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恐竜境に果てぬ第1章第3節その1


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2012.09.09
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カテゴリ:雑記・会話
村松「それでは『シーベルト』の講義をお願いします、なんちゃって。一気に教わったけど、何しろ字数制限でね」
夕子「ふふ、いかにもわざとらしいわね」
村松「そう。シーベルトはたとえば人体が受ける放射線の量を表わす単位って、ひとことで終わってたものね。ハハ。だけど一晩で済んだ会話をいかにも二回に分けたことがバレバレってわかる脚色も面白い」

夕子「そう。・・・でもここまで理解出来たら、定義そのものについては知識になったも同然なのよねぇ。脚色会話、どう続ける ? 」
村松「じゃあ、テレビほかのマスコミが人心の不安をあおるデマの情報を流している話を数値がらみで。要するに実例を挙げてみてよ」
夕子「いいわ。ホント、これはね、敗戦から70年近く続く日本人の核アレルギーをあおり続けている何者かの策略ね」

村松「ズバリ問いかけますが、20mSv(ミリシーベルト)ってのは ? 」
夕子「これはウィキペディアは、奥歯にもののはさまった言い方か、検索によっては、チェルノブイリを超えるなんて恐ろしいウソ書いてあるから信用できないわ。福島の放射線被曝の上限が、その後どうなったかわからないけど、当初決定のままだと、今あなたの言った20mSvね。しかも年間の量よ。蓄積で放射線量を考えてはいけないのよ。一定時間内にどれだけ浴びたら危険かで判断すべきね」

村松「結論は20mSv / 年は、問題無しってことだね」
夕子「あなた、タバコの吸いすぎで心配になってCTスキャンやったことあるでしょ。15分くらいかかるわよね。で、その時あなたは約7mSvに被曝してるのよ。検査内容によっては、一回で数10mSvになることもあるけど、その結果、異常無しって診断受けた患者は、健康と知らされてホッとして帰るんじゃないかしら。それとも同時に数10mSvに被曝したから、改めて不安になるって言うの ? バカバカしい ! 」

村松「反原発分子共の運動に勢いをつける風潮があるな」
夕子「世界的に研究が進めばこれから限界量は数値が上がるわよ。もっと高くても大丈夫ってね。今は国際基準でも20から100mSvだと思ったけど、日本は、って言うより今の政権は、一番下の数値をとったでしょ。ここまで来ると、反論するのもカッタルいわね」

村松「だけど、ひどいのになると、放射線は限りなくゼロに近いことが望ましいなんて言う学者もいるだろ。やっぱり広島・長崎の原爆投下以後ずっと間違った研究結果が使われて来たんじゃないだろうかね」
夕子「ええ、そうよ。あたしも名前は忘れたけど、昭和21年に『放射線はとにかく危険である』って研究結果を公表した学者がいて、その説が何十年も世界の主流だったのよ。この人、ノーベル賞もらってるくらいだから・・・」

村松「じゃあ、流れが変わったのはどんなことからなの ? 」
夕子「全く皮肉な話だと思うけど、アメリカのトーマス・ラッキーって学者、えーと、生化学だったかな、その人がね、アポロ計画に携わって、11から17号までの宇宙飛行士の健康調査みたいなことやったの。追跡調査ね」
村松「ラッキー博士のおかげで、新しい放射線研究の道がひらけた。こりゃラッキー ! ・・・・・続きをどうぞ」

サターン5型ロケット.jpg
アポロ宇宙船を搭載したサターン5型ロケット。全長110m余りの三段式巨人ロケットで、当時かなり精巧なプラモデルも発売された。

夕子「くだいて言うとね、宇宙へ行って帰って来た人々は皆、体調良好になってたのよ。こないだ亡くなったアポロ11号のアームストロング船長も、80代の高齢だったし、だいたいみんな宇宙へ行って物凄い放射線を浴びたのに、健康なのよ。宇宙空間では地上の数百倍の放射線を受けるのよ。今騒いでいる日本人が聞いたら、・・・ムダね、多分無関心でしょ。でも海外旅行によく出かける人たちは、地上の何倍もの放射線浴びてるのよ。福島、福島って、ウルサイのよ。あなただって、福島行ったでしょ ? 」

