ってしまった。すべての花が色褪せつつある。晴れるような日が続けばドクダミ茶を作る準備をするのであるが今年は様子見である。


■今週の1枚
The extraordinary cliff at Onigajyo in Kumano City Wakayama Pref.和歌山県熊野市にある鬼ヶ城の大岩壁(2019.6.5 pm6:30)

​5人で伊勢路を旅をした。疲れてはいたが宿から500mの世界遺産を案内。スケッチを描こうとして彼らは先に宿に帰ってもらった。描画後猛然と彼らを追いかけ、ホテル直前で跫音(あしおと)を忍ばせ、そっと彼らを抜いて玄関ホールへ。彼らのビックリする顔が忘れられない。​​

目次
徒然の記その1 シベリウス:交響曲第5番
徒然の記その2 オルフ室内合奏団 サマーコンサート2019
徒然の記その3 あぁ聖火ランナー応募は難しい! 
徒然の記その4 Viola Lesson
徒然の記その5 二子玉同期会
徒然の記その6 Violin-Viola Duo
徒然の記その7 朝餉を落語に!
徒然の記その8 劇工舎(げきこうしゃ)プリズム 第72回公演「門」

徒然の記その1 シベリウス:交響曲第5番Jean Sibelius:Symphonie Nr.5  2019.6.23(日)
■シベリウスの初練習が府中の森芸術劇場平成の間であった。当団のコンマスが指揮を取る。演奏に粗いところがあるものの、一発で最後までいった。大したオケである。
 要点などが分かったため今後パート練習などで密度を上げていくが、もう来週には正指揮者が登場するのでこの1週間で大体のところを仕上げなければならない。複雑なパッセージはすべてスラーを取り、八分音符などという単位で分解して弾いていくとうまくいく。多分当方としても次回のViola Lessonで指摘されることであろう。研鑽しなければ! 
 1楽章8分の12、4つ振りで3/8(♩+♪)が=43のspeedくらい。ここに3連符9個を刻んでいく。常に管楽器が入れ替わりsoloを吹くが、騒(ざわ)めきのような小気味いリズムである。ホルンが出るところから12個の刻みとなってさらに小刻みに呟(つぶや)いていくところなどぞくぞくする箇所である。
 3楽章のViolaの刻み、con grazia(優雅に)と書いてある。Violin属も刻んでいて同じであるが、Violaだけがわずかにメロディーとなっているのだ。全章8000個の音符も随所に管などとハモる部分もあり以外に曲がうまく構成されていることに気付く。Violinのほうは高音部部分も少なく弾きやすそうに見える。



徒然の記その2 オルフ室内合奏団 サマーコンサート2019 2019.6.24(月)
■カール・オルフのカルミナ・ブラーナの演奏を契機として1997年に創立された合奏団である。毎年6月か7月の夏場に開催される無料のサマーコンサートが、聖蹟桜ヶ丘駅前のVita(ヴィーター)ホールで開催された。商業館であるVitaのビルの案内には7階までしかなく、いつも焦ってしまうのだ。エレベーターホールに行って初めて8FにVitaホールの案内が出る。管理組織が違っているのであろう。
 今回のプログラムは合奏の前半が映画・ミュージカル音楽特集で、後半が弦楽四重奏曲で、その間にカルテットなどを挟むという室内合奏団ならではのスピリットのあるプログラムできっちり2時間。なかなかの演奏であった。

曲目:
【合奏】・ショースタコーヴィッチ:ワルツ第2番 、・ガーシュウィン:『ポーギーとベス』より「サマータイム」  ・レハール:メリーウィドゥ ワルツ  ・ロジャース:シャル・ウイ・ダンス?(ミュージカル「王様と私」から) ・モリコーネ:ガブリエルのオーボエ ・ロウ:踊り明かそう  ・
【室内楽】:ロッシーニ:弦楽のためのソナタ第3番 ハ長調
休憩

【室内楽】:ハイドン:弦楽四重奏曲 ト短調 作品74-3「騎士」より第4楽章、  ・ドビュッシー:弦楽四重奏曲 ト長調 作品10より第1楽章
【合奏】ボロディン:弦楽四重奏曲第2番ニ長調(合奏版)

