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Tropical East Timor ワニ通信東ティモール

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イースター、おめでとう！

きょうは、イエス・キリストの復活の主日（イースター）です。先週の日曜日の枝の主日から始まった聖週間は、きょうでおわり。おおくの熱心な信者さんたちは、この1週間に５回教会にやってきます。そのほかに、半日かかる十字架の道行にもさんかします。日本のような国では、このような宗教行事に参加することを理解するのが難しいかもしれませんが、信仰（宗教）がこのような国に住む人びとにとってはその人たちのアデンティティの大きな構成要素です。　↑　きょうのあさ、イースターのミサ後の記念写真　ミサの侍者をする子どもたちは「侍者会」に加入していて、練習や合宿に参加します　希望者がおおいので、じぶんの順番がなかなか回ってきません　だからミサがおわると彼らは「神父さん、写真、写真」をいって記念写真を撮りたがります　侍者たちはじぶんのソーシャルメディアにUPします　↑　雨上がりのきょうの夕暮れ　雨期のおわりがちかづいてきました　ここ１週間はまいにちゆうがた雨が降っています

2024/03/31
復活徹夜祭

きょうは復活徹夜祭。この徹夜祭のミサが一番長く、午後8時にはじめても終わるのは深夜11時近くになります。そしてあすは、午前8時にイースターの主日のミサ。　↑　ミサ後の侍者たちとの記念写真　さいきん侍者たちが世代交代し新しい顔が加わりました　↑　きょうの聖歌隊のメンバーと　ラヌマテ集落の聖歌隊　こんな感じで青年団活動が盛んです　ミサのたびに、担当聖歌隊がかわります　↑　左の女の子は聖イグナチオ学院のまんまえに住んでいます　小さいころからしっていてずいぶん大きくなり高校生の年齢になりましたが、聖イグナチオ学院にはきませんでした　といって、べつの高校に通っているようすもありません　でも、ミサには皆勤にちかいです　↑　両隣の男子女子は、聖イグナチオ学院の高3生　2人とも聖イグナチオ学院基金の奨学生です　日本のみなさまから奨学金をいただいています　ありがとうございます　後ろの老人は、カテキスタさん　↑　こちらは年少組との記念写真　もう夜の11時を回っているころですが、あしたは8時のミサにやってこれるでしょうか　わたしの右隣りの女の子は、さいきん聖イグナチオ学院を退学しました　勉強や生活指導が厳しすぎるというのが理由ですが、そんなことは気にせずやってきます　左から2番目の女の子は、聖イグナチオ学院に不合格　でもそんなことは気にせずやってきます　ウルメラ村の子どもたちです

2024/03/31
聖金曜日は、国民の祝日です

きょうは聖金曜日。イエス・キリストの受難と死を記念する典礼がおこなわれる日です。東ティモールは公称99%がカトリック信者の国。なので、きょうは国民の祝日です。聖イグナチオ学院はすでに水曜日からお休みで、日曜日まで続きます。　↑　朝7時　ウルメラ村の聖金曜日の典礼のはじまりです　「十字架の道行」といい、イエスの裁判から十字架上の死、そして埋葬までを再現しながら祈ります　たくさんの村人がやってきます　十字架の道行は全行程に14のポイントがあり、各ポイントでお祈りをします　↑　村の若者が劇のように、イエスの受難と死を再現します　写真はイエスが十字架に架けられて亡くなるところです　3つの十字架の後ろに、もう一つ十字架がみえます　じつはこの場所はインドネシア統治時代に人びとが虐殺された場所で、その記念に大きな十字架が建てられています　村人にとっては忘れられない場所で、十字架の道行でイエスが亡くなり葬られるポンとは、この丘の上です　↑　道行がおわると、みな三々五々帰途につきます　写真の背景は隣村にできた、コンテナターミナル　かつてはマングローブの杜があり、海にはサンゴ礁があったばしょです　↑　親は子どもたちを連れてきて、イエスの受難を劇を指さしながら説明したり、この丘でかつて起こったことを話します　午後4時にチャペルにもう一度村人たちは集まってきて、聖金曜日の典礼にさんかしました　あしたの夜は、復活徹夜祭です