村松「おっと ! 急に俺に攻撃目標かえたかと思った。東北旅行で福島ハズシたら、つまらなくなるよ。もっと言うと山形の立石寺(りっしゃくじ)つまり山寺。
『閑かさや 岩にしみいる 蝉の声』。あ、そうだ。お袋は親父とドライブ旅行で東北行ってるけど、足を痛めてて、立石寺のぼれなかったんだ」

夕子「もう一つ思い切って言うわね。あたしたち成人は、人体に三千から五千ベクレルの放射能があるのよ」
村松「おおっ ! って言うか、ううむって言うか・・・。あの、今さらながら、また同じ質問になるけど、『放射能』は物質でなくて単位って教わったけど、今の説明だと、人体に数千ベクレルの放射能が存在するって聞こえるんだけど・・」

夕子「じゃあ、言い方かえるね。毎秒数千個の原子核崩壊が起きて、放射線も放出し続けてるってこと。それが数千ベクレルの放射線放出能力つまり数千ベクレルの放射能。ついでに、これを人体が受けた場合の放射線量が『Sv(シーベルト)』で表わされる被曝量」
村松「さすが ! ひとことに説明したね。でもどうして俺たちの人体が放射能を持っているというか放出しているの ? 」

夕子「少し飛躍した話になるのかも知れないけど、あたしたちが地球に誕生した根本原因は、核融合によって放射線を50億年ものあいだ出し続けて来た太陽にあるわけでしょ。それで、内惑星つまり地峡(誤字訂正 / 地峡→地球)より太陽に近い水星と金星は放射線量や太陽からの熱などが強すぎて生命が育たず、地球より遠い火星ほかの星は量が不足してやっぱり生命が育たなかった。地球は適切な距離だからってこと」

村松「そうか。太陽からの適度な熱も必要だけど、放射線の恩恵も受けてるわけか」
夕子「こじつけには聞こえないでしょ ? 」
村松「ラッキー博士の研究はどうなった ? 」

夕子「地上の1万倍までの放射線が身体に良いって凄い結論出したのよ」
村松「うえ、凄い ! 」
夕子「で、これに日本の学者が興味をひかれて、マウスでさらに実験した結果、いい ? 今度は100から500mSv(ミリシーベルト) / 時で放射線を当てたマウスが、たとえば体の調子が良くなかったものまでが元気になったの。くどいけど毎時100から500なのよ」

村松「核武装している欧米で、むしろ放射線を冷静に見る風潮が進んでいるとは、皮肉だけど・・・。原爆投下された当の日本がこのていたらくか」
夕子「ホント、皮肉ね。だって日本の国旗は日の丸を大きくデザインしたものでしょ。あれはつまり太陽でしょ」
村松「お、うまいこと言うね」

夕子「とにかく、生体に適度の放射線は必要なのよ。それを限りなくゼロにすべきだなんてまだ言ってる学者だらけでしょ。それと、数値は忘れたけど、昆布はたくさんの放射能があるし、納豆もそうよ。断わっておくけど、福島原発近くでとれたものじゃないのよ。食品には必ずカリウム40っていう元素が含まれているんだから、必要に決まってるでしょ。もしゼロにしたら、身体が弱っていずれ死ぬわよ」

村松「適量の放射線は、DNA損傷の修復の触媒になってるって説は、遅かれ早かれ定説になるな。亜鉛なんかに過酸化水素を加えて酸素を発生させる時に、二酸化マンガンが触媒として機能するっての連想しちゃった。ちょっと違うか」
夕子「中学の理科で教わったわね。えーと・・・あの、気に障ったら悪いけど・・・」
村松「ん ? 何 ? 」
夕子「放射線の新しい考え方の話に一段落ついたら、その次、何んかある ? 」