​スケッチは下記のような次第である。


今回は男性が少なかった。

僕の隣一つ離れた席に座った太っちょ。首を胸に埋め込むほどの大男である。ガラ携で幾枚か写真を撮ったりとすこし迷惑振りを発揮し始めた。途中から鼾をかいて寝ていた。休憩時間に「すみません。鼾、うるさいのですが。後ろの席空いていますヨ。」と言ってみた。恐縮したような顔つきとなったが、はて?というような曖昧な顔つきになり、黙ってしまった。そのまま座り続け後半でも鼾をかき始めた。困った客である。​


徒然の記その3 あぁ聖火ランナー応募は難しい! 2019.6.24(月)
■コカコーラの応募はポイントを貯められる自販機を探さねばならずお手上げであったので、次なるはどこか? と思いきや自薦他薦で応募ができるNTTが次なるターゲットに。
messengerで仲間からも他薦が届いた。これには自薦も必要で、さっそく応募に取り掛かかったが。
 しかし、何回やっても「ご入力内容に不備がございます」が消えず、「入力確認」ができないまま5日が過ぎた。最初の日は14:30から20:25までおよそ6時間頑張ってみたがどこにミスがあるのかを教えてくれないのだ。
 郵便番号から一般的には自動的に住所が出てきてもよさそうなものだが、一回目には出てこず、再入力のときに限り「住所自動入力」ボタンが表示されるが、せっかく入れた県名が消えている。さらに緊急時の連絡先、障害の有無、単独走行の可否、介助者の有無など質問事項満載なのでエラーしやすい画面である。勤務先が無い場合は「なし」とinputしなければならない。どうもこれを見落としたためか、一回失敗すると二度と回復しないようで、その後何回入力し直してもダメであった。すこしその儘にしておいたら、時間が経過し過ぎているので1からやり直せと。それを一時保存ができたとしても、以前の"入力ミス"を執拗に覚えているようで何回やっても修正されないのだ。 4日後に再度見てみたら画面が少し改善されている。要するに緊急時の家族の「同意」の欄が追加され、勤務先が無い場合には郵便番号は自宅の郵便番号で良いとなった。おそらくクレームが殺到したのだろう。
 たかだか200mしか走らないので何が"緊急時"かと。駆け付けている間に「妻」の方が危なくなったらどうするのか?

 続いて、トヨタに申し込んでみた。こちらは入力事項も少なく、あっさりと申し込み完了。わずか10分で成功だ。企業によってどうしてこれだけの差が出るのであろうか。4日間対10分! 1440対1。我々は簡便なほうに軍配を挙げる。
 7月1日からは各都道府県からの募集にも応募できる。まぁどこかで一つ当たればよい。当たらなければ、7,8月は静かに過ごしたいので海外逃亡としたいものだ。



徒然の記その4 Viola Lesson 2019.6.25(火)
■当然、シベリウス:交響曲第5番Jean Sibelius:Symphonie Nr.5の練習である。僕に取っては超難曲である。
 国分寺の坂を下りながら今日の練習模様を想定する。あの箇所、この箇所と。だいたい怒られるところが想定できるのだ。だとすればもっと家で研鑽を積んでから出かけるべきではないかと。「研究」をしていた分、Violaを触る時間が少なくなっているが、想定箇所を集中的に御復習(おさら)いしての訪問となった。
 3連符27個が28小節も続くところでは、頭できっちり3つをカウントしながら弓を指と同期しながら拍の頭に合わせ乍ら、すべてを弾き切る。合計756個の音符である。これは相当に難しい。9個づつ、up downのボーイングが変わる。「品よく」と檄が飛ぶ。下ばかり見て俯(うつむ)きながら千鳥足で進んでいるイメージだと”がり股”で歩いて再現してくれる。傑作なのが、だいたいそれに似た弾き方をしているようで笑ってしまう。
 例え話が旨いのだ。いつも感心してしまう。品よくとは、フレーズを捉え、波や風のごとく爽やかに胸を張ってpoco flautato(ポコ フルータート:少し フルートのよう)に弾かなければならない。誠に品性が求められる箇所である。しかも途中でpoco cresc.し、meno f(メノ フォルテ fより弱め)まで音量は次第に上がっていくが、常に弓幅2cmくらいで。

