テーマ:スケッチ(560)
カテゴリ:ジョグ&スケッチ
ボストン美術館展、国立西洋美術館、牛乳屋テヴィエ、三浦合宿
Boston Museum of Fine Arts Exhibition, National Museum of Western Art, Tevye the Milkman, Miura Albergue _story(4557)2022.8.13 I went swimming at Wada Beach on the Miura Peninsula. It was only for a moment, though. I stopped at the beach on the way to the marathon and dove into the sea, and the run, dripping with water, was it a triathlon? I wish I had a bicycle for the rest of the run. We spent two pleasant days in a lovely mansion selling Spanish tiles. ・ 三浦半島・和田海水浴場で泳いできた。といっても一瞬であるが。マラソン途中の立ち寄りでそのまま海にドボンし、水を滴らせながらのrunはさしずめトライアスロンか? 残りは自転車があればよかったかも。スペインタイルの素敵な家で楽しく2日を過ごした。 この時期、お盆で移動も激しいが、コロナ新規感染者数は8/10(水)の250,403人、1w平均での1日感染者は、8/11(木)の206,272人でピークを迎えた感じである。ただ新規感染者数は米国比2倍と世界最悪は変わっていない。終わりなき闘いにもううんざりである。 ・ ■今週の1枚 A scene of Yarimizu in Hachioji(鑓水の光景 2022.8.13) 中央の緑は八王子市上柚木公園。丘陵上のマンション群は下柚木や南大沢のニュータウン。左の一角は都立大学。近影の家屋との間を大栗川が流れ、柚木街道が通る。右側(西)方向に多摩美大や御殿峠があり大栗川の源流となっている。 ・ 目次 徒然の記その1 ボストン美術館展(東京都美術館) 徒然の記その2 国立西洋美術館リニューアルオープン記念展 徒然の記その3 ショーレム・アレイヘム著「牛乳屋テヴィエ」 徒然の記その4 三浦合宿 徒然の記その5 Covid-19 世界・日本の状況 ・ 徒然の記その1 ボストン美術館展(東京都美術館) 2022.8.9(火) ■2020年の開催が延期になったボストン美術館展を東京都美術館に観に行った。会期は7.23-10.2であるのでまだ日程的に余裕があるが、チケット購入と入場時間予約制のなかなか難しい展覧会である。当然9:30の朝一番の入場を狙う人が多く、開場前から門の外に大勢が並んでいた。お隣の上野動物園もパンダ抽選ながら当選したラッキーな人が何重にも整列。朝早く上野公園に行ったのは初めでこのような光景が毎日繰り返されていたのであろうか。炎天下を避けるために朝の時間を選んだのかもしれないがすでに30℃を超える暑さである。 東京都美術館は大型の扇風機が音を立てて回っている。係員が大声で呪文の如く繰り返す。30分置きに時間指定の入場を行うと。こちらはベンチで入場のタイミングを待ちながら本を読んでいる。まぁ非日常的なうるささだ。 さて、このボストン美術館展は「芸術x力」というタイトルで時の権力者たちが、エジプト、ヨーロッパ、インド、日本から集めた60点あまりの芸術作品が展示されている。日本に関しては、里帰りという形で本来は日本にあるべき「国宝級」の巻物や刀など貴重品ばかりで重厚である。屏風や絵巻など数メートルに及ぶものを暗くした部屋部屋で圧巻の輝きを放つ。平治物語絵巻など緻密な絵が多い。当時はこれをよく収集できたものだと感心をする。 ・ ■早朝マラソンのコース(草間彌生美術館回り):新宿駅→歌舞伎町→四季の路→文化センター通り→新宿文化センター→都営大江戸線・若松河田駅→牛込柳町→草間彌生美術館→早稲田通り→東京メトロ東西線・神楽坂駅→(神楽坂坂上)→寺内公園(朝食)→大久保通り→(筑土八幡町)→新隆慶橋→牛込小石川線→(後楽園前)→講道館→春日通り→(真砂坂上)→(本郷三丁目)→神田白山線→(池之端一丁目)→不忍池→穴稲荷→上野精養軒→上野動物園→東京都美術館 10.3km min6m max36m up(+36m)、down(-68m) 622Kcal 草間彌生美術館 新宿から草間彌生美術館経由 東京都美術館 ・ ・ ・ 徒然の記その2 国立西洋美術館リニューアルオープン記念展 2022.8.9(火) ■続いて「国立西洋美術館リニューアルオープン記念 自然と人のダイアローグ フリードリヒ、モネ、ゴッホからリヒターまで」展を観た。 マラソンと一つの美術館でへとへとになっていればパスしよう ということで向かった上野ではあるが、この日もうひとつ16時に日本橋で人に会う約束がある。疲労の有無にかかわらず観なければならなくなった美術館展であるが、こちらは印象派絵画が多かったので目を見張る展覧となった。「Caféすいれん」での昼食と、終わりに読書ができるテーブル(図書閲覧スペース)での寛ぎ。行ってよかった展覧会である。 ■自然と人のダイアローグ展 モン・マネ・ピサロ・コロー・ルノワール・ゴッホ・クールベ・モロー・ゴーガン・セザンヌ・シニヤック・モンドリアン・ミレー・ムンクなどの作品102点の絵画。独フォルクヴァンク(Folkwang)美術館(創立100周年 カール・エルンスト・オストハウス(1874-1921)が収集した美術品が中心)との共同企画で圧倒される作品群。日本側は国立西洋美術館所蔵の松方コレクション(松方幸次郎(1865-1950 川崎造船所社長)が1910-1920に収集した美術品)が中心であり、戦前の財力の凄さと戦後の買戻し処理などの交渉力の賜物であろう。 音声ガイドでじっくり絵画を鑑賞した。ポール・シニアックの「ポン・デ・ザール橋」の解説ではなんと絵に因んだ福間洸太朗 のピアノが演奏された。バッハの曲だったかじっくり曲を聴きながら絵を鑑賞できた。すばらしい計らいであった。しかもこの展覧会絵によっては写真を撮ることが許され、モネの「睡蓮」の絵(松方がモネに直談判をして購入した大型の絵画)なんかみんなバチバチと写真を撮っていた。 なかなか敷居の低い展覧企画で、時間制でもなく混んでいなければ自由に入れるという形が人気の秘訣なのであろう。東京都美術館の展覧と比較してこちらに軍配があがるのではないだろうか。あっちはリストが読めないほど会場が暗かったし。 「自然と人のダイアローグ展」は4つの区画で展示がされていた。Ⅰ.空を流れる時間 Skies Across Time、Ⅱ.<彼方>への旅 Journey to the Other Ⅲ.光の建築 The Architecture of Light Ⅳ.天と地のあいだ、循環する時間 Cycles of Time Between Heaven and Earth とにかく圧巻の西洋美術館 ごらんあれ(2022.6.4-9.11)。 驚きはこれだけではなかった。JR上野駅の公園口が刷新。改札口が50mほど北西に移動。車も左右にUターンするようになっており、東京文化会館前の信号は無くなった。 ・ ・ ・ 徒然の記その3 ショーレム・アレイヘム著「牛乳屋テヴィエ」 2022.8.10(水) ■ウクライナの小都市(アナテフカ)を舞台に牛乳屋テヴィエが語るユダヤ教徒の物語である。 7人の娘と妻ゴルダが居て、自分は地域では名の知れたチーズやバターの製造者であるが、ユダヤ教徒の迫害にあいイスラエルや他の地方に逃れたりしながら定住できなく彷徨う。著者はウクライナ出身のショーレム・アレイヘム(1859-1916)で、ユダヤ系イディッシュ(東欧ユダヤ語)劇作家でもあり、自身の経験をもとに「牛乳屋テヴィエ」という物語にしてユダヤ人の迫害を書く。テヴィエの喋る言葉がほとんどユダヤ教の詩篇などで、随所に経典解釈がでてきてくる小説であった。 ユダヤの祭礼ではきまってヴァイオリン弾きが重要な役割を演じる。ベラルーシ出身のユダヤ系画家マルク・シャガール(1887-1985)には幾多のヴァイオリン弾きの絵があるのは、ユダヤ人コミュニティーの婚礼、葬儀、宗教儀式で登場していたヴァイオリンをモチーフにしたからである。Ex.「緑色のヴァイオリン弾き」(シャガールの故郷であったユダヤ人居住区のビテブスクでのヴァイオリン弾きを描いた。) もうここまで書けば、この物語は、「屋根の上のヴァイオリン弾き」の原作であることにお気付きであろう。