2024/03/29
2人の留学生、東京につきました

きのうのブログで、聖イグナチオ学院の2人の卒業生が上智大学で学ぶ留学生として渡日したことをかきました。けさ、成田に着き入国できたようです。無事にイミグレーションの審査をパスできて、一安心です。きょうは聖週間の聖木曜日の主の最後の晩餐の主日。さきほど村のチャペルでのミサがおわり、もどってきました。　↑　先に留学している先輩が空港で出迎えて、税関を通って出口にでてきたところの写真を撮って送ってきてくれました　各自荷物は一つだけ、これから日本で新しい生活をはじめます　男子留学生はTシャツしか着ていませんが、東京の気候をしらないのでしょうか

2024/03/28
上智大学への留学生、東京へむけて出発

きょうのお昼過ぎの飛行機で、昨年12月に卒業した聖イグナチオ学院6期生2人が日本に向けて出発しました。上智大学と東ティモールの聖イグナチオ学院の設立母体は同じカトリック修道会イエズス会です。そのため両校は教育提携を結んでおり、聖イグナチオ学院の高3生は海外指定校推薦制度の出願規定をクリアし出願して上智大学を同制度によって受験することができます。こんかい日本に出発した2人をふくめて、これまで7人が上智大学に入学できました。　↑　家族やともだちが見送りにやってきました　わたしの右側の女子とわたしの左側の男子が、日本へむけて出発しました　数年前に留学した男子生徒は、2日間のうちに、はじめて飛行機に乗り、はじめてエスカレーターとエレベーターに乗り、はじめて自動販売機で切符をかって電車に乗り、はじめれ「カツカレー」をたべたそうです　そしてあいにく空港でじぶんの荷物がぐるぐる回る台にでてこず、数日たって送られてきたそうです　こんかいも1人ははじめての海外旅行だとおもいます　健康に気を付けて、がんばって勉強してください！

2024/03/27
聖カルロ・ボロメオ学校訪問

きのうはJICAの青年海外協力隊のみなさんが聖イグナチオ学院を訪問してくださったことを報告しましたが、きょうはわたしが聖カルロ・ボロメオ学校を訪問しました。この学校は、幼稚園・小学校・中学校・高校まで、すべてそろっている一貫校です。　↑　ごらんください　中学校高校のすべてのクラスには、コンピューター接続の大型モニターが設置されています　そして、黒板ではなくホワイトボード！　↑　聖カルロ・ボロメオ高校の教室　↑　コンピューター室　一台いちだいのコンピューターには、家庭科の授業で生徒たちがつくったと思われるカバーがつけられています　　↑　まんなかがシスター・インマクダーラ　この学校訪問の目的は、社会保険申請の仕方をこのシスターから学ぶことでした　たとえば産休の際の社会連帯省による給与補償　まいつき給与の10％を雇用者(6%)と被雇用者(4%)が支払っています　写真右側の青年は、聖イグナチオ学院会計事務室主任のルイ　とても積極的に仕事に取り組みます　↑　立派な校舎の聖カルロ・ボロメオ学校です　ディリ市内にあるのに、広大な校地をもっています

2024/03/26
青年海外協力隊の先生たちのご来校

せんしゅうの金曜日、JICA東ティモールの青年海外協力隊の若い先生たち4人が、聖イグナチオ学院を訪問してくださいました。ありがとうございます。聖イグナチオ学院の校長カリスト神父さんが、「うちもお願いしたい」といっています。「数学、理科、体育」だそうですが、３人は無理でしょう。　↑　中３Aの授業見学　コルネリア先生の英語です　グループ学習　わたしは教えていたときグループ学習は嫌いで、「先生の講義のみ」「宿題はなし」「でも、授業を聴いているか、学期に１度だけノート検査」を25年間続けました　とうぜん「質問禁止」でした　グループ学習を実質的にするのは、かなり勇気がひつようです　コルネリア先生は若いのに上手く、班活動をまとめていて、感心しました　↑　高2Cの授業見学　アデリア先生の数学　こちらも生徒たちは静かに聴いていました　↑　さいごは学食でお昼ご飯をたべて、解散です　4人の青年海外協力隊の先生方がお越しくださいましたが、3名はディリ市内の高校で教鞭をとっておられます　もう1名は国立大学で教えられています　↑　右2人は聖イグナチオ学院の体育の先生　3人とも若い体育教官です　若い人たちは、すぐに仲良くなれるようです