 シンコペというトラウマのような箇所に来ると、先生が笑う。苦手意識があることが分かっているからである。まず口で歌えと。これは想定問題集で家でやってきている。スラーを外して、因数分解していくのだ。ゆっくり歌えるようになれば、スラーを付けてと。
 音符記号が旨いのが無いので ξを四分休符、γを8分休符、♬(1/2)を16分音符とし、、"ー"をスラー、( )を記号の塊、/を小節線とすると、/ξ+γ (♩+♪)-(♪ ♬(1/2)-♪ ♬(1/2))-(♪ ♬(1/2)-♪ ♬(1/2))/-(♪ ♬(1/2)-♪ ♬(1/2))- という連続パターンのあと、-♩ ♪-♩ ♪-♩ ♪-♩ とすこし間延びしながら♩+♪ ♩+♪ ♩+♪と3連符に落ち着いてくる所はp(ピアノ)の音量まで落ちてくる。

 続いて、/ξ+γ (♩+♪)-♩ ♪-♪ ♩/-♩-♪ー♪ ♩-♩-♪ー♪ ・・の変化球があったあと、 さらに-/♩- ♪-((♪+♬(1/2)) ♬(1/2)-♪)-((♪+♬(1/2)) ♬(1/2)-♪) ((♪+♬(1/2)) ♬(1/2)-♪)/・・・
 そのあとまた無限に3連符27個の小節が続くという次第であるが、まぁだいたいクリアした。
さて6ページのlargamente e patetico(ラルガメンテ エ パテーティコ:よりゆったりと遅く そして感傷的に)のメロディーはVn1,2,Va,Vcの4つのパートが同じ音形で奏でる美しい所である。これが14小節くらい続く。美しい箇所なので時間までこれを習(さら)う。
 あぁページにして1/4しか進んでいない。日曜日に全楽章を正指揮者で行うため、あとは練習あるのみ! 神様 時間を、時間をください。



徒然の記その5 二子玉同期会 2019.6.25(火)
■前回の二子玉会は2018.11.15(木)であったので半年以上の開きがある。主宰する男性の大腿骨大手術の影響であるが、今は医者に内緒でソフトボールなども始めているようでさすがアスリートである恢復が速い。前回の記録を見ると16名と最多の集合であったが、今回は10名と平均値。年2回ほど行っているこのグループの幾人かは、麻雀、ゴルフ、METライブ、府中のコンサートなどと色んな形で離散集合している。主宰者も音楽の会場で恋人を前に寝てしまったという失態から長くトラウマとなっていたらしいが、いよいよクラシックに!と思いきや中島みゆきの名前を挙げている。我々と合(ごう)するにはまだ時間がかかりそうである。
 前回同様の17:00集合で、行きつけの海鮮料理の店・青柚子(Aoyuzu)店へ。ここは二子玉を出て、多摩川方向にある信号を渡り、246号の高架橋が風景の一旦となる細々とした飲み屋街の一角にある。ジグザグを数回曲がっていけば行きつくが、素人には難しい。
 一人1分で近況を話し始めた。前回何を話したのか?と囁(ささや)いた人がいたので、サッとタブレットを取り出しメモ帳を開ける。各自の一言がbrieflyに書かれている。これは自分ながらなかなか面白い。それを伝えてあげると、それ以降のことを喋り始めた。
 75歳で、免許更新のための認知症テストを受けたという人は「100点」であったと言う。16個の絵を覚えた直後に、数字塗りつぶしの問題があってかく乱作戦に合うのだと。そこで前の問題にあった「絵」を思い出して全部挙げなければならにのだという。答えられなくてもhintがあって解答に導いてくれるという。こんな"優しい"認知症テストでいいのかいなと少し不安になる。今日の日付、曜日などと聞き、「時刻」から時計の針の絵に描かせるという。サイトにも予想問題などが出ているという。あぁ嘆かわしい。ガンガン落として、少しでも怪しい人は、運転を諦めさせるべきであるのに。これでは「救いの手」に重点が置かれている。国民は挙(こぞ)って反旗を翻さなくてはならない。
 心臓バイパスや動脈瘤の手術をした男性は、坂道も苦も無く登れるようになり、高台にある自宅へ辿り着くことができているらしい、暇なのでデイトレーダーとして大画面をずらっと並べ朝九時のご開帳で一喜一憂。これは健康に悪いのではないかと考えたりするが、億万長者ともなれば我々に還元があるだろうかと。暗号資産("仮想通過"の方が通りがいい)にも手を出して無一文? 大丈夫か!と。元気な75歳である。
 スペインで墨刻(ぼっこく)のパフォーマンスをしてきた女性からは写真での紹介があった。無学の我々は次々と質問攻めしたり、「無限」という文字の解釈を聞いたりと。

