ティモール人に歯科に行ったというと、「歯を抜いたのか」、「ドクターはキューバ人か」と聞き返されました。彼が知っていたのは、国立病院の歯科で抜くしかないそうです。また、そこではキューバ人の医師が多く働いているそうです。US30ドルで歯を治してもらうことになり診療台に寝ましたが、こちらには口をすすぐ小さな紙コップ(または金属製のコップ)がありません。水道の水は飲めないし、地域によっては水圧が低くて出なかったり、赤い水がでたりするので、ないのだと思います。先生か「ペッツ」といって肩をたたくと、口の中のものを流しにだせという意味でした。虫歯になっていると思いましたが、あまり機械で削られることなく、黄色い液体と白い粉をガラスの上でこねて金属がとれた穴に埋めて終わりました。10分もかかりませんでした。何度も、虫歯になっているところは削ったか聞きましたが、通じませんでした。日本の歯科にあるような薬品や消毒器がないので、衛生状況には不安がありますが、応急措置にはなりました。代金を支払った後に会計係の人が、「La haan hahaan orsida」(この後はご飯を食べてはいけません)と突然言ったので、「La bele haan iha Karan moos Ka?」(夜になってもたべてはいけないのか?)と大きな声で言ってしまい、待合室の人にわらわれてしまいました。すると、「Aban bele}(明日は食べていいよ」と返事がありました。他のティモール人に話すと、「なぜ日本大使館に電話して、いい病院を紹介してもらわなかったのか」といわれました。」
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↑ この洗面台で医師は手を洗っています 奥に診察用のベッド、右手に診察室があります