2024/03/25
のんびりとした日曜日

きょうは枝の主日。復活祭は、春分の日後の満月の夜に一番近い日曜日。ということで、今週の土曜日の晩が復活徹夜祭になります。学校は、今週の水曜日から休みになります。そして、金曜日から日曜日まで、まいにち教会へでかけて復活祭の典礼にあずかります。　↑　あしたが満月　けさのこの月は、満月まであと１日の月です　あさ５時　↑　わたしの部屋からのながめ　きょうの午後１時　トロピカルな感じがしてすきです　昨年末、住んでいる建物の改修をしたとき、わたしの部屋を二部屋をつなげたので、ある修道院の同僚からはねたまれています

2024/03/24
きょうの日没

きょうは午後4時半から、集落のチャペルで赦しの秘跡がありました。あしたは、枝の祝日（主イエス・キリストの受難の主日）です。らいしゅうはいよいよ聖週間。3月31日はイースター（復活祭の日曜日）で、暦では大安です。　↑　赦しの秘跡は神父2人で2時間かかりました　午後7時前、わたしの住んでいる家の近くにさしかかったとき、ちょうど日没でした　南緯8度33分の景色です

2024/03/23
聖イグナチオ学院の十字架の道行

きょうは金曜日。らいしゅうは復活祭がやってくる聖週間。らいしゅうの金曜日は、「聖金曜日、キリスト受難の祭日」。東ティモールは人口の99％がカトリックのキリスト教国。なので学校はらいしゅうは水曜日から日曜日までお休み。聖木曜日、聖金曜日、聖土曜日、そして復活祭の日曜日は、みなまいにち教会へでかけます。聖金曜日は「受難の主日」といわれ、イエス・キリストの十字架上での死を記念する日です。　↑　らいしゅうの金曜日は学校は休みになっているので、きょうの午後聖イグナチオ学院の「十字架の道行」の儀式がおこなわれました　東ティモールでは教会ごとに、この信心業をらいしゅうの金曜日に盛大におこないます

2024/03/22
往復270Km、すべて下道のバイク出張を敢行

けさ午前3時すぎに起床・4時出発で、マリアナの町へ日帰りででかけました。きょうは聖香油ミサ。とくに神父さんたちのためのミサでもあり、ミサ中に司祭職更新の宣言があります。また、カトリック教会の儀式で使う油を司教様が祝別します。　↑　ミサ後　あかい鮮やかな制服を着ているのは「Colegio de Maliana」（コレジオ・マリアナ）の生徒たちです。わたしの左隣はジェッカ神父さん　ローマで教会法を勉強し、現在は教区教会裁判所長です　わたしの右はセバスチャン神父さん　スワイの町の教会の主任司祭です　スワイの聖堂は政府が建設した、驚くほどの大聖堂です　以前の古い教会の中で、1999年9月、199人がインドネシア兵かインドネシア支持派によって虐殺されました　そのなかにインドネシア人のイエズス会のデワント神父さんもいて、みなと一緒に亡くなられました　セバスチャン曰く「この生徒たちは小神学生だけれども、何人かは神父になれるだろう」といっていました　コレジオ・マリアナ高校はポルトガル植民地時代から続く有名校でかつては土地の有力者の子弟が通う学校でした　現在メインのメインは小神学校（大神学校の準備過程）ですが、男女共学です　だからセバスチャン神父さんが、「この中の何人かしか神父になれない」といっているのです　↑　マリアナへの道　片道135Km　きょうは早朝4時出発日帰りを敢行しましたが、還暦を過ぎたわたしにはたいへん堪えました　途中で眠たくなってしまうのです　おまけに雨期で、雨が降ってきたりして、バイクででかけていたのマリアナの町の入口でころんでしまいました　朝6時半ぐらいまで暗いので、道をよく見ないといけません　東ティモールでは「いってらっしゃい」のことを"Haree dalan"（道を、注意してみてね）といいます