5人の娘を順番に嫁がせる。一人は異教徒に、一人は大富豪に。しかし最終的には夢破れ自分の家に戻ってくる。 読む本がなくなったのでカミさんから借りた本であるが、一言そう言ってもらえば解りが早かったのであるが、最初からチンプンカンプンな物語でやけに聖典がでてくるなぁと思っていたら最後の最後になって、訳者注としてミュージカル「屋根の上のヴァイオリン弾き」(1964年)、映画(1971年)の原作であったことを知るのだ。 大昔小5だった次女が同じくカミさんから「チェーザレ・ボルジアあるいは優雅なる冷酷 (新潮文庫) 文庫 – 1982/9/28」を借りて読んだふりをして夏休みの宿題にしてしまった(これがため読書感想は小5に扮したカミさんの作となってしまった。) のとなんら変わりがない。 無学の徒は、小説の最後にあった解説を読むまで気付かなかったという体たらくであった。 物語やミュージカルには、ツァイテル、ボーデル(ホドル)、チャバ(ハヴァ)、シュプリンツァ、ビルケ(ベールケ)の5人の娘と妻ゴールデ(ゴルダ)が登場する。ミュージカルでは随所にヴァイオリン弾きが出てきたという。(森繁久彌版ミュージカル(1867-1986)では、テヴィエ:森繫久彌、ゴールデ:越路吹雪 於:帝国劇場であった。その他に西田敏行版(1994-2001)、市村正親版(2004-現在)がある。 ・ ・ ・ 徒然の記その4 三浦合宿 2022.8.11-12(木・金) ■今回のrunは前回、前々回の「浦賀→小網代(2021.11.20-21)」「葉山→小網代(2019.12.28)」だったのを改め「横須賀中央→小網代」とし、さらに時間が余りそうだったので和田海水浴場を追加した。 ■コース:横須賀中央駅6:08→三崎街道→R134→荒崎入口→(計12.4km)和田海水浴場(8:30-9:15)→和田城址(和田小太郎義盛)→3.2km→京急・三崎口駅9:50→(1.4km)→ベイシア三浦店10:20→店内(涼風+着替え)→2階自販コーナで本隊到着を待機11:00→700m→小網代Patio邸12:00 計18km 歩数=25,268 白い線がrunningコース ・ スーパー・ベイシアで食材5人分を仕入れる。スペインタイルを売る邸宅には上野毛からのご婦人を加えてcamino仲間が5人参集した。 ■庭の散歩・・邸宅の庭は広い。ブーゲンビリア、ジャスミン、メドーセイジ、ジャカランダ、ターメリック、フェイジョア・・。植物園のような植栽である。今年はブーゲンビリアの色付きが悪いと女主人は嘆くがどっこい日をあびて美しい。 ■油壷温泉(観潮荘)へ。13:00→16:00 油壷温泉・・・1,500mの地層「葉山層群」から湧き出す温泉である。地殻変動などで地中に閉じ込められた古い海水に、周囲の地層由来の成分や海藻・草木などが溶け込み「化石海水」となったものが源泉とっている。保温・美肌効果の高い「ナトリウム塩化物泉」であると同時に弱アルカリ性で「保湿効果」も高い。 ■翌日は庭のスケッチと読書。淹れて貰ったコーヒーが美味しかった。 朝食後は、隣家の女性もいれて談笑に継ぐ談笑。12:30頃、三崎漁港にあるマグロの食事処「海舟」へ。「マグロと生しらす 2色丼」などを食す。邸宅に戻りひと時をすごし、2kmほど歩いて京急三崎口駅へ(15:19)。帰宅の途に就く。18:00着。外は台風の雨が降り始めていた。 ・ ・ ・ 徒然の記その5 Covid-19 世界・日本の状況 2022.8.13(土) ■新規感染者数と死者数の推移。(世界) 世界的には第7波はもう落ち着いている。 拡大図 赤・・新規感染者 黒・・・死者 ・ ■ワクチン接種 情報源: ・NHK:https://www3.nhk.or.jp/news/special/coronavirus/vaccine/ ・日経:https://vdata.nikkeicom/newsgraphics/coronavirus-vaccine-status/#cumulativeVaccinationsWorldwide ・朝日朝刊 ・ジョン・ホプキンズ大学データ:https://gisanddata.maps.arcgis.com/apps/dashboards/bda7594740fd40299423467b48e9ecf6 ・ 3回目接種の割合(8/12時点 括弧内は2回目接種) チリ 137.6%(92.3%)、ウルグアイ 81.4(83.2)、マルタ8.2(91.1)、台湾 79.0(84.6)、韓国 77.1(86.2)・日本 63.6(86.2)、英 60.0(75.4)、米国32.4(66.4)・・。 ■日本 グラフ1:日本の新規感染者数、死者の推移:(クルーズ船を含む) 2022.10.1から直近・・新規感染者数の推移 第7波がピークを見せたようである。 ・ 死者数の推移 死者は増加傾向。 入院・療養中は2百万人。これもピークが来たのではないか。 ・ グラフ2:日本のデータ(新規感染者の推移) 人口比10万人1w平均で 沖縄1985(先週2663)人(0.81倍)、福岡1,531(1,640)(0.93倍)、大阪1,474(1,568) (0.94倍)、兵庫1,379(1,267)(1.09倍)、東京1,358(1,579)(0.83倍)・・。ここでは兵庫を除いて先週から鈍化。全国的にも1,144(1,183)人と0.97倍と鈍化。 ・ 東京都のデータ 東京都では新感染者数は7/28にピークを迎えているように見えるが、死者数は増加傾向。 ・ ■世界分析グラフ・・(ジョン・ホプキンズ大学データ 2022.8.12(金) 21:20のデータに基づく) 地域的にはアジアが急上昇中。 ■世界の感染者は 2022/8/12には累積の感染者数は5億8800万人を突破した。先週の平均比は0.9倍。世界的には第7波の兆候があったとしても既に鈍化の傾向。韓国は増加を続け、日本は鈍化。死者は8/12に643万人を突破。先週比1.48倍。 地域毎の死亡率(死亡者/感染者累計)は全世界1.1%に低下(7月3日)。南米2.2%、bottomが オセアニアの0.1である。アジアは0.9%で変わらず。 ・ グラフ3 世界の感染者数 直近の2w,1wの比率で1以上の国・地域(1週間の新規感染者数が前週のそれより増えている国・地域)は52/205で先週より7ヵ国・地域の減少。アフリカ55ヵ国のうち17ヵ国(先週比+4)、南米では11ヵ国のうち5ヵ国(+-0)、中米では23ヵ国のち2ヵ国(-6)が「1」以上である。 ・ 現状で1日新規感染者数(1w平均)topは日本21.5(先週21.1)万人、韓国12.0(9.3)、米国10.8(12.1)、トルコ5.8(5.2)、独4.4(5.6)、伊3.1(4.5)、仏2.5(5.8)、オーストラリア2.5(3.7)、ヴェトナム2.4(5.9)、などである。日本、韓国、トルコが増加。 欧州の新規感染者 100万人規模での比較。2021.10.1からのグラフ。 ・アジアの新規感染者 人口100万人単位の感染者累計では日本82(先週86)位(過去最悪)。感染率11.9%、死者0.026%。 ・ グラフ4 地域別感染者数推移と死者数の推移(地域別人口100万人グラフ) 感染者累計でTop4はヨーロッパ、オセアニア、北米、南米。オセアニアが急伸中。 死者累計でTop4は南米、北米、ヨーロッパ、ロシア・NISである。 ロシアNISの諸国はロシアの他に、ウクライナ、モルドバ、アルメニア、カザフスタン、アゼルバイジャン、キルギス、ジョージア、ベラルーシ、ウズベキスタン、タジギスタン、トルクメスタン が含まれる。チェチェン共和国はデータとして入っていない。 オセアニアの諸国は、オーストラリア、ニュージランド、パプアニューギニア、フィジー、クック諸島、ミクロネシア、キリバス、マーシャル諸島、ナウル、ニウエ、パラオ、サモア、ソロモン諸島、トンガ、ツバル、バヌアツが含まれる。 ・ (編集後記)・・毎週土曜日午後に発行している絵日記blogです。 その他:turbo717のActivityは下記HPで公開しています。トップページからヨーロッパ6700kmの記録、巡礼データベース、歩き塾blog、課外授業(音楽活動履歴、インド数学、Excelによるパズル)などへリンクを張っています。 http://turbo717.ciao.jp
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Last updated
Aug 13, 2022 05:33:10 PM
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