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2017年09月02日
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明るく死ぬための哲学 [ 中島 義道 ]

読み進んでいる。
ほぼ後半に差し掛かって、難しくなってきているが
書中、ある章に「朝カル事件の顛末」が書かれている。

これは、面白かった。本にもなっているそうだ。
朝カルとは、朝日カルチャーセンターの事。ここで先生がカント研究を講義していた。
生徒は50人ほど。
10年以上も、ひとコマの授業時間を、2時間と思い、遂行し続けるが
ある時、それは、1時間半、(でもよい、、?)だと言う事が判明し、講義始めてから
判明したのは10年以上、後の事であった。。というのが事件の発端。
結局、紆余曲折の結果、
(訴訟にまではいかないが、弁護士レベルまでは行った?)
朝カルと決裂、もちろん、講義も中止、となった事件のことである。

先生は、このカルチャーセンターでカント(哲学)を教えていらした。
この、科目が今回の事件でポイントとなっているのだ。

たとえて言えば、、(と、このたとえを何にすると分かりやすく説明できるかと
犬との散歩中、ずっと考えていて・・)
犬肉レストランを経営する会社が、ペットレスキューのキャンペーンをする、ってのがいいと、
思ったんだが、うううむ。。

住居学や、インテリアデザインを教えるカルチャーセンターが、
ゴミ屋敷、、の方が、分かりやすいかと、後者の方にたとえる事にした。

真実と事実、とか純粋理性批判とか、物事の切り方について、
真剣にお勉強であるのに、この、朝カルの態度はなによ、と言うことらしかった。

50人の聴講生のうち、誰一人として先生の味方をしてくれる人も無かったそうだ。
カルチャーセンターの事務員たちもしかり、
本当に、孤軍奮闘であったらしい。この、孤軍奮闘は共感するが、
あたしとて、傍観者としては先生の立ち位置、主張を理解はするが、
一緒にそうだそうだ、とは言わないだろうな。とか思って読んでいた。

50人の聴講生は、先生のカント、を勉強しているのではなく
朝日カルチャーの、哲学コース、カント科、に通うと言う事に価値があるのであり、
カントを咀嚼しようと思っているのではないのだと、思う。

真剣にカント研究をしようと思う人は、カルチャーセンターなんかには
行かないのではないか。
おほほ。

しかし、世の中、そういう虚飾と欺瞞と偽善に満ち満ちているからこその
あり様じゃないか。

それで、9割方回っていると言っても過言じゃないと思うがどうか。





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最終更新日  2017年09月02日 07時59分36秒
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