2024/03/21
雨の日の昼休みの図書館

そとは雨がザーザー降っています。きょうの昼休みは大入りではありませんでしたが、その方が図書館に来たい生徒たちだけが目的をもっていぇってくるので、静かです。それでも、本の帯出・返却は途切れずに続きます。　↑　まだ試験期間中ではありませんが、図書館マニアはやってきてここで勉強をします　↑　入れ替わり立ちかわり、生徒たちがやってきて本を返却して、つぎん本を借りてゆきます　とうしょの予定では4月の第一週にインドネシア領西ティモールのクパンの街へ新しい本を買いにゆく２泊３日の海外出張の予定でしたがイスラム教のラマダンの季節とかさなっているので、本の買い出しは１か月間遅らせることにしました　生徒たちが寄っている本棚は、インドネシア語の小説コーナーです

2024/03/20
よかった、再会できて、の巻き

きょねん東ティモールに唯一あったポルトガル語の本屋さんが閉店しました、とおもっていたところ、じつは閉店していませんでした。転居、再開されていました。わたしが東ティモールについてから13年間の取引がありました。ポルトガル語の本はこの書店だけでしたが、店主いわく「まったく、売れない」「13年前の方が、もっと売れていた」そうです。東ティモールは自動車が増え、交通渋滞もはじまりましたが、文化的素養には関心がありません。　↑　店主のマリアさん　東ティモールの独立運動に関わり当地にやってきて、そのまま住み着いてしまったそうです　きょねん閉店するということで、最後に残った本や文房具を聖イグナチオ学院に寄付してくれました　しかし、東ティモールにあるお店の敷地などを処分するとお金の余りがあったそうです　そしていまは、ポルトガル語学校の先生をしていて、片手間にShopを経営しているそうです　本屋さんは6畳間程度ですが、この人がいれば注文してポルトガルから本を取り寄せてもらうことができます　きょうはさっそく、本をたくさん注文してきました　届くまで、半年ぐらいかかります　↑　きょうの夕暮れ、わたしが住んでいる集落の景色です

2024/03/18
きちんとした朝食からスタートする、日曜日

日曜日定番のソーセージ朝定食、中学生のときの同級生にもらったインスタント味噌汁付。一日しっかり過ごすためには、しっかりとした朝ごはんがひつようです。　↑　いぜんばサンドウィッチなどを作っていましたが、買い物担当者がかわると購買する食品もかわります　↑　食品購買担当者はスイカを買っている、カリスト神父さん　カリスト神父さんは学校では校長先生でわたしは事務長　家ではわたしが院長で彼が副院長　副院長の主な仕事の1つは修道院全体の買い物　まいにちバイクで市場まで買い物にでかけています　学校では校長、家では買い物で激務です　要は年取ったわたしは、椅子に座って口先だけで「ああだ、こうだ、こうしろ、ああしろ」という仕事です　たとえば、「甘いスイカを買ってよ」「このスイカ、甘いの？」と口をはさみます　小ぶりなスイカ、４つで４米ドル（1500円）　このお店、スイカだけしか売っていないスイカやさん　↑　つぎはジュースをかっています　これも1本200円　東ティモールは、開発途上国なので物価が高いです　インドネシアやフィリピンにゆくと物価が安いと感じます　東ティモールの通貨は米ドルなので、インドネシアやフィリピンからの海外労働者がやってきます　↑　きょうは一日本を読んで、そうこうするうちに夕暮れになりました

2024/03/17
図書館、土曜・蚤の市だょ！

きょねん、前校長のイザイヤス神父さんがシスターたちの修道院から要らなくたったポルトガル語の本をたくさんもらいました。もちろん、そのなかから良い本はわたしが選んで図書館にいれました。しかし、もともとはシスターたちが要らなかった本。わたしも要らない本がたくさんありました。それら、図書館にも入れられない本は焼却処分しようかとおもいましたが、きょうの恒例土曜・全校ミサのあとに、「要らないポルトガル語の本があるので、ほしいひとは図書館にきてもっていっていいです」お知らせしました。　↑　昼休みになるとたくさんの生徒たちがやってきて、よろこんでほんをもらって帰りました　シスターたち、ありがとうございます