 それぞれ興味ある話をしてくれた。当初予定の12人分の料理を10人でつっついたので、満腹気味。さらに別腹に余裕のある人は二子玉駅構内のCaféへ。



徒然の記その6 Violin-Viola Duo 2019.6.26(水)
■Duoという発音が難しい。「ジュオに行ってきます!」と言うと、毎回カミさんが「Duo」でしょう。「Djú(:)ou」と発音を直すのだ。何を言いたいのか分かるのに、訂正する必要ななかろうと思うのだが。発音にはうるさいのである。
 空き部屋のマンションから丹沢山系の全貌が見える。ただ黍殻山(きびがらやま)の頂が邪魔をして富士山の山頂が隠れている。"ダイヤモンド富士 point of view" からは、近すぎて無理がある残念な物件でもある。
 久々のDuo。今日はしっとりとした曲の選曲である。野田市で虐待でなくなった小4や、令和早々に起きた琵琶湖畔での幼児の交通事故など痛ましい事件を悼む気持ちで選曲された3曲。

1.モーツァルト:魔笛「恋の痛みを知る人は (Bei Mannern welche Liebe fühlen)」・・パパゲーノPapageno(Viola)とパミーナPamina(Violin)が歌う恋の2重唱
2.メンデルスゾーン:「私たちに平安を与えてください、恵み深く (Verleih uns Frieden gnädiglich(Da Nobis Pacem)」・・原曲はオケ伴奏付きの混声四部合唱曲。聞かせどころを繋いでチェロ2部、Viola、Viloin2部の弦楽合奏版を作成してくれている。オケのメンバーと室内楽で楽しんでみたい。今日はそれをさらにViolinとViolaのDuoに仕上げてくれたものを演奏する
3.メンデルスゾーン:ヴァイオィン協奏曲 2楽章-アンダンテ


 魔笛の二重唱は、パミナーが「恋を感じる男の人、みんな心優しい」、パパゲーノ(鳥刺し)が「甘い恋のときめき分かつは女の務め」、重唱「私たち恋の喜び探して、恋に生きましょう」・・・この部分のフレーズは「こいいいいにぃ いいきいまぁしょ」と16分音符の連なりが見事である。ViolaでもViolinでもそれを醸し出すように弾かねばならない。16分音符の"音価分"を明示的に鳴らすようにする。モーツァルトの心意気が伝わるようで楽しい。この2人が朗々と語り合う姿が思い出されて懐かしい。パミナーが最後の方で歌う「気高い恋ーーーー。求めて」の「ーーー」はコロラトーレの部分でViolinが麗しく奏でるのだ。素晴らしい。
「私たちに平安・・」は、62小節の短い曲ながら、シンコペが随所に折り込まれAndante(♩=60)でも複雑な音形で難物。四分音符♩が"間延び"、八分音符♪が"速い"との指摘で4小節目で早くも合わない。どうもスラーの音形が弾きやすくなっていることと八分音符♪で"走る"ようである。ここは各自正確なメトロノームで練習して来ようと約束。タブレットのメトロノームが全く音が出なくなってしまって焦る。翌日チェックしてみたら、メトロノームの音色のボタンを間違って押したらしく、何回か押すとミュートになってしまっていることに気付かず失敗をした。
 さて、メンデスゾーンは名曲中の名曲である。Violinを弾いていた時はこの2楽章Andanteが好きで高音部に悩まされたり32分音符のトレモロの重音に苦戦したりとした曲でもあり懐かしい。今回はDuo版でViolaもトレモロを助ける。

 J.ブラームス:Violinソナタ全曲を聴いたみなとみらいホール(2019.2.19)でのアリーナ・イブラギモヴァ(Alina Ibragimova 1985-)がやはりのこのヴァイオィン協奏曲を弾いているのがYouTubeにあった。全弓を使いながら一点の淀みもない。弓元は大変な荷重がかかる筈なのにいとも滑かな音を紡ぎだす。マジックのような弓使いである。日頃、弓を「使いすぎている」とViolaの先生から叱咤を浴びているが100%全弓というこの弾き方も大いに参考になる映像である、
アリーナ・イブラギモヴァのYouTube (5年前):
https://www.youtube.com/watch?v=b0EhBqVihEU&list=RDb0EhBqVihEU&start_radio=1#t=1124



