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カテゴリ:SF物語
総アクセス数:
135054 アクセス (平均 78 アクセス/日) 発 / rainbowmask。 宛 / 想科良次さん。 久しぶりに書かせていただいた「懐かし掲示板」に、歳月を経ても必ずていねいで上品なレスを下さって、本当にありがとうございます。 さて、今回、このブログ上に、自らに課した規則を、少し破るご無礼をお許し下さい。 言い訳となりますが。「懐かし掲示板」につづったことに関して、想科良次さんのあとに、何とあの大陸に活躍する映像作家のshunさんが、私のホーネットの名をお書きになって、共感的なコメントを寄せて下さっていて、とてもうれしい思いだったからです。 「本文」 ![]() (平均 78 アクセス/日) さて、今回も1/6タイムマシン部分模型細部の製作に没頭していて、SF物語は全く書けなかった。また、書けばアクセスは時に急増するが、元々平均80だったのが、一婦人と訣別以来、漸減してこのざまだ。 何より、前日づけの第二日記にあるように、かなり気落ちすることがあった。 もっとも、私はトーカイの仲間募集欄への投稿は、毎年行なっているから、少々のトラブルや物別れの話は、決して後味がいいものではないが慣れっこだ。 所帯を立派に持っている人には無縁のことだが、これでも私は独居生活を憂慮して、投稿を行なっている。 パターンは二つある。周知のことと察するが、自ら名乗り出てメールを待つやりかた。もう一つは、既に投稿された文面から女子にメールを送るやり方。 今年が2008年、平成20年だから、もう六回投稿している。楽天ブログ開設以前既に始めているから、都合十回近くになる。うまくいったことは一度も無い。 画像が遠ざかった。再び掲載する。 ![]() 上掲画像は、1/6タイムマシン模型の屋根のハッチの一部である。目下のところ、手を休めてこうして駄文をつづっているわけだが、ハッチの取っ手を作りかけており、接着剤が乾くのを待っているところだ。さて。 ・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・ ま、いささか殺風景だから、田所先生を呼んでみるか。 私「レトロ調でジリジリジリジリジリジリジリ・・・あ、間違った。これは学校の終業ベルだ。ジリリーン、ジリリーン、リーン、リンリンランランりゅうえん。またオヤジギャグか」 田所「ふあーい、田所ですが、失礼ですが、ふあーい、どちら様ですか ? ・・・・・ムフフフフフッ ! 気づかぬとでも思ったかバカめ。何だ、今夜は物語は書かぬと聞いていたはずだが・・」 私「おや、お前でも寝てることあるんだ」 田所「何を言ってるんだ、俺だって生身の人間だぞ、お前こそ、金曜は出かける仕事ではなかったのか・・」 私「それなんだ、いささか不気味なのは」 田所「なにい、不気味い ? ああそうか。またお前の好きな創作怪奇談か」 私「どう取ろうともかまわねえけどよお。俺のほとんど沈黙した携帯電話が立て続けに数回鳴った・・・とでも想像してくれ。すべてメールだが」 田所「ほお。それで」 私「あのさ、田所、まことに済まねえけどよ、この電話さ、お前の例の・・」 田所「量子通信機だな。わかった。よしいいぞ」 私「え、もう準備出来たのか ! 」 田所「光速で電波が飛ぶし、妨害電波が入らない量子スピンをかけた通信方式だから心配ない」 私「一件は去年、危ない容態だったが、残りは皆、金曜夕刻に突然連絡が届いた。・・・・・こんな偶然が重なると、さすがに恐ろしい。金曜はヒマになっちまった。ただ・・・」 田所「どうした ? 」 私「その中の残りの一件だけ、俺は覚えのない家(うち)だった」 田所「村松、最近物忘れが・・」 私「仮にもわずかな仕事だぜ。名前を大石としよう」 田所「忠臣蔵みたいで不気味さがないな」 私「じゃあ民谷(たみや)とする。これなあ、メールだからまだ良かったけどな、『民谷。ノンタイトル。今夜は顔がほてって、熱っぽいので、お休みさせて下さい。次回、お願いします。』・・・・・・・・・・」 田所「おい、どうした ? 」 私「イタズラなら削除で済むよ。だがな、削除してもまたしばらくすると着信音が鳴るんだ」 田所「しつこいイタズラだな。電源でも切ったか」 私「田所。俺は『着信アリ』なんてのはヘタで何も恐ろしくない。けどよ、このメールは、届くたびに、送信者が変わるんだ」 田所「ほお、手がこんだイタズラだ」 私「お前、いい加減、一緒になって怖がってくれよ。俺独りじゃ、薄気味悪くてよぉ」 田所「送信者はどうした」 私「さっき言ったように初めは『民谷』だった。けどな、次は『四谷左門』だよ」 田所「バカな ! 」 私「バカなって ! よし、転送するぞ」 田所「あ、いい、いい。いらない」 私「だって頭っからバカにして信じないからだよ。いくぞ ! 」 田所「ああ、信じる信じる。だから、話の続きをしてくれ」 私「田所・・・お前、妙だな。何かあったか ? 」 田所「実はちょっとしたイタズラをしてしまってな。ここにお岩様がいる」 私「ええーッ ! お岩様ったって、どういうことだよ」 田所「村松殿でしたか。・・・なんの罪咎(とが)あって、このようなむごいめに・・・」 ![]() 私「いいーッ、な、なんだ今の女の声は・・・・・・ナムアミダブ、ナムアミダブ ! 」 田所「どうだ村松。新東宝映画の相馬千恵子のお岩様の声に似ていたか ! ハハハ」 私「お前、また何か作ったな」 田所「そうだ。人の音声を作って、その声で自由な会話を出来る機械だ。で、ついでに」 私「ついでに何だ」 田所「量子通信機を使って、お岩様の名前で、さっきからお前の携帯電話に・・」 私「バカヤロウっ ! お前のしわざだったか。一体何の恨みがあって、そんなことをした ! 」 田所「あらゆる古代動物の声を作っているのだ。許せ」 私「むむむ、仕方ない。でも、よりによってお岩様でやるこたあ、ねえだろ」 田所「村松、お岩様、好きだろ ? 」 私「好きなわけねえだろ」 田所「ではお岩様を嫌って、忌み嫌っているか ? 」 私「忌み嫌ったりなんかしたら、おっかねえよ」 田所「では好きなのだな」 私「わあかったよ。もう機嫌は直したから、これ以上おどかさねえでくれ」 田所「では失敬 ! 」 何が失敬だ。ホントに驚いた。そうか、最後のしつこいメールは送信者『岩』『岩』・・・と恐ろしいほど続いたが、やれやれ疲れた。 ・・・・・・・・・・・・・・・・・・ お気に入りの記事を「いいね!」で応援しよう
最終更新日
2008.01.12 04:43:31
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