2024/03/16
とつぜんの現金のご寄付、ありがとうございます

東ティモールの聖イグナチオ学院では7時間目がおわると、静かなBGMが流れてきて15分間のExamen Consciencia（良心究明）の時間がはじまります。生徒たちは教室で席に着き、静かに一日の言動を振り返ります。わたしも図書館の仕事場で静かにしていましたが、寝落ちしてしまいました。だれかが、ツンツンと肩を突きます。起きるとジル教頭先生が、「オーストラリア人のお客さんが寄付をしたい」といっているといいました。「わたしは現金は扱えないので、会計主任のURA先生を呼びにきました。良心究明ちゅうで申し訳ありません」「いや～、寝てしまっていました」　仕事場をでると横の教室で職員会議をしていました　「あちゃ～」とおもいました　↑　わたしの左側の女性がご寄付をくださいました　オーストラリアの歯科医さんだそうで、「子どもがイエズス会の高校に通っている」というと、一番左側の女性（卒業生のお母さん）が「わたしの子どももイエズス会の学校を卒業した」と答えると、「見にゆきたい」ということになったそうです　わたしの右側が、ジル教頭先生　ありがとうございました

2024/03/14
中学1年生のウルメラ・プロジェクトもはじめました

ことしの１月に聖イグナチオ学院に入学した、ウルメラ村の生徒たちをあつめた補習授業がはじまりました。週４回、１回60～70分、数学とポルトガル語の補習を受けます。ウルメラ村の生徒たちが定期考査でよい点を取って、進級できるように授業の復讐をしています。　↑　ことしのウルメラ村からの入学者は17名　中1の14%にあたります　しかし、奨学金受給者は例年よりも減り、次第に学費を自分で払って聖イグナチオ学院に入学したいという家庭が増えてきたようです　↑　数学の授業　先生はウルメラ村で生まれ育った住人のフランシスコ先生　教育学で低学力の生徒が他の生徒の学力に追いつくためには2年間の支援が必要だといわれています　ウルメラ・プロジェクトは小学校6年生のときと、中学1年生のときに、補習をして学力の底上げを図ります　そうすると、中2からその生徒が勉強したいとおもえばなんとか他の生徒と一緒に勉強できるようになります

2024/03/13
局地的大雨の水害復旧

ちょうど2カ月ほどまえの１月上旬、聖イグナチオ学院があるウルメラ村で局地的大雨がありました。学校を囲む塀が、大水で倒れてしまいました。２カ月たったいまも、復旧作業が続いています。　↑　中学棟、中１、中２、中３のすべての教室への通電が不安定になりました　きのうは、配線ボックスをあけて応急作業をしました　↑　きょうは電気設備会社を呼んで、根本的原因の究明作業　ポルトガル人とオーストラリア人が設計した校舎は「まるでポルトガルの学校みたいできれい」といわれますが、現地の気候やメンテナンス技術は全く無視　電気設備と水で困っています　電気配線と水道、下水はすべて地中にあり、こんかいの大雨で地中に埋設された電気配線が水没　結局、中学棟の配線設備を屋根に移設することになりました　↑　保険会社の人が調査にやってきました　不幸中の幸いは、聖イグナチオ学院は建物保険に加入していたことです　だけれども自然災害なのでどれほを保険金が支払われるかわかりません　また、水害の原因が隣接するコンテナ置き場の造成にあるとおもわれているので、これも保険金支払いに影響を与えるとおもいます

2024/03/12
電気湯沸かし器のお買い物

東日本大震災で犠牲になられた方々のご冥福を心からお祈りいたします。月曜日は、学校のお買い物日。2時に学校をでて、修道院に戻ったのは午後７時。いろんなお店にでかけますが、教科書の印刷の見積もりをとったり、大工さんのところにいって滞っていた支払いを済ませたり。　↑　きょうの買い物の１つは、電気湯沸かし器の購入　職員休憩室でお湯を使いたい先生たちのために、試しに買ってみることにしました　電気式給湯器はありますが、能力が弱くお湯が不足吟味な感じがしています　好評だと、もう一つ買い足すつもりです　当地では品質保証などないので、買うときにお客さんの前で製品がきちんと機能するか実演してみせます　水を入れて、コンセントを差し込み、沸騰するとスイッチが「カチィ」といって自動的に切れるか、確かめてみます　不正検査はありませんが、それでも数日後「使えなくなること」があります