徒然の記その7 朝餉を落語に! 2019.6.28(金)
■朝餉で傑作なのが、ソーセージのフライパン返しである。シェフのように、トントンとソーセージを小気味よく斜め切りにして10個くらいにしたのを、油を垂らしたフライパンで揚げる瞬間。油を溢すことなく、ソーセージを50cmくらい舞い上げて裏返すのである。中にはフライパンにへばり付いたソーセージは巌(がん)としてくっ付いたままのもある。フライパンを小刻みに震わせるのだ。イヤイヤを言ってへばり付いていたソーセージが観念する。左手がフライパンをしゃくり上げる。面白いようにソーセージが宙に舞う。右手は関係がないのにフライパンと一緒に動いている。あまり大きく跳ね上げると、フライパンに戻らず溢(こぼ)してしまうので気を付けなればならない。ソーセージがちょうど#(いげた)になった空隙に割入れるのだ。鉄のフライパンは平らではないのでちょうど卵が収まる。
 そこに卵を2つ割り入れる。割入れるのに1個8secかかるが、最後の時刻を電波時計で記憶する。秒針に90secを足し、そこで火を止め、水を少し足して蓋をし蒸し焼きする。

 さて、これらを食パンに載せるときがやってきた。トースター(余熱2分、焼き上げ3分)で綺麗に焼き上げた食パンを取り出し1枚はカミさんの皿の上に。目玉焼きは片割れをカミさんの皿に、一方を小生のパンの上に載せるのだ。
 小生のは台所で盛り付けをしてしまう。ハムを置き、"ソーセージ付き目玉焼き"を載せ、チンをして柔らかくなったキャベツの刻んだものにマヨネーズを付けて掻きまぜたもの などをてんこ盛りに塗(まぶ)す。
 これがstart pointである。これを落語なんかで表現できないものかと。ほとんどセリフはいらない。

 相方は"上品"にキャベツを食べ、"楚々として"パンを割いて口に頬ばる。決して口を大きく開けることはない。一方小生は口をあんぐり大きく開けて食するのである。あまりの具材に噛み下せない場合は、ミルクコーヒで流し込む。それを数回試しているうちに、相方はパンをあっさりと食べ終わる。いつもなぜか敗戦である。可笑しくなってくる。
 パンの形状と食べる物真似だけで物語は進む。一方は終始涼しい顔。他方は汗だくの大口、モグモグである。これを4,5回繰り返す。2人のコントラストを旨く表現する必要がある。一方は香淳皇后似であくまで品よく、冷静に。落語「そば清」で出てくる大蛇(うわばみ)のように苦も無く喉に入っていくのである。他方はあくまで下品に、大口を開け、顔についたご飯をティッシュで拭きながら。涙を流し、ボロボロとパン屑を床に落とし、テーブルに落ちたキャベツを手で掻き集めながら。

カミさん・・(涼しい顔でヨーグルトに手をのばす。こちらは扇子で顔を扇ぎながら汗を吹きふき青息吐息である。)
カミさん・・(食を終わり、両手を付き、こちらを伺う。) 「あらまぁ。貴方! まだ食べていたの? ホホホ。 涙まで流して!」

僕・・「これは明後日(あさって)の分だい!」と強がり、「明後日は勝つと思いえば、笑みがこみ上げてこらあなぁ。」と泣く。



徒然の記その8 劇工舎(げきこうしゃ)プリズム 第72回公演「門」 2019.6.27(木)
■知人のお嬢さんが舞台監督をしているというので初日の演目を観に、東大駒場キャンパス内の「駒場小空間」に駆け付けた。
 昨年、歩き塾の駒場コースとして、キャンパス内のLever son verre Komaba(ルヴェ・ソン・ヴェール駒場)のレストランを訪れていたので、約1年ぶりのキャンパスである。銀杏並木の一角にある一号館には時計台がある建物で古い。裏手には旧制1高の「護国旗」の紋章があった。
 時間が早かったので学食で夕食。図書館や生協の購買部がある一角には何千人と学生が屯(たむろ)している。18:30開場のため食堂でしばらく読書をして時間を調整。圧倒的な学生の数である。popを踊る男女がずらっとガラス面に並んで自分を映し込んでいた。すべて「東大生?」と思っていたら子供や老人、犬を散歩させる女性など種々雑多な人が行き交っている。クラブなどでは他大学とコラボしている例などもありそのなかに少し東大生が混ざっているのかと思うほど学生が多いのだ。50年前には、この場所にあった「駒場寮」に寄宿している。大学受験で高校の先輩を頼って潜り込んだものだ。大部屋の空いたベッドは、洗濯ものが所狭しと干されており見通しが利かなかったのだ。あんな生活は今はない。

