勝った、勝った、勝った。ついに優勝。ついに日本一。別に、初夢の話ではなくて。桃山プレデターズが、延長戦の末に新東京FCアマリージョに勝利。未来カップで優勝しました。

　何の話かって？　NHK-BSで放映しているサッカーアニメ「銀河へキックオフ!!」の話ですよ。11人制サッカーでは、都大会の決勝戦ではアマリージョに惨敗したプレデターズでしたが。8人制サッカーの未来カップでは、見事に雪辱。延長戦を制して、ついにスペイン行きのチケットを手に入れました。

　まぁアニメの話だし。負ければ、そこで終わってしまうわけですから。勝つことは、わかってはいたわけですけれど。それでも延長戦で、アマリージョが先に追加点を入れたときはハラハラ。虎太が同点ゴールを決めて。そして、試合が終了するという。まさにそのとき。

　ゴール前で、ダイビングヘッドを決めたのは翔。主人公なんだから、決勝点を決めて当たり前と言えば、それまでなんだけれど。あのサッカーの下手だった翔が、それも最終ラインで守っていた翔が、あのとき、あの場所に詰めていたことがスゴイ。なんか自分のゴールのことのように、うれしかった。

　もちろん、決勝点を決めた翔もスゴイし。ヘトヘトになるまでアマリージャの皇帝、景浦とマッチアップしていた凰壮もスゴイけれど。やはり個人的には、MVPは西園寺玲華ちゃん。あのデブデブだった女の子が、まるで着ぐるみを脱いだかのように華麗な変身を見せてくれたのにも驚いたけれど。何よりも驚いたのは、サッカーが上手くなっていること。

　最後まで切れないスタミナ。ワンタッチでパスを出せるスキル。そして、的確なポジショニングとボールのないところでの動き出し。思わず、う～んと唸ってしまう上手さでした。自分も玲華ちゃんのように、上手くなりたいものです。