村松「あ、身体のこと心配だったら、いつでも電話切って」
夕子「メニエールだったら、もう余り気を使わないで。万一調子が悪くなっても、軽くなったし、薬が効くから大丈夫よ。あなたこそ、お母さんのショート・ステイに行ってるあいだに、今までよりひどいめまいが出たでしょ」

村松「おお、そうだ ! 本物の日記帳に書いたんだけど・・・ちょっと待って。・・・あった、今年の4月12日だ。ん ? 今思い出した。去年の全く同じ日に、お袋か階段から落ちたんだった・・・。ちょうど一年前だな」
夕子「だけど、あなたの凄いのは必ず目の回るのをとめて、お母さんのところへ面会に行ったこと。いくら使命感って言っても、しかもバイクで出るなんて、たいした精神力よ」

村松「かたじけない。でも俺のは軽いとばかり思ってたけど、こないだのはキツかったな。軽い吐き気も出たし、とにかく回転方向と逆に視線を送る荒療治が効かなくなったって思ったものな」
夕子「一度薬で眠って起きてもまだダメだったでしょ。最後はどうやってとめたの ? 」

村松「視線を逆方向に送る荒療治は続けたけど、もう午後2時を過ぎてて、3時ごろには出たはずだから、数十分の闘いかな。ちょっと日記見るね。思い切って着替えして椅子に腰掛けたら教室の景色が止まりつつあるように感じたんだ。ところがまた仰向けになったら、回転し出してる。また荒療治やってるけど、いくらか回転がとまったように思ったとこで、出発の決心したって書いてある」
夕子「たとえ軽いと言っても、景色の回転って症状は同じよ。あなた、精神力、いざという時は強いんだ。お母さんの夕食介助して、ちゃんと帰宅したわよね」

村松「うん。でもその夜は食欲ないから、パンを幾つか食べただけ」
夕子「それで翌日も ? 」
村松「うん、次の日は回復してて、行ったよ」
夕子「すると、最近では何年ぶりくらい ? 」

村松「2009年8月に出て以来だから、2年8ヶ月ぶりか」
夕子「それが過ぎると全く大丈夫 ? 」
村松「いや、何かのひょうしに、一瞬フラっと身体がゆれる感じがするのはほとんど毎日」
夕子「じゃ、あたしより大変ね。あたしは毎日ってほどじゃないわ。でも、時々そういうふらつきが出ることはあるわ」

村松「おい、もう今夜はよそうよ。お前さんはきちんと仕事してる身だ」
夕子「大丈夫だって。さあ、続けましょ」
村松「然らば、かたじけなく受け取り申して、『パスカル』という単位」
夕子「疑問符が発せられてないようだけど、それが質問とみていいの ? 」
村松「御意(ぎょい)」

夕子「ならば余が・・なんちゃって、あたしが独断でパスカルの話するわね。
あなた、MKS単位系とニュートンの運動方程式知ってるわね」
村松「御意」
夕子「いやねぇ、かぶれちゃって。あの、1パスカルは1平方メートル当たり、1ニュートンの力がかかる圧力って定義なの」

村松「・・・・・ ? 」
夕子「何かひっかかった ? 」
村松「頭の中で糸がひっかかってる。車で加速してもいないのに何んで加速度がかかわるのか、わかんない」
夕子「あの、変な意味じゃなくて、少し質問を具体的にしてくれる ? 」
 
村松「あ、そうだ。お袋に関係したことはなるべく話題にしないようにしてるんだけど、ここは仕方ない。特養の玄関近くにスプリンクラーの『送水口』ってのがあって、圧力数値が0.7から1.0 MPa(メガパスカル)なんだ。これはどれくらいの圧力なの ? 」
夕子「あら、ちょうどいい質問が出たところで、そろそろ字数危ないんじゃない ? 」
村松「あ、ホントだ ! また続編だね。ううむ、残念」
―続きます―







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最終更新日  2012.09.10 23:42:22
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