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テーマ:人と自然の関係(599)
カテゴリ:料理
わがペンションの会席料理に使われる塩の中で、 自家製の塩を使う料理があります。 どうしても、市販の塩では旨味が出ないという場合です。 例えば、イカの塩辛。 もちろん、イカの鮮度が 決め手であることは言うまでもありません。 市販の塩で作った塩辛は、 滑らかさと言うかコクが無いんです。 この塩辛は、今まで嫌いで食べなかった方が 美味しいといって食べで下さいます。 この塩は、本当に甘い塩なんですね。 昨夜は、ヒラメの寿司をこの塩でいただきました。 すっごく、美味しかったです。 醤油で食べる寿司より、大変上品な仕上がりです。 作り方は、いたってシンプル。 きれいな海水を、 マイボートで外洋に出て40リットル汲んできます。 その海水を、大きな寸胴に入れてカマドにかけます。 どんどん薪をくべて、水分を蒸発させます。 かなり水分が蒸発してきたら、釜から下ろします。 今度は、鍋に入れてコンロの弱火で更に水分を蒸発させます。 ほとんど水分が無くなったら、 天日干しして出来上がりです。 何も足さない、きれいな海水のみのミネラルいっぱいの塩です。 40リットルの海水で、出来る塩は約1kgです。 市販の塩で、値段が高いものでも1000円/kgくらいかな。 この自家製塩は、手間暇かかっていますから、 あえて値段を計算すれば、10000円/kgといった所でしょうか。 大変貴重な塩なんですね。 今回作った塩は、 夏の間にお手伝いして下さった、 ナチュラル派のお2人のリックとミッチー、 2人がまもなく島を去るので持って帰っていただきます。 アメリカに行っても(アメリカ永住予定)、 網地島を忘れないで欲しいから!!! (寂しい!! 涙、涙) お気に入りの記事を「いいね!」で応援しよう
Last updated
2007.09.14 05:21:00
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