 無料公演であるが、団員たちに差し入れとして自家製食パン一斤を焼いて持っていった。ナイフが無ければ千切ってでも食べればよい。終演後の空き腹には良いだろう。何も付けなくても美味しい食パンである。
■演目「門」・・作・演出は兵隊「カジカワ」役の岩下拓海(たくみ)さん。1回観たくらいではわからないほど話は大変複雑である。壮大なドラマでもある。

 創立40年もなるこの「劇工舎プリズム」。お茶の水女子大学と合同で営まれスタッフは95名というからちょっとした大学オケの規模である。クラシックならかなり前からプログラムの準備に取り掛かかれるし、曲の内容はスコアやnet,CDで聞けるしと。この演劇の場合は。3ヶ月前の脚本の完成で1ヶ月前からの練習というからほぼ突貫作業である。まぁ徹夜が続いたことだろうが、そこは皆はち切れるほどの若さでクリア出来ているのだろう。そんな若いエネルギーを貰った100分であった。
​ twitterでも(#プリズム 72)として情報を発信している。みごとな龍のアートが動画で描かれびっくり。
客席は東西に45席x2.中央にせり出した舞台。中央に奈落からのセリがある。驚きの演出多数。

■最後はカンパなどをしながら、キャストや舞台関係者全員が居並び花道のようになった中を退出する。ユミコ役の丸い可愛い女性と握手。
 駅近くの赤ちょうちんに直行し、歓談。劇で大活躍のキャスト「ハイボール」と「焼き鳥」。それがメニューにあった。こんな所で脚本を書いたのに間違いはない。”劇的な”夕時であった。偶(たま)にはこんなライブもなかなか良いものである。


(編集後記)

その他:turbo717のActivityは下記HPで公開しています。ヨーロッパ6700kmの記録、巡礼データベース、絵日記blog、歩き塾blog、課外授業(音楽活動履歴、インド数学、Excelによるパズル)などへリンクを張っています。
http://turbo717.ciao.jp​
 

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Last updated  Jun 29, 2019 05:50:27 PM
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バラ:ミスター・リンカーン


ミスター・リンカーン・・ほころび


チューリップ


桜-上大島キャンプ場


バラ-アンジェロゼ


青いバラ


Peace


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紅どうだん


ザマッカートニーローズ


栄光


ディスコダンサー


ベンジャミン ブリテンー


ラバグルート


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ラ マルセイエーズ


マチルデグッケス グリュンヘルツ


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満願成就の湯


ほったらかし温泉


猿ヶ京温泉(1)


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冬のほったらかし温泉


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トンボ玉


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マトリョーシカ


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愛地球博_Expo2005


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ギニア共和国


オランダ館


サツキとメイの家


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麻布十番町


浅草寺


雷門


音楽


夏の第九


ハンドベル コンサート


新しい第九


ミシュクのピアノ


コントラバス物語


府中の森芸術劇場


Mozart250回目誕生日


ショパン国際ピアノコンクール


Violaとすみれ


「熱狂の日」音楽祭2006


紅葉の景色


香嵐渓_飯森山


香嵐渓_香積寺(こうじゃくじ)


ワシントン-アーリントン墓地


明治神宮外苑の銀杏並木


神宮外苑の銀杏並木(その2)


外苑の銀杏並木(その3)


イチョウの葉


御嶽山、恵那山


御嶽山夕暮れ_


御嶽山遠望(冬)


馬籠から恵那山(早春)


松田からの恵那山(早春)


茶畑からの恵那山(5月)


国道361号線からの御嶽山(6月)


早秋の恵那山(9月初旬)


冬の御嶽山



鎮魂


中秋の名月


月光_鎮魂_阪神大震災


バンコク・アユタヤ


チャオプラヤー川の朝


ワット・プラケオ(エメラルド宮殿)


バンコク・タイシルクのお店と界隈


ムアンボーラン_1(水上市場)


ムアンボーラン_2(悟りの寺院)


ムアンボーラン_3(ドゥシット宮殿)


ジム・トンプソンの家


サン・サプ運河


大理石寺院


ワット・ヤイ・チャイモンコン


アユタヤ_ワット・プラ・マハタート


アユタヤ_ワット・プラ・シー・サンペット


タイの犬


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チャオプラヤー川(夕方)


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