2024/03/11
空港で

きょうわたしたちの修道院に住んでいた神学生の一人が、神学の勉強をはじめるためにスペインへ出発しました。まずそのまえに、ジャカルタにゆきスペイン大使館で学生ビザの発給を受け、2週間待ってマドリードにゆきます。　↑　見送ると、彼女が先生と声をかけてきました　聖イグナチオ学院2期生のロジ　おなじく聖イグナチオ学院の卒業生が大学から日本に派遣されることになったので見送りにきたとのこと　ここは東ティモールの首都ディリのニコラウ・ロバート国際空港です

2024/03/10
雨期の空模様

東ティモールは、いまは雨期。雨季といっても、毎日ザーザーと雨が降るわけではありません。数日に一度、雨が短時間振降ります。それでも、一日中曇り空の日もあれば、一日中よく晴れた日もあります。　↑　きょうは一日中、どんよりとした空模様　雨が降ったり、やんだりと、断続的に停電と通電が繰り返されました　お昼過ぎ、学校帰りに撮った写真です

2024/03/09
中2、１学期の数学の授業はどう？

きょうの午後７時間目の授業。中２Aを覗いてみました。生徒たちは、静かに授業を受けていました。聖イグナチオ学院は、40人学級です。開校まえは30人学級を計画していましたが、どうしても経営上それではなりたたないだろうということで、40人学級になりました。　↑　ジョセフィーノ先生の中21学期のきょうの数学の授業　↑　一番まえの席に座っている生徒のノートを覗いてみると、「数学マニアか！」とおもいました　↑　すると、ほんとうの「ノートはこっち」といってべつのページをひらきました　↑　六甲学院のメルシュさん机　東ティモールにやってきて12年目も活躍しています

2024/03/08
いつもの買い出しがはじまりました

東ティモールの聖イグナチオ学院では学校所在地の村の貧しい家庭からの生徒たちを受け入れていますが、中学1年生になってからもう１年間数学とポルトガル語の補習をします。全校生徒は午後４時前に下校しますが、ウルメラ村の中学１年制だけはもう１時間補習が週４日あります。　↑　午後４時からの補習を受けるにはお腹が空いているので、駄菓子を準備します　その買い出しはわたしの仕事　先日ディリにでかけた折に、お店によって買い物をしました　小売店ではなく、卸売りをする店にでかけます　箱売りが原則です

2024/03/07
ウルメラ・プロジェクトの分級授業

ウルメラ・プロジェクトには、ことしはボランティアの先生がいます。昨年卒業した生徒で、ぜひ手伝いたいということなので、お願いしています。でも、もうすぐ大学の授業がはじまるので、そのときには続けられるかどうかわかりません。　↑　２つのグループに分けて、授業をしています　成績べつのクラス分けなのか、ただ単に2つに分けているだけなのか、わたしにはわかりません　去年の授業と比べて、ことしはいきなり3桁の足し算から授業がはじまっています　いぜんは一桁どうしの足し算からはじめていました　3桁のたしざんでも、原理は一桁どうしの足し算なので、3桁からはじめてもおなじなのかもしれません　「繰り上がり」を理解しなければなりませんが

2024/03/06
海沿いの集落に住んでいます

きょうは1学期がはじまってはじめて、夕方6時まで学校で過ごしました。午後６時過ぎまで学校でなにか仕事ができる日は、平穏な一日なのです。ということは新学期がはじまった１月上旬からきのうまでは、なんやかんやで学校に夕方おそくまで居ることができなかったのです。家にもコンピューターがあって、そのコンピュータをつかわなければならない仕事があって退勤時刻とともに学校をでたり、ディリにでかけたりと。あしたからも、平穏な毎日が続くけばよいのですが。　↑　あさの出勤時　漁師さんたちが浜辺にかえってきました　↑　きょうの帰り道、夕方になると暑さも緩み、ほっと一息つけます　退勤時刻は午後４時　この時刻に歩いて家までかえってくると、まだまだ南洋の太陽がキラギラしています　マングローブの浜辺でこどもたちが遊んでいます　ヤギもやってきました

2024/03/05
けっこう濃いい、リキサの町の市場

きのうのブログで、ベテラヌス・故マルエルの苦い花まきのようすをお伝えしました。墓地はリキサの町にあるので、帰りに町の市場によってみました。　↑　これが、リキサの町の中央市場　町といっても人びとはVilla(village)、村といっています　地元の市場ながら、けっこう濃いい市場です　↑　おいしそうな完熟トマト　↑　市場の写真を撮っていると向こうから、「俺たちの写真も撮れょ～」と呼びかけてきます　近寄ってゆくと喜んで、「なにお前、テトゥン語しゃべってんだよ！」「おまえ、中国人か？」ときいてきます　リキサの町でも中国人経営の小商店がふえてきました　ちなみに昨年の聖イグナチオ学院卒業生で成績1番だったのは、リキサの町に住む中国人家族の息子、ウエリー君でした　「ポルトガル語を話す、不思議な中国人だ」といっている人がいましたが、だからこそ成績１番がとれたのです　↑　すると、「お前も写真にはいれよな」ということになり、一緒に記念写真

2024/03/04
きょうも弔事

きょうは2週間まえのブログでお伝えした、ベテラヌス（独立戦争で活躍した退役軍人）のKri Funan（花まき）の儀式。亡くなられて日がたっていない花まきは「苦い花まき」といわれ、まだ悲しみがいえていない家族たちがあつまります。　↑　個人、マヌエル・ソアーレスは有名なベテラヌスだったので、リキサの町の英雄墓地に政府の手によって埋葬されました　きょうはそのお墓に家族たちがやってきて花びらをまいて、ローソクをともします　↑　わたしの役目は、儀式の中でお祈りをすること　かなしくてもやはり、記念写真がありました　↑　墓地からでるとウルメラ村の若者がやってきて、「しゃしん、しゃしん」　聖イグナチオ学院の卒業生もいますし、入学試験不合格者もいますし、村の公立中学校出身者もいて、混ざっていますが、おなじ村の若者たちです　東ティモールではお葬式でも礼服なんて、要りません　一緒に集まることが肝心です

2024/03/03
テヌコ先生の家のお葬式

ことし勤続10年をむかえる、テヌコ先生のお父様が亡くなりました。きょうは、埋葬式。東ティモールでは、ほんらいお葬式は自分たちでやって、アニミズムの霊媒師が埋葬式をしていました。しかし、カトリック教会の神父さんにきてもらえるときには、カトリック式に葬儀・埋葬式をします。それでもおおくの場合、葬儀ミサはありません。リキサ小教区は教会所属の信徒が、４万人位いるので神父さんの手が回りません。　↑　テヌコ先生は聖イグナチオ学院の先生なので校長とわたしがでかけましたが、葬儀ミサはなく、伝統的な故人の祝別とお墓の祝別だけの葬儀でした　棺が家の中から運びだされて、さいごのお別れがはじまるところ　司式は校長先生のカリスト神父さん　↑　墓地は家のすぐ裏手　埋葬がおわると花びらを撒きろうそくをともします　↑　そして、食事が準備されています　小さな魚はリキサの海で獲れます　トビウオのようで、ヒレが大きいです　↑　となりに男の子たちがやってきてすわって、いっしょにたべはじめました　↑　調理場を覗きにゆくと、Foto、Fotoといわれ、記念写真をとりました　大勢集まってきて、お葬式なのに大笑い　「みんな、写真が大好きなので」といっていました

2024/03/02
男子生徒も本を借りにくるようになった、図書館

聖イグナチオ学院の図書館では、男子生徒はあまり本をかりてゆきませんでした。男子生徒も来館しますが、もっぱらコンピューターやインターネットコーナーにゆきます。しかしさいきん異変がおこり、ボツボツと男子が本をかりてゆきはじめました。　↑　左の男子は「ちりもつもれば、山となる」と書いてある「ゼロからの日本語」　右の男子はIELTSという英語圏の大学入試に必要な英語検定の受験本　2人とも中3ですが、向学心があります　↑　この男子は、ハリーポッターのインドネシア語訳版　この本はたくさんの生徒が借りてゆきます　↑　こちらも中3、三人組　みなインドネシア語の小説を手にしています　だいたいまいにち1時間、図書館の貸出カウンターに座っていますが、こんなかんじて途切れることなく生徒たちがやってきます　わたしの子どもの頃はまだ「貸本屋」があって1冊50円で借りていましたが、聖イグナチオ学院の図書館はそんな感覚なのでしょうか

2